プロポーズを受けたら、お世話になった人へ少しずつ「結婚報告」をしていくのがマナーです。
ただ、初めての結婚報告は、誰からどんなタイミングで伝えれば良いのかわからないという人も多いのではないでしょうか?
結婚報告は、伝える側も聞く側も嬉しいものだからこそ、報告の順番やタイミングは間違えないようにしたいですよね。
「結婚報告のタイミングがわからない」
「誰から結婚報告すれば良いの?」
「会社の上司への結婚報告はいつ?」
この記事では、このようなお悩みにお答えしていきます。
結婚報告の適切なタイミングや相手別の伝え方をご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
結婚報告の基本をマスターして、伝える側も聞く側も気持ちの良い報告を行いましょう!
結婚報告は誰から伝えればいい?
結婚報告は、関係性の深い身近な人から報告していくと良いです。
まずは、親から報告しましょう。
今後の顔合わせや入籍日、結婚式などを決めていくためにも、最初に報告するのがベストです。
次に、会社の上司へ報告するのが望ましいですが、親しい友人には先に報告したいと思う人も多いですよね。
その場合は「上司に報告していないから言えない……」と悩まずに、関係性を考慮して報告したい人から伝えて問題ありません。
会社の上司へ報告する場合は、直属の上司に相談してから、役職者や同僚に伝える流れが適切です。
同僚の噂話から、上司に伝わってしまうのだけは避けましょう。
最後に、その他の友人や知人に少しずつ報告していけばスムーズな結婚報告になりますよ。
結婚報告のタイミングはいつ?
ここからは、結婚報告をする具体的なタイミングについてご紹介していきます。
それぞれの関係性別に詳しくみていきましょう。
1.親への結婚報告
親への結婚報告は、プロポーズされてからなるべく早めに伝えるのがおすすめ。
具体的な入籍日が決まっていなくても、まずは「婚約した」「結婚しようと思っている」という旨を伝えることが大切です。
二人の記念日や入籍したい日が決まっている場合は、相談してみても良いですね。
また、直接会って結婚報告ができれば良いですが、すぐに会えない場合は、先に電話で伝えてから改めて挨拶に行くと丁寧です。
2.友人への結婚報告
友人への結婚報告は、関係性に合わせて報告のタイミングを考えることが大切です。
▼親しい友人へ伝えるタイミング
幼馴染や親しい友人には、プロポーズ後すぐに報告する人が多数。
日頃から連絡をとっている友人からの結婚報告は、嬉しいものですよね。
プロポーズ後の落ち着いたタイミングで、直接会って報告するか電話で報告するのがおすすめです。
結婚報告の際には、聞いてくれた友人への感謝を伝えられるとさらに良いでしょう。
▼その他の友人へ伝えるタイミング
今は、メールやLINEで連絡をとっていなくても、SNSで繋がっている時代ですよね。
普段はなかなか会えない友人や学生時代の友人には、SNSを使って結婚報告する人が多いです。
婚姻届と指輪の写真や入籍フォトとともに結婚報告をし、投稿を通して久しぶりに友人と交流できる良い機会にもなりますよ。
3.会社への結婚報告
会社への結婚報告は、上司から伝えられるようにタイミングと順番に注意しましょう。
▼上司へ伝えるタイミング
上司への結婚報告は、プロポーズ後すぐにする必要はありません。
そもそもプライベートの話になるので、入籍日や結婚式の意向などがある程度まとまってから報告するほうがスムーズです。
ただ、遅くとも入籍日の1ヶ月前までには報告するようにしましょう。
入籍に伴い様々な手続きが発生するので、必ず事前に報告するのがマナーです。
▼同僚へ伝えるタイミング
普段から仲の良い同僚には早めに報告するのが自然なので、上司より先に報告するケースがあっても問題ありません。
ただ、上司に報告する前に社内で結婚の話をするのはマナー違反。
浮かれていると思われたり、失礼な態度になったりするので、同僚には上司に報告するまで必ず内密にしておいてもらいましょう。
その他の同僚や部署内の職員に伝える場合は、朝礼の場やメールでの送信が適切です。
上司と相談してから、正しいタイミングで結婚報告をしましょう。
結婚の伝え方4選
ここからは、結婚報告の伝え方についてご紹介していきます。
それぞれの特徴や相手別におすすめの伝え方を解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
1.直接会って伝える
結婚報告の中で一番丁寧な伝え方が、直接会って伝える方法です。
会社の上司や同僚には職場内で直接伝えやすいですが、親や友人とはすぐには会えなかったりしますよね。
しかし、結婚報告は一生に一度の大切な報告になるので、なるべく直接会って伝えられると良いでしょう。
ただ、全員と都合を合わせるのは難しいので、入籍までスムーズに進めるためにも、一度電話で報告しておくのもアリです。
結婚報告はいつもらっても嬉しいものなので、自分たちが伝えられるタイミングで一度連絡してみてくださいね。
2.電話で伝える
親や友人が離れて住んでいてなかなか会えないという人は、すぐに伝えられる電話がおすすめ。
直接自分の言葉で報告できるので、連絡をもらう側にも喜ばれる方法です。
また、メールやLINEよりも丁寧なので、目上の人に報告する際にも最適ですよ。
プロポーズ後にできるだけ時間や都合を作って、お世話になった人にはぜひ電話で報告してみてくださいね。
3.メールやLINEで伝える
お世話になった人全員に直接伝えるのは、時間や都合が合わず難しいこともありますよね。
そんな時は、LINEで結婚報告することもできます。
「LINEで結婚報告しても大丈夫なの?」と思う人もいるかもしれませんが、結婚報告が極端に遅れたり、報告しないよりはずっと丁寧です。
グループチャットで送るよりも個別に送るほうが望ましいですが、そこは関係性に合わせて選んで問題ありません。
また、会社での結婚報告にメールを使用するケースもあります。
その場合は「本来は直接お伝えするべきところを、メールでのご連絡失礼致します」などの、断りのメッセージを入れると丁寧ですよ。
4.SNSに投稿する
最近では、ほとんどのカップルがSNSで結婚報告をしていますよね。
学生時代の友人や昔お世話になった先輩など、普段は連絡を取らない仲でもSNSなら繋がっているという人も少なくないはず。
そういった今まで関わりがあった人たちへ向けて結婚報告をするには、SNSは最適な方法です。
ただ、婚約指輪のブランドやプロポーズの豪華なシチュエーションなどを細かく記載すると「自慢」と思われてしまうことも。
多くの人が目にするSNS上では投稿内容には注意し、客観的な視点で一度見直してから投稿するようにしましょう。
そのまま使える結婚報告メールの例文
最後に、結婚報告に使えるメールの例文をみていきましょう。
それぞれの関係性に合わせて、そのまま使える例文をご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
1.上司に報告するときの例文
上司に結婚報告をする際は、かしこまった文章で入籍や結婚式の目処をはっきりと伝えましょう。
メールの最後は、今後に向けた挨拶で締めくくるのが一般的です。
《結婚式をする場合》メール
件名:結婚のご報告
ーーー
◯◯主任
お疲れ様です。◯◯課の◯◯です。
お忙しいところ失礼します。
私ごとで恐縮ですが、この度ご縁があり結婚する運びとなりました。
入籍は◯月頃を予定しており、結婚式も今年中に執り行う予定です。
結婚式には◯◯主任にも、ぜひご列席いただければと思っております。
本来であれば直接ご報告すべきところですが、
お忙しい中と存じますので、一度メールにてご報告させていただきました。
次回お会いする際に、改めてご挨拶させてください。
なお、式の詳細につきましては、改めて招待状をお渡しできればと思っておりますので
何卒よろしくお願いいたします。
結婚後も仕事と家庭を両立できるよう精進してまいります。
今後も変わらぬご指導とご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。
◯◯
《入籍のみの場合》メール
件名:結婚のご報告
ーーー
◯◯主任
お疲れ様です。◯◯課の◯◯です。
お忙しいところ失礼します。
私ごとで恐縮ですが、この度ご縁があり結婚する運びとなりました。
入籍は◯月頃を予定しておりまして、結婚式を行う予定はありません。
本来であれば、直接ご報告すべきところですが、
お忙しい中と存じますので一度メールにてご報告させていただきました。
次回お会いする際に、改めてご挨拶させてください。
結婚後も仕事と家庭を両立できるよう精進してまいります。
今後も変わらぬご指導とご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。
◯◯
2.同僚に報告するときの例文
同僚に結婚報告をする際は、友人に連絡するようにカジュアルな言葉で伝えるのはNGです。
社内の誰にみられても良いように、丁寧な言葉遣いを心がけましょう。
《結婚式をする場合》メール
件名:結婚のご報告
ーーー
◯◯さん
お疲れ様です。◯◯です。
お仕事中に失礼します。
私ごとで恐縮ですが、この度ご縁があり結婚することとなりました。
入籍は◯月頃を予定しており、結婚式も今年中に執り行う予定です。
結婚式には◯◯さんにも、ぜひ出席いただきたいと思っています。
式の詳細は、後日改めて招待状をお渡ししますね。
直接ご報告できれば良かったのですが、
なかなか会うことができず、一度メールにてご連絡させていただきました。
ぜひまた改めて、直接ご報告させてください。
今後は結婚準備などで迷惑をかけることもあると思いますが、
今までと変わらずよろしくお願いします。
◯◯
《入籍のみの場合》メール
件名:結婚のご報告
ーーー
◯◯さん
お疲れ様です。◯◯です。
お仕事中に失礼します。
私ごとで恐縮ですが、この度ご縁があり結婚することとなりました。
入籍は◯月頃を予定しており、挙式や披露宴は行わない予定です。
直接ご報告できれば良かったのですが、
なかなか会うことができず、一度メールにてご連絡させていただきました。
ぜひまた改めて、直接ご報告させてください。
今後は入籍準備などで迷惑をかけることもあると思いますが、
今までと変わらずよろしくお願いします。
◯◯
3.友人に報告するときの報告
友人に結婚報告をする際は、関係性に合った文章を考えることが大切です。
今回は、結婚式に招待するかどうかで2パターンの例文をご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
《結婚式に招待する場合》LINEなど
◯◯ちゃん
久しぶり!元気?
実はずっとお付き合いしてた◯◯くんにプロポーズしてもらって、今月入籍することになりました!
◯◯ちゃんにはたくさん相談に乗ってもらっていたから、早く伝えたくてLINEで連絡しちゃった!本当にありがとうね。
結婚式は◯月ごろにする予定だから、ぜひ出席してほしいと思ってて、
詳細はまた改めて招待状で連絡するね。
今度ゆっくりご飯でも食べにいこうね!
《結婚式に招待しない場合》SNS
【ご報告】
私ごとですが◯年記念日の本日、◯◯くんと入籍しました!
私の誕生日に心に残る素敵なプロポーズをしてくれて、
一緒にいると安心できる彼と家族になれてとても幸せです。
これからは二人で明るい家庭を築いて行きます。
みなさんも変わらぬお付き合いよろしくお願いします。
まとめ:タイミングや関係性に合わせて相手に喜ばれる結婚報告をしよう!
いかがでしたか?
今回は、結婚報告の適切なタイミングや相手別の伝え方をご紹介していきました。
結婚報告は、親や親しい友人など身近な人には、なるべく早く直接報告するのがおすすめです。
一方で会社の上司や同僚に報告する際は、タイミングや報告の順序をしっかり守って、失礼のないよう注意しましょう。
今回ご紹介した例文を参考にして、ぜひ伝える側も聞く側も気持ちの良い結婚報告をしてくださいね。