お腹に赤ちゃんがいる際に結婚式の招待状を受け取ったら、どのような返信をしたら良いか迷いますよね。
妊娠中は体調の変化もあり、出席するかどうかを判断するのも難しいところ。
お祝いにかけつけたい気持ちとお腹の赤ちゃんを守る気持ちと、どちらも大切にしながら結婚式の参列を決めたいですよね。
「妊娠中でも結婚式に参列していいの?」
「返信はがきで、妊婦と伝える時の書き方は?」
「妊婦が結婚式に参列する際の注意点を知りたい」
本記事では、妊婦さんが結婚式にお呼ばれした際に出欠を判断するためのヒントや返信はがきの例文をご紹介しています。
妊娠中に結婚式に出席する際の注意点などもまとめていますので、後悔のない選択ができるといいですね。
妊娠中でも出席していい?
お腹に赤ちゃんがいるときに結婚式に出席するかどうかの判断方法をご紹介します。
基本的には、妊婦さんが結婚式に参列することは問題ありません。
ただし妊娠中の体調は個人差が大きいので、よく検討して無理のない判断をしましょう。
お呼ばれ当日の妊娠周期に合わせて考える
お呼ばれした結婚式が妊娠周期のどのタイミングに当たるかによって、出欠を判断しましょう。
妊娠期間は十月十日と言われ約280日の期間があるため、周期によって体調も変化します。
大きく分けると妊娠初期・中期・後期の3つで、時期により対応も異なるでしょう。
妊娠初期はつわりがある場合もあり、体調が安定しない方が多いので、結婚式参列には不安があるかもしれません。
妊娠中期は体調が比較的安定しやすく、結婚式にも出席しやすい時期です。
妊娠後期は出産に近くなってくるので、出産予定日までの日数や体調を考えて検討しましょう。
医師と相談する
主治医の先生に相談した上で、出欠を決めるのが1番重要なポイント。
妊娠期の情報はたくさんありますが、個人差も大きいのでかかりつけの医師による助言が最も信頼できるでしょう。
参列する時期や結婚式場の場所・交通手段をまとめた上で、妊婦健診の際に相談してください。
特に出産が近くなって飛行機に乗るには、医師の診断書の提出が必要な場合もあります。
妊娠の周期によるリスクや、出席する際の注意点などを主治医によく確認して検討しましょう。
【妊婦さんが飛行機に搭乗する際に診断書が必要なケースについて】
シチュエーションで判断する
お呼ばれした結婚式のシチュエーションも出欠を判断する大切な要素です。
出来るだけ安心して結婚式に参列できるように、様々なシチュエーションを想定して結婚式に出席するかどうか考えましょう。
- 気温など外の環境
- アクセスなど結婚式場の立地
- 一緒に出席してくれる家族がいるか
- 近くに病院があるか
▼気温など外の環境
季節によって気温や天候が変わるので、結婚式がどの季節に行われるかで出欠を判断してもよいでしょう。
暑さや寒さが厳しい時期は、妊婦さんにとってはさらに負担が大きくなります。
結婚式では屋外での演出をする場合もあるので、冷暖房との気温差など体調管理に注意が必要です。
気温など外の環境に合わせた対策を講じて出席するなど、工夫が必要でしょう。
▼アクセスなど結婚式場の立地
結婚式場までの交通手段や立地も、判断する上で大切なポイントの1つです。
自宅から結婚式場までの距離や移動手段によっては、妊婦さんの身体の負担になるかもしれません。
遠方の場合は飛行機や新幹線を利用するため、慎重な判断が必要です。
駅からはタクシーを手配して歩く距離を減らすなど、できるだけ負担が少ない方法を考えましょう。
▼一緒に出席してくれる家族がいるか
一緒に同行してくれる家族がいるかどうかを踏まえて、出欠を判断しても良いでしょう。
万が一、体調が悪くなった時のために、家族が式場まで同行してくれると安心です。
結婚式の間、同行してくれる家族が待っているための場所が近くにあるかも含めて検討しましょう。
▼近くに病院があるか
結婚式場近くに、産婦人科の病院があるかどうか下調べも必要です。
結婚式は土日に開催されることが多いので、土日でも診療を受けられるか確認しましょう。
急な受け入れはしていない産婦人科も多いので、併せて総合病院の有無も調べておくのがおすすめ。
出席する場合の返信はがきの書き方
妊娠中でも出席すると決めた場合の、返信はがきの書き方についてご紹介します。
妊婦している旨を伝える例文や、妊娠中のため配慮してほしい要望を伝える例文を載せているので、目を通してみてくださいね。
妊婦であることの伝え方
妊娠中であることは、新郎新婦様に事前に伝えておいた方がよいでしょう。
返信はがきを出す前に電話などで直接お伝えした上で、メッセージ欄やアレルギー欄に記入するのがおすすめです。
最初にお祝いのメッセージを一言述べた上で、妊娠について触れましょう。
妊娠を伝える例文
実際にどのような文章でお伝えすれば良いか、例文をご紹介します。
このたびは結婚おめでとうございます
当日の花嫁姿を楽しみにしています
私事ですが妊娠中のため
ご配慮いただけますと幸いです
▼席などで配慮が必要な場合の例文
妊娠中はお腹が大きくて背筋を正して座りにくかったり、トイレが近くなったりと生活に支障が出てくる部分もあります。
結婚式や披露宴でも長時間座っているのは大変かもしれません。
座席にクッションの用意を依頼したり、トイレに行きやすい出入口に近い席を希望するなど配慮をお願いする例文はこちらです。
ハッピーウエディング♡
あと少し結婚式の準備頑張ってね!!楽しみにしてるよ~
このたび赤ちゃんを授かり腹が大きくなってきたため
座席にクッションをご用意いただけると嬉しいです
お手数おかけしますが よろしくお願いします
ご結婚おめでとうございます
大変ご迷惑おかけしますが
現在妊娠中のため お手洗いに行きやすいように
座席をご配慮いただけますと幸いです
▼要望がある場合の例文
他にも控え室の希望や、食事に対する要望などを記入する際の例文は下記をご覧ください。
ご結婚おめでとうございます
結婚式を楽しみにしています
結婚式当日は妊娠6ヶ月のため 休める場所をご用意いただけますと幸いです
ご迷惑おかけしますが よろしくお願いします
このたびはご結婚おめでとうございます
〇〇ちゃんのウエディングドレス姿を楽しみにしています♡
私事ですが妊娠中のため ノンアルコール飲料をご用意いただけますと嬉しいです
お手数おかけしますが よろしくお願いします
急に行けなくなったら
出席するつもりで返信した後に、体調の変化などにより出席できなくなってしまうのは、妊婦さんには十分にあり得ることです。
出席できないと分かった時点で、すぐさま新郎新婦様にご連絡しましょう。
メールやSNSなどではなく、直接会ってお詫びするのが最も丁寧ですが、会えない場合は電話でもOKです。
体調が落ち着いたら、改めてご祝儀をお渡しすることをお忘れなく!
欠席する場合の返信はがきの書き方
妊娠中のため結婚式を欠席する場合の返信はがきの書き方について、ご紹介します。
赤ちゃんやご自身の健康を考慮して、やむを得ず欠席することもあるでしょう。
お祝いしたい気持ちが新郎新婦様に伝わるような返信だと喜ばれます。
欠席するとしてもマナーを守ったメッセージを添えて、産後に改めてお祝いしましょう。
もっと詳しく知りたい場合は次の記事が参考になります。
URL: https://www.kekkonshikijoerabikata.com/7199/
欠席する場合のメッセージ例文
妊娠中のため欠席する際の返信はがきの例文をご紹介します。
妊娠・出産はおめでたい出来事なので、欠席理由としてぼかす必要はありません。
このたびは結婚おめでとうございます
お祝いにかけつけたいところですが
お腹に赤ちゃんを授かっており 出席いたしかねます
出産して落ち着いたら 改めてお祝いさせてくださいね
欠席する場合のマナー
結婚式に招待されたら欠席するとしても、ご祝儀をお渡しするのがマナーです。
招待状にて欠席をご連絡した場合には、本来出席する予定であった2分の1〜3分の1をご用意しましょう。
出席するつもりで返信はがきを出した後に急な体調の変化で欠席する場合は、出席と同様のご祝儀の金額をお渡しするのがマナー。
結婚式までの期間が短くなるほど、新郎新婦様は引出物やお料理の手配を済ませていることが多いためです。
ご祝儀の金額や渡し方などについては以下の記事が参考になります。
URL: https://www.kekkonshikijoerabikata.com/9976/
当日の注意点
妊娠中に結婚式に出席する場合、当日の気を付けたいポイントをご紹介します。
妊婦さんならではの注意したい点を押さえて、結婚式の参列を楽しんでくださいね。
服装、羽織ものについて
お腹が大きくても結婚式に参列する服装マナーは、妊娠していない場合と同様です。
ただし妊婦さんはお腹周りのゆったりとしたAラインのドレスがおすすめ。
特に妊娠後期の場合は、お腹が大きい分だけ丈が上がってしまうので、長めの丈でいつもよりワンサイズ大きいと安心でしょう。
マタニティ用のパーティードレスをレンタルするのも1つの手です。
【マタニティドレスの例】
また、体温調整がしやすいように、羽織ものの用意は必須です。
ストールだと肩に羽織ったり、足元が寒いときはひざ掛けにしたりと使い勝手が良いでしょう。
【ストールの例】
小物、靴について
妊娠中はお腹が大きくなり重心が変わってバランスを崩しやすいため、ローヒールのパンプスがおすすめ。
妊婦さんやお腹の赤ちゃんにとって、安全であることが第一優先です。
足がむくみやすいため、靴もゆったりと履けるサイズだと足が痛くなりにくいでしょう。
【ローヒールパンプスの例】
料理、ドリンクについて
披露宴で振る舞われる料理やドリンクについても、注意しましょう。
妊娠中のアルコールやカフェインの摂取は、胎児に悪い影響を及ぼすためNGとされています。
またお刺身や生ハムなど生ものは菌や寄生虫による食中毒を起こす可能性があるといわれ、避けた方がよいでしょう。
ただしアレルギーではないため、メニュー変更はしてもらえない場合もあるかもしれません。
せっかく参列できた結婚式の途中で体調不良にならないように、手を付けないようにするなど妊婦さん自身でも気を付けましょう。
まとめ:妊娠中でも出席してOK
妊娠中に結婚式にお呼ばれすると、出席しようか迷いますよね。
親しい方の結婚式には、妊娠中でも出席したいとお考えの方も多いでしょう。
ご自身の体調や会場までの移動手段や当日の過ごしやすさなど、さまざまな要素から出欠の判断をしましょう。
本記事では、妊婦さんが結婚式に参列する際の出欠の判断の仕方や返信はがきの書き方から、当日の注意点までまとめています。
妊婦さんでも安心して結婚式に出席するための参考になれば幸いです。