結婚式といえばウエディングドレスや教会を思い浮かべる方が多い中、神前式には一味違う魅力があります。その中でも花嫁行列とも呼ばれる「参進の儀」は、神前式らしさを深く感じられる儀式です。
しかし、「具体的にどんな流れなの?」「どんな意味が込められているの?」といった疑問を抱く方も少なくありません。この記事では、皆さまが抱えるそんな疑問を丁寧に解消し、参進の儀の魅力やポイントを詳しくお伝えします。
本殿へと続く静かで神秘的な行進、そして一歩一歩に込められた深い思いを知ることで、神前式に対する理解が深まるはずです。込められた意味を再確認して、当日を迎えましょう。
神前式で行う参進の儀とは
神前式における参進の儀は、神職や巫女が先導し、新郎新婦様とその親族が神殿へと進む厳かな儀式です。この儀式は正式な参拝の前に行うもので、心を穏やかにして神前に立つ準備をする時間でもあります。
日本の伝統を強く感じられる瞬間でもあり、雅楽の生演奏が特別な空気を一層引き立てるでしょう。
また、参進の儀は境内を歩くものなので、一般の参拝客から祝福を受けることも。神前式でしか味わえない特別な体験です。
そんな参進の儀に込められた意味や参加者について解説していきます。
参進の儀に込められた意味
参進の儀とは、神前式において非常に重要な儀式の一つであり、その行動には深い意味と歴史的背景が込められています。
神事が執り行われる際、神前に進むという行為そのものが神聖な意義を持ち、やがて結婚式の儀式の一環として取り入れられるようになりました。
新郎新婦様を始め挙式に参加する人が列を作って神殿へと向かいますが、その一歩一歩は過去から未来へのつながりを象徴しています。家族や親族に支えられた「過去」、新郎新婦様の「現在」、そして神殿が示す「未来」です。
後方を歩く家族や親族にとっては、これまで共に歩んできた時間や思い出を振り返る感慨深いひとときとなります。新郎新婦様は心が引き締まり、これから始まる新たな人生に対する期待と決意が自然と湧き上がるでしょう。
参進の儀は単なる移動ではなく、家族や親族、そして新たな人生への覚悟と感謝を示す時間なのです。
参進の儀に参加する人
参進の儀には挙式に参加する人が参加します。新郎新婦様と両家の家族、そして親族が中心となるでしょう。
どこまで参列してもらうかについて決まりはありません。ごく少人数でも大丈夫ですし、大人数での挙式も豪華な雰囲気になるでしょう。
おじ・おばまでとする方が多いですが、誰に挙式を見届けてほしいかで参加者を選ぶのもおすすめです。親御様とも相談して決めるとよいでしょう。
参進の儀に並ぶ順番
参進の儀では参加者の並び順が決まっています。先頭には神職や巫女が立ち、続いて新郎新婦様、両家の両親、さらに親族という順番です。
式場スタッフから案内があるので、当日迷うことはありません。大まかに血縁順であると思っておけばOKです。
参進の儀で使う傘の意味
参進の儀では新郎新婦様の頭上に傘を差します。雨でも晴れでも差すもので、日差しと雨よけ以外にも、特別な意味を持つものです。
傘は屋根を表し、これから1つ屋根の下で生活を共にする新郎新婦様を表現します。夫婦になるお二人を守り、象徴するのが赤い傘なのです。
参進の儀は友人も参加できるのか
神殿内はスペースが限られるため、多くの場合は親族までしか挙式には参加できません。しかし、親族の他に友人も参列可能な神社もあります。
広いスペースを有し、多くの椅子を配置できる拝殿であれば友人も参列できるでしょう。友人は親族の後方に並ぶ形で参進の儀に加わります。
挙式に友人も参列してほしい場合は、友人も参列できる結婚式場を探してみてくださいね。ただ、神前式の挙式は親族のみで行うものと考える方も多いので、招待する際はすれ違いに注意してください。
また、一般の参拝者として参進の儀と挙式を見守るという方法もあります。挙式は外から覗き見ることになるので見づらいですが、参進の儀はとても見やすいでしょう。
参進の儀を行うときのポイント
参進の儀をスムーズに進めるためには、事前の準備と配慮が欠かせません。参加者は服装や立ち居振る舞いに注意し、神聖な雰囲気を保つ努力が求められます。
マナーやポイントについて紹介するので、参考にしてみてください。
撮影は友人に頼む
参進の儀には新郎新婦様の親族が参加するため、結婚式場に撮影を依頼していない場合には、友人に撮影をお願いするのがおすすめ。
大事なシーンを逃さないようにしっかり記録してもらいましょう。友人にも参進の儀の流れや時間を共有しておき、シミュレーションしておくと安心です。
また、外部のカメラマンを持ち込むという方法もあります。フリーのカメラマンもInstagram などで見つかるので、好みの雰囲気の方がいるか探してみてもよいでしょう。
しかし、提携のカメラマン以外は境内での撮影を禁止している神社もあります。神域となるため撮影には制限があるのです。
友人がスマホで撮るのはOKという場合が多いですが、不安な場合は事前に確認を取りましょう。
親族の服装について
参進の儀に参加する親族は、その格式と雰囲気を尊重した服装を選ぶことが重要です。特に新郎新婦様の両親は、新郎新婦様よりも目立たず、それでいて格式を保つことが求められます。
いずれも、神社の厳かな雰囲気に合った服装を心掛けることが肝心です。また、親族間で事前に服装の色味やスタイルの統一感を出すことで一体感が高まるでしょう。
参進の儀は新郎新婦様だけでなく、親族も一役を担う大切な場です。各立場に合わせた服装のポイントを紹介するので、参考にしてください。
▼母親の服装
母親は正礼装がマナーであり、黒留袖が一般的です。
洋装の場合は、控えめで落ち着いたトーンのロングドレスを選び、アクセサリーも過剰にならないよう注意しましょう。
結婚式における母親の服装については次の記事で詳しく紹介しています。
URL: https://www.kekkonshikijoerabikata.com/11722/
▼父親の服装
父親も正礼装をするので和装なら紋付袴、洋装ならモーニングコートが人気です。ほぼモーニングコートが着用されます。
父親の服装については次の記事が参考になるでしょう。
URL: https://www.kekkonshikijoerabikata.com/8997/
▼兄弟姉妹の服装
兄弟姉妹はフォーマルめを意識した準礼装がおすすめです。
姉妹の場合は訪問着や色留袖、振袖が適しています。
洋装の場合はエレガントなドレスやワンピースがおすすめで、母親よりも少し控えめなデザインを選ぶとバランスが取れるでしょう。
兄弟の場合はフォーマルな印象を損なわないブラックスーツやダークカラーのスーツが無難です。
着物のマナーについて紹介した記事もあるので、参考にしてみてください。
URL: https://www.kekkonshikijoerabikata.com/6937/
▼祖父母の服装
祖母は和装であれば訪問着、洋装なら明るすぎないワンピースやセットアップが適しています。
祖父はフォーマルなスーツを選び、ネクタイの色を控えめなものにすることで全体に統一感が出るでしょう。
しかし体調に合わせた服装をすることが一番です。
無理のない程度に華やかな装いを心がければ十分でしょう。
友人の服装について
参列者としての友人の服装については、基本的に披露宴と同様の服装で問題ありません。
ただし、神前式という日本の伝統的な儀式に参加するので、和装が特に好まれます。和装は儀式の格式を保ちながらも、日本文化への敬意を示す選択となるためおすすめです。
また、本殿に上がる際には裸足になることがないように注意してください。ストッキングや足袋の着用を事前にアナウンスしておくことが重要です。
参進の儀には参加せず見学だけであれば、華美すぎず落ち着いたシンプルなデザインがおすすめ。一般の参拝客として問題のない服装かつ、お祝いの気持ちが表せるものであればなおよいでしょう。
まとめ:参進の儀もしっかりとこなそう
参進の儀は、日本の伝統文化が息づく神前式において、非常に重要な儀式のひとつです。この儀式は新郎新婦様らが神殿に進む儀式であり、新しい門出を祝うにふさわしいひとときを演出します。
込められた意味や服装に意識することで、より思い出深い演出になるでしょう。本記事も参考に結婚式の気持ちを高めてください。
当日が素敵なひとときになることを祈っています。