挙式時に、結婚指輪を置いておくリングピロー。シンプルなクッション型だけでなく凝ったデザインも多く、最近は手作りで用意する方も少なくありません。
そこで今回解説するのは、リングピローの役割や使い方、準備方法です。
「リングピローって何?」という方から「おしゃれなリングピローを用意したい」という方まで、役立つ情報を紹介していきます。
元ウェディングプランナーが紹介するデザインアイデアは、どのようなリングピローにするか迷っている花嫁の参考になるはず。
ぜひ最後までチェックして、ふたりの結婚式にぴったりのリングピローを用意しましょう。
リングピローって何?
結婚指輪を置くためのリングピロー。枕をかたどったクッションタイプが定番ですが、最近では箱やカゴを使ったものなどさまざまです。
教会式や人前式では必ず使うアイテムですが、神前式で使う方も増えています。
リングピローの役割
リングピローは、結婚指輪を一時的に置いておく台座として使うために必要です。指輪の交換をする時に取りやすいようにするだけでなく、ふたりの愛と絆を象徴する結婚指輪を守る意味もあります。
また、新生活では、そのまま飾ったり他の用途に使ったりすることも可能です。
▼ファーストピローとは
ファーストピローとは、リングピローを産まれた赤ちゃんの初めの枕として使うこと。
ふたりが誓った愛や祝福が込められたリングピローを枕に使うと、子どもが健康で幸せに育つと言い伝えられています。
ファーストピローに使うつもりなら、硬い装飾のないクッションタイプがおすすめです。
リングピローの歴史と由来
古代エジプトの挙式時に、枕のような台座に宝飾品を載せていたのが始まりとされています。その習慣が次第に各地に広まり、リングピローが挙式で用いられるようになりました。
また、リボンで指輪を結ぶデザインが多いのは、ヨーロッパではリボンを結ぶことが約束や絆を意味するからです。
結婚式でのリングピローの使い方
結婚式では、指輪をリングピローに載せておくだけでなく、演出用のアイテムとしても使います。ここでは、主な使い方を紹介しましょう。
- 指輪交換のシーンで使う
- リングボーイ・リングガールの演出に使う
- ウェルカムグッズとして飾る
1.指輪交換のシーンで使う
リングピローを使うシーンでまず挙げられるのは、挙式での指輪交換です。
結婚指輪はリングピローにあらかじめ載せておき、祭壇に置いておきます。
挙式が始まったら、指輪交換のタイミングで手に取り、永遠の愛を誓ってお互いの指に嵌めるのが基本的な流れです。
2.リングボーイ・リングガールの演出に使う
リングボーイやリングガールは、指輪を載せたリングピローを運ぶ子どものこと。
新郎新婦の入場時にリングピローを持って前を歩いたり、指輪交換のタイミングで運んだりする演出です。
ラジコンカーに乗った赤ちゃんが登場したり、愛犬に運んでもらったりするケースもあります。
3.ウェルカムグッズとして飾る
こだわって選んだリングピローは、ぜひ飾ってゲストにお披露目しましょう。
結婚式を終えたリングピローは、ふたりが愛を誓った証として存在感を放つはず。
挙式後にウェルカムスペースに飾れば、ゲストの目に留まるたびに式の様子を思い出して、余韻を感じてもらえます。
リングピローの準備方法
リングピローの準備方法は、いくつかあります。それぞれ、メリット・デメリットも踏まえて紹介していきますね。
結婚式場からレンタルする
レンタルできるリングピローを置いている結婚式場は少なくありません。筆者がいた式場では、クッションタイプのリングピローを、無料で貸し出ししていました。
レンタル料が掛かるとしても、自分で用意するよりは安くすむため、結婚式費用を抑えられます。
ただし、好みのデザインとは限らないので、こだわりたい方には不向きです。
ショップから購入する
リングピローは、多くの専門店で販売しています。自分の好きなデザインを選ぶことができ、こだわりの結婚式が叶うでしょう。
既製品のリングピローは、用意する時間も手間もかかりません。
デメリットとしては、購入費用がかかること。しかし、結婚式後も新居に長く飾って置けるデザインを選べば、価格以上の価値が得られるでしょう。
自分達で手作りする
リングピローを手作りする方も少なくありません。レンタルや既製品では妥協する部分も、ハンドメイドなら自分好みの完璧なリングピローが用意できます。
ただし、手作りには時間や手間がかかるため、忙しい花嫁には難しいかもしれません。こだわりすぎて材料にお金をかけすぎてしまい、想定よりも高くなるケースもあります。
▼リングピローの作り方
クッションタイプのリングピローを作る時は、次の手順で行いましょう。
- 2枚の布の表側を合わせて、3辺を縫う
- 内側を外にひっくり返し、綿を詰める
- 残りの1辺を縫い合わせる
- 指輪を留めるリボンやパールを縫い付ける
- 好みでレースなどの飾りをつける
土台の布は、上質感のあるサテンがおすすめです。
BOXタイプは、入れ物にクッションを入れたりモスや造花を詰めたりするだけでできます。
リングピローのデザインアイデア
最後に、おすすめのリングピローのデザインアイデアを紹介するので、参考にしてくださいね。
クッション型のリングピロー
挙式会場の雰囲気に合わせた色の生地を選ぶと、統一感を感じられます。純白のチャペルには真っ白、クラシカルなチャペルにはアイボリーなど。
サムシングブルーを意識するなら、生地やリボンに青色を取り入れるのもおすすめです。ロマンチックなレースやパール、ビーズ刺繍などで、オリジナリティのあるリングピローにしましょう。
ボックス型のリングピロー
クッションと同様に、指輪を置きやすいボックス型のリングピローもおすすめです。ここでは、ボックス型の人気のデザインを紹介します。
1.木製のボックス
木のぬくもりを感じるチャペルやアットホームな人前式には、温かみのある木製ボックスを。
モスやアジサイ、ミモザなどの小花を敷き詰めると、ナチュラルな雰囲気になります。
宝箱をイメージして、フタ付きのボックスにしてもおしゃれ。
ちりめん生地やつまみ細工、組み紐などで和風にすれば、和装人前式や神前式にもぴったりです。
2.ガラスケースやワイヤーのかご
ガラスケースやワイヤーのカゴは、ボックスの中が透けて見えるので、木製とは違う印象のリングピローになります。
ガラス張りのチャペルやガーデンでの挙式では、ガラスやフレームに陽光が反射して、結婚式にきらめきを添えてくれるでしょう。
くすんだゴールドやシルバーのフレームを使うと、アンティーク感がありおしゃれです。
3.鳥かごのリングピロー
緑いっぱいの森の中にあるようなチャペルには、おとぎの世界をイメージさせてくれる鳥かごのリングピローがよく似合います。
グリーンのツタを絡ませるとナチュラルに、リボンやフェザーを使うとロマンチックな雰囲気が演出できるでしょう。
幸せを運んできてもらえるように、小鳥をあしらって指輪を引っ掛けるのもおすすめです。
手提げタイプのリングピロー
小さなお子様にリングボーイやリングガールをやってもらう場合は、クッションやボックス型だと上手く持てないかもしれません。
ラタン製のバスケットや、ワイヤーフレームの手付きカゴを用意すると、持たせやすいでしょう。
カゴ部分が斜めになっても指輪が落ちないように、リボン等でしっかり留められるようにしておくと安心です。
その他ユニークなデザインアイデア
「幸せを重ねる」という意味がある、花びらを幾重にも重ねたローズメリア。個性的でロマンチックなリングピローを用意したい方におすすめです。
プリンセスを意識するなら、ガラスの靴やかぼちゃの馬車をリングピローにするのもおしゃれ。立て掛けて指輪を引っ掛けるボードタイプは、指輪を手にする姿をゲストにしっかり見てもらえます。
まとめ:リングピローで結婚式を華やかに
リングピローは、指輪交換で使う指輪を一時的に置いておくアイテムです。古代エジプト時代から、宝飾品を置く台座としての古い歴史があり、教会式や人前式だけでなく、最近では神前式で使う方もいます。
今回はリングピローの使い方や準備方法、デザインアイデアを紹介してきました。
リングピローは、挙式シーンを華やかに彩ってくれます。こだわりのデザインとふたりの愛を込めたリングピローで、幸せに満ちた結婚式を挙げましょう。