結婚式の二次会は、仲の良い友人や同僚が新郎新婦様より依頼を受けて、司会者や幹事を担って運営するのが一般的。
親しい方に二次会の司会を頼まれたら、しっかりと責任を果たして新郎新婦様に喜んでもらいたいですよね。
「二次会の司会進行をスムーズに行うポイントは?」
「盛り上がる二次会にするコツは?」
「二次会の司会者の具体的なセリフが知りたい」
本記事では、結婚式の二次会で司会役を頼まれた方が上手に進行していくためのポイントや台本をご紹介します。
結婚式や披露宴のプロの司会者とは違い、新郎新婦様と親しい間柄だからこそ楽しく和気あいあいと盛り上げていきたいところ。
元ウエディングプランナーである筆者が、実際に二次会で司会を務めた経験に基づいて解説しています。
シーン別の具体的な台本もご紹介していますので、参考にしてくださいね。
結婚式二次会の基本の流れと司会進行のポイント
まずは二次会がどんなものか基本的な流れと、司会を務める際に大切なポイントをご紹介します。
スムーズな司会進行ができるように、二次会の基本を押さえましょう。
二次会の基本的な流れ
二次会はレストランやカフェ・パーティー会場などを貸し切って行うカジュアルな結婚報告パーティーです。
新郎新婦様に代わって、参加してくれるゲストに楽しんでもらえるように幹事グループで協力して準備しましょう。
幹事グループの中でも、前に立って二次会を進行する司会者は重要なポジションです。
会場の貸切時間はたいてい2時間のため、パーティーが時間内におさまるように進行するのが司会者の大切な役割。
二次会の一般的なタイムスケジュールは、下記をご覧ください。
▼二次会の基本的なスケジュール例
時間 | 内容 |
17:30 | 受付スタート |
18:00 | 新郎新婦入場・開宴 |
18:05 | ウエルカムスピーチ |
18:10 | ケーキ入刀・ファーストバイト |
18:20 | 乾杯 |
食事&歓談タイム | |
18:50 | 余興・ゲームタイム |
19:20 | DVD上映 |
食事&歓談タイム | |
19:50 | 新郎新婦謝辞 |
19:55 | 新郎新婦退場 |
20:00 | 二次会お開き・お見送り |
司会を務める上で大事なポイント
二次会幹事でも重要なポジションである司会者が、気を付けたいポイントをご紹介します。
- 時間管理をしっかり行う
- トラブルにも冷静に対応する
- 相応しい服装を心がける
1.時間管理をしっかり行う
司会者が二次会の進行をコントロールして、時間内に進めることがとても大切。
時間をオーバーしてしまうと、延長料金を支払ったり、帰りの電車の時間に影響を及ぼしたりするリスクがあります。
会場の貸切時間の中でパーティーが終われるように、時間の管理をしっかり行いましょう。
時間を管理するためには二次会のタイムスケジュールを組むことと、司会者の台本をあらかじめ用意しておくのがおすすめ。
2.トラブルにも冷静に対応する
何かトラブルが起きたときには、冷静に対応しましょう。
司会者は全体をまとめる役割のため、司会者自身が取り乱してしまうと会場全体が混乱してしまうかもしれません。
あらかじめ想定されるトラブルへの対処法を考えておき、他の幹事さんと連携して対応してください。
たとえば体調不良のゲストが出た場合に、司会者が介添えすると進行が止まってしまうため、他の幹事に任せた方がいいでしょう。
一方、会場内で落とし物があったら司会者がアナウンスをして持ち主を探すなど、司会者が動いた方が良い場合もあります。
トラブルの種類によって、司会者が動くべきか他の方に任せるか対応を使い分けしましょう。
3.相応しい服装を心がける
他のゲストと同様に二次会に参加するのにふさわしいセミフォーマルな服装で、司会者を務めましょう。
人前に立って注目されるシーンもあるかもしれないので、清潔感のあるフォーマルな装いを心掛けてください。
ただし、二次会の主役はあくまで新郎新婦様のため、悪目立ちする服装は避けましょう。
開宴前~新郎新婦の入場の台本と進行のコツ
二次会の開宴前から新郎新婦様が入場するまでの流れについてご紹介します。
受付や開宴までの間にアナウンスする内容を確認して、漏れなくご案内できるようにしましょう。
新郎新婦様が入場する際に盛り上がる台本を具体的にご紹介しますので、参考にしてくださいね。
開宴前のアナウンス台本とコツ
二次会は開宴の30分前から受付を始めるのが一般的です。
受付を始めたら、開宴するまでの間に司会者から注意事項やトイレの場所などをアナウンスしましょう。
また新郎新婦様には内緒にしておきたいサプライズ演出なども、新郎新婦様が会場入りする前のタイミングで案内が必要です。
ゲストはバラバラと到着してくるため、同じ案内を複数回アナウンスすると、伝えたい内容が1人ひとりに行き渡るでしょう。
具体的なアナウンス内容は、下記をご覧ください。
- 1番最初にアナウンスする台本例
- 注意事項をお伝えする台本例
- 余興やゲーム・サプライズなどに関する台本例
▼1番最初にアナウンスする台本例
私は司会を務めさせていただく△△と申します。新郎〇〇くんの中学からの友人です。
みなさまと楽しいひとときを過ごしていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。」
▼注意事項をお伝えする台本例
本日はビュッフェスタイルでお食事をご用意しております。
飲み物はフリードリンクですので、飲み終わったグラスを持ってバーカウンターにてご注文をお願いします。
お手洗いは会場後方、喫煙所は会場を出て玄関右側にございます。
タイミングを見てご利用ください。
また、二次会中は携帯電話をマナーモードにしていただくようご協力お願いいたします。」
▼余興やゲーム・サプライズなどに関する台本例
もし配られてない方がいらっしゃいましたら、お手数ですが受付まで取りに来てください。」
受付をお済みの方から、メッセージカードの記入をお願いします。」
入場アナウンスの台本とコツ
新郎新婦様が入場する際には、入場口に注目してもらうようなアナウンスをしましょう。
いきなり新郎新婦入場が始まらないように、前振りを入れるのがコツです。
ゲストの視線を集める工夫をした上で、入場のご案内をしましょう。
▼入場時の台本例①
盛大な拍手でお迎えください。」
▼入場時の台本例②
みなさんもパーティーの始まりのご準備はよろしいですか?」
新郎新婦の到着が遅れた場合の対処法
披露宴のお開き時間や、会場までの移動時間によっては、新郎新婦様の到着が遅れてしまうのは二次会ではよくあることです。
何もアナウンスなしで待たせてしまうと、ゲストはいつ始まるのか不安になってしまうかもしれません。
新郎新婦様が遅れている旨を伝えて、ゲストには歓談などでお待ちいただきましょう。
どのくらい遅れて始まるのか、ゲストはどのように過ごして待てば良いかをお伝えするのがゲストに安心してもらうポイント。
▼新郎新婦の到着が遅れている場合の台本例
15分ほど遅れて開宴予定でございます。
みなさま、しばしご歓談にてお待ちください。」
新郎新婦の挨拶と乾杯の台本と盛り上げのコツ
パーティーが始まり、新郎新婦様からのご挨拶と乾杯まで台本やコツについて、ご紹介します。
まだ会場全体の空気感が温まっていない段階なので、司会者がリードして場の雰囲気を盛り上げていきましょう。
新郎新婦の挨拶の台本とコツ
二次会の始まりは、主役である新郎新婦様から一言ご挨拶してもらうことが多いでしょう。
マイクは2本用意して司会者用のとは別に、あらかじめ新郎新婦様の席にマイクを用意しておくとスムーズです。
▼新郎新婦様からご挨拶いただく際の台本
まだ二次会が始まったばかりでお二人とも緊張した面持ちですね~にっこり笑顔で
新郎◯◯くん新婦〇〇さんよりお願いします。」
乾杯の台本とコツ
二次会にて乾杯のご発声をしてくれるゲストがいる場合には、受付の際にどの方か確認しておきましょう。
できれば乾杯より前の段階で声を掛けて、司会者がご紹介したら前に出てきてもらうなど段どりを確認しておくのがおすすめ。
二次会では、新郎新婦様が自ら乾杯の音頭を取ってくれる場合もあるでしょう。
いずれにせよ乾杯の前には、司会者からグラスが全員に行き渡っているかの確認が必須です。
▼乾杯をする際の台本例
みなさまグラスはお持ちでしょうか?
もしも乾杯グラスがない方はスタッフまでお声がけくださいね。」
演出・ゲーム・余興がある場合
二次会ではさまざまな演出やゲーム、もしくはゲストからの余興などお楽しみタイムを設ける場合が多いでしょう。
二次会が盛り上がるかどうか、司会者の腕の見せ所です。
ケーキ入刀&ファーストバイトの台本と進行のコツ
ウエディングケーキ入刀とファーストバイトは二次会の見せ場でもあります。
ゲストも写真に収めたいワンシーンなので、司会者から率先して撮影してもらうように声をかけましょう。
ケーキ入刀後には、すぐに次の進行に移らずに、しっかりと写真タイムを設けてください。
▼ケーキ入刀&ファーストバイトの台本
カメラをお持ちの方は遠慮なく前に出てきてくださいね。」
新郎〇〇くん新婦〇〇さん、お手元はそのままに
カメラに目線をお願いします。」
まずは新郎〇〇くんより新婦〇〇さんへ
一生食べ物に困らないようにという意味を込めてお願いします。
新婦〇〇さんの可愛らしいお口に似合うサイズにしましょう。
みなさんご一緒に……あ~ん!
つづいて新婦〇〇さんから新郎〇〇くんへ
毎日おいしい物を作るよという意味を込めてお願いします。
新婦〇〇さんから新郎〇〇くんへの愛情の大きさを表して
たーーっぷりのケーキでお願いしますね。
みなさんご一緒に……あ~ん!」
DVD上映の台本と盛り上がるコツ
DVDなど動画の上映が予定されている場合には、事前の準備が大切!
きちんと上映されるか開宴前や歓談の時間などを使って、一度機材に読み込ませて確認しておきましょう。
またゲストの準備ができているかまで配慮して、上映前のアナウンスを入れると親切です。
上映直前にはスクリーンが設置できているか確認し、再生ボタンを押すだけの状態にしてからご案内を始めましょう。
▼DVD上映の台本
お手洗いやドリンクのお代わりなどを済ませ、なるべくご着席の上、ご覧ください。
~少し間を置いて~
ただいまより新郎新婦様の生い立ち映像を上映いたします。」
ゲームの進行台本と盛り上げるコツ
歓談の雰囲気がガラッと変わるように、余興を始める際は大きな声でテンションを上げて、司会者さん自身も楽しみましょう。
一呼吸おいて会場が余興を始める空気に変わったのを確認してから、ルール説明などを始めるとしっかり聞いてもらえます。
ゲームのルール説明や余興をしてくれる方のご紹介は、丁寧にハッキリと行いましょう。
新郎新婦様とのエピソードなどを交えながら説明すると、ゲストみんなが楽しめます。
▼ゲームの台本例
これより新郎新婦様からの豪華景品が当たるビンゴゲームを行います。
1列揃ったらビンゴです。リーチの方は立ち上がってください。
お二人のチョイスした豪華景品は誰の手に渡るのか?!」
▼余興の台本例
これより新婦様の高校時代のご友人がダンスショーを行います。
高校時代は新婦〇〇さんもいつも一緒に踊っていたそうですよ。
みなさん盛大な拍手をお願いします。」
謝辞と退場の台本と進行のコツ
新郎新婦様からゲストへの謝辞と退場までの台本についてご紹介します。
二次会の結びは、司会者が会場を取り仕切ることでスムーズにエンディングを迎えることができるでしょう。
謝辞の台本とコツ
二次会のエンディングに近づくと、新郎新婦様からゲストのみなさまへお礼の言葉をお伝えするシーンへと移り替わります。
先行してしっとりとしたBGMを流し始め、会場の空気を変えてから、落ち着いたトーンでゆっくりと話し始めるのがおすすめ。
開宴の挨拶と同様に、司会者用とは別のマイクを新郎新婦の席に用意しましょう。
▼新郎新婦様より謝辞の台本例
ここでお二人より、本日ご参加いただきましたみなさまにお礼のご挨拶がございます。
新郎〇〇くん新婦〇〇さんお願いします。」
退場の台本と進行のコツ
謝辞が終わると新郎新婦さまの退場に続いては、ゲストの退場となります。
楽しい二次会ほどゲストは帰るのが名残惜しくなるものですが、貸切時間内に撤収が完了するようにゲストの退場を促しましょう。
新郎新婦様がお見送りのため会場の外で待っている旨をお伝えし、入口から近いテーブルから順に退場をご案内するとスムーズです。
また電車やバスなど交通機関の時刻をご案内をすると、先の見通しが立ち、退席を促しやすくなるでしょう。
▼退場の台本例
これにてお開きでございます。新郎新婦様が会場外でお見送りのためお待ちしています。
お手荷物を全て持って、忘れ物のないように出口へとお進みください。
こちらのテーブルよりお願いします。
なお、東京方面にお帰りの方は●時●分発の電車がございます。
大阪方面へは●時●分発の電車をご利用いただけます。
お気をつけてお帰り下さいませ。」
まとめ:二次会の成功は司会進行にかかっている
二次会の司会進行をスムーズに進めるためには、時間管理やゲストへの声かけが重要です。
本記事では、二次会で司会者を頼まれた方に役立つポイントや実際に進行する際の台本例をまとめました。
二次会の流れに沿って台本をまとめてありますので、そのまま二次会の司会者のセリフとしてご利用いただけます。
本記事を参考に、新郎新婦様やゲストにとって、思い出に残る素敵な二次会を作れるといいですね。