披露宴の後には、仲の良い友人を呼んで二次会を予定している新郎新婦様もいらっしゃるでしょう。
二次会は普通の飲み会とは違うので、幹事さんはやる事がたくさんあり、なかなか大変なお仕事。
そんな二次会の幹事を引き受けてくれた方々には、どのようにお礼をしたらよいか悩みますよね。
「二次会の幹事のお礼の仕方は?」
「二次会幹事さんへのお礼の相場はどのくらい?」
「お勧めのプレゼントを知りたい」
本記事では、二次会の幹事をしてくれた方へのお礼の仕方について元ウエディングプランナーが解説しています。
具体的なプレゼントのアイデアもご紹介していますので、参考にしてくださいね。
二次会幹事へのお礼の仕方
結婚式の二次会幹事は、司会や受付、余興の進行、景品の準備や会場への支払いなどたくさんの仕事があります。
そんな二次会の幹事を引き受けてくれるのは、新郎新婦様と親しい間柄の方々でしょう。
結婚をお祝いしたい相手の好意を大切にし、親しい仲だからこそ、きちんとお礼の気持ちを伝えたいところ。
二次会の幹事さん達に対する、お礼の仕方をご紹介します。
現金を用意する
1番手軽なのが、現金でお礼を用意する方法です。
現金だとコンパクトなので、贈る方も貰う方もかさばらず、結婚式当日でも受け渡ししやすいでしょう。
また貰った相手は使い道を自由に選べるメリットがあります。
ただし、現金だと味気ないと感じる方もいるかもしれません。
贈る相手のタイプや関係性を考えて用意しましょう。
プレゼントを用意する
現金の代わりにプレゼントをお礼として渡す方法もあります。
現金をそのまま渡すのはよそよそしい感じがする場合には、心の込もった贈り物を渡しましょう。
相手の好みを考え、時間をかけてプレゼントを選んだというひと手間が喜んでもらえるポイント。
ただし一人ひとりの好みに合わせて贈り分けする場合、プレゼントのサイズや金額に大きな差がないように注意してください。
食事会を開く
後日、二次会の幹事さんと新郎新婦様で集まり、食事会を開くことでお礼の気持ちを伝える方法もあります。
二次会の成功に感謝し、ねぎらいの場を設けましょう。
お食事会の中で直接お礼の気持ちを伝えたり、二次会で嬉しかった点やゲストからの評判などをお伝えできます。
お二人やゲストからの温かい言葉に、幹事さんもやってよかったと感じていただけるでしょう。
会費を免除する
二次会の幹事さんは、会費を全額または一部免除する場合が多いでしょう。
幹事さんは会費を支払ったとしても、二次会の進行のために飲み食いできなかったり、ゲームには参加できないこともしばしば。
新郎新婦様に代わって二次会を主催してくれる立場と考えると、会費は貰わないのが妥当です。
会費の免除はお礼の1つではありますが、別にお礼を準備すると感謝の気持ちが伝わるでしょう。
幹事へのお礼相場
ここからは幹事さんへお渡しするお礼の相場について、役割ごとにご紹介します。
二次会の幹事は、新郎側・新婦側から数名ずつお願いをして、何人かのグループで担ってもらうことが多いでしょう。
グループをまとめてくれる代表や当日司会をしてくれる方、受付など幹事の中でもさまざまな役割があります。
役割によって仕事の大変さや負担も変わってくるため、役割ごとのお礼の相場をまとめましたので、参考にしてくださいね。
役割 | お礼相場 |
リーダー幹事 | 1万円ほど |
司会者 | 5,000円~1万円 |
受付係 | 3,000円~5,000円 |
演出係 | 3,000円~5,000円 |
カメラ係 | 1万円ほど |
リーダー幹事へのお礼相場
幹事の中でも代表として動いてくれた方には、1万円ほどが相場。
新郎新婦様や二次会の会場との連絡をしてくれたり、複数の幹事さんをまとめてくれたりと、1番責任の重い立場になるためです。
特に代表を決めなかった場合は1人だけ金額が高いとトラブルの元になるので、明確にリーダーとしてお願いをした場合に限ります。
司会者へのお礼相場
二次会で司会をしてくれた方へのお礼の相場は、5,000円〜1万円ほどです。
人前に立つのが得意な方でも、大勢の前での司会は緊張しますし、二次会中は食事をする暇もあまりないでしょう。
当日の司会のみであれば、事前準備はあまり多くはないため5,000円ほどでもOK。
事前準備から参加してくれた場合には、1万円ほどお渡ししても良いかもしれません。
受付係へのお礼相場
二次会で受付をしてくれた方へのお礼は、3,000円〜5,000円が相場。
当日は会場に早めに来て頂く必要がありますが、受付が終われば一緒に二次会を楽しんでもらえます。
お金を扱う役割なので1人ではなく、最低でも2人以上にお願いするとよいでしょう。
受付をしてくれる方は複数名になるので、必ず同じ金額に揃えて、後ほどトラブルにならないように気を付けてください。
演出係のお礼相場
二次会で演出係として働いてくれた方へのお礼は、3,000円〜5,000円ほどが相場になります。
二次会は司会をしてくれる方の他に、余興やゲームをスムーズに行うために裏方として動いてくれる演出係が必要です。
例えばゲームに必要な道具を配ったり、景品を並べて受け渡しをしたり、演出係がいるとプログラムを円滑に進められるでしょう。
当日までにもゲームに必要な道具を準備したり、景品を買いに行ったりと準備もたくさんあるはずです。
受付係と兼務で複数の方が担ってくれる場合が多く、両方やってくれた場合には5,000円ほどがおすすめ。
カメラ係へのお礼相場
カメラ係をしてくれた方々へのお礼の相場は1万円ほどです。
プロのカメラマンに頼めば2万円〜5万円ほどかかる可能性もあります。
事前に集まるなど準備は少ないですが、当日は飲まず食わずで撮影にかかりっきりになるでしょう。
また自前の機材を持ち込んでの撮影になるため、機材の準備にもお金はかかっています。
新郎新婦様のカメラを渡して、撮れる時だけ撮影してもらう気軽なスタイルなら、5,000円ほどでも◯。
おすすめの二次会幹事へのお礼
ここからは、贈って喜ばれるプレゼントアイテムについて具体的にご紹介します。
アイテムによって、どのようにお渡しするかイメージしながら読み進めてくださいね。
プレゼントを当日渡す場合には、かさばらない物や軽いものがおすすめです。
現金や商品券、ギフトカードなどコンパクトな物は持ち帰りやすいため、結婚式当日にお渡ししても良いでしょう。
食品類は冷蔵品ではなく日持ちする物が適していますが、物によっては後日お渡ししたり、宅配便で手配しても良いかもしれません。
現金の渡し方
ポチ袋やご祝儀袋などに入れて、お渡ししましょう。
数千円など1万円以下の場合は、ポチ袋が適しています。
ご祝儀袋に比べ小さいポチ袋は「ほんのお気持ち」という控えめな印象で、受け取る側も受け取りやすいでしょう。
【結婚式に適したポチ袋の例】
1万円以上のお礼をする場合は、ご祝儀袋に入れるのが一般的です。
結婚式に関するお礼なので、結び切りの水引を選びましょう。
【結婚式に適したご祝儀袋の例】
ギフトカード
性別や好みを問わず、もらった方が好きなものを選べるギフトカードもおすすめ。
現金だと露骨すぎるけど何をプレゼントしたらいいか迷う場合や、幹事グループに一律の金額でお礼を渡したい場合には最適です。
特別感のあるデザインを選んで、結婚式にふさわしいものにしましょう。
男性におすすめのプレゼント
幹事をしてくれた男性向けのプレゼントをご紹介します。
▼シューケアセット
ビジネスマンにおすすめなのがシューケアセット。
汚れ落としからツヤ出しクリーム、ブラシなど革靴をケアするアイテムが揃っており、木箱に入っているので贈り物には最適です。
自分では持っていないけど、あると役に立つものをプレゼントすると特に喜ばれますよ。
▼おしゃれな靴下
シンプルながらも縦のラインが目を惹くおしゃれな靴下がおすすめ。
冠婚葬祭でも使えるような定番ソックスに加えて、遊び心のある靴下を1足持っていると重宝します。
毎日使う消耗品は気軽にプレゼントでき、貰う方も日常的に使えるアイテムなので喜ばれるでしょう。
▼ワインとおつまみ
お酒が好きな方には、ワインやおつまみのギフトセットがおすすめ。
スパークリングワインに合わせた3種のチーズや生ハム、ドライフルーツなどいつもの家飲みを少し贅沢にしてくれるセットです。
「また一緒に飲みたいね」という気持ちが伝わり、結婚してからもお付き合いが続いていくことでしょう。
女性におすすめのプレゼント
女性の幹事さんに贈るお礼のプレゼントとしておすすめなアイテムをご紹介します。
▼コスメ
女性が貰って嬉しいアイテムの人気ランキングに必ずランクインするのがコスメです。
可愛らしいデザインや華やかなパッケージのギフトセットが贈り物には最適。
リップやハンドクリームなど誰でも使いやすいアイテムだと、喜ばれるでしょう。
▼美容グッズ
美容に関するアイテムは女性に人気なので、バスグッズもおすすめ。
無添加で敏感肌にも使え、天然精油の香りがリラックスさせてくれるアイテムです。
二次会の幹事さんとして忙しい日々を過ごしたお礼に、バスソルトのギフトで癒しをプレゼントしてみては。
▼スイーツ
甘い物は女性への贈り物の定番です。
見た目にも可愛らしく、華やかなデザインの焼き菓子などがお礼のプレゼントにはおすすめ。
品物によって荷物になってしまったり、保管の手間が必要なので、いつお渡しするか考えた上で選びましょう。
まとめ:幹事にはしっかりとお礼を伝えよう
結婚式の二次会で幹事をしてくれた方には、しっかりと感謝の気持ちを伝えたいですよね。
そこで本記事では、二次会の幹事さん達にはどのくらいのお礼を渡したら良いか役割ごとの相場をご紹介しました。
おすすめのアイテムやお礼の渡し方など具体的にご紹介していますので、プレゼント選びの参考になれば幸いです。
二次会の幹事を頼むくらい親しい間柄だからこそ気持ちを形にして伝え、結婚式後も良い関係を続けていけたらいいですね。