ウエディングドレスの試着は女性にとってとても特別で楽しい時間です。しかしその一方で、しっかり自分に似合うドレスを見極めて1着を選ばなければいけない、という大変さもあります。ドレス試着の時間はなるべく有意義に使いたいという花嫁さんも多いハズ。
「ウエディングドレスの試着に必要なものはある?」
「当日はどんな服装で行くのがスムーズなの?」
「下着はどうすればいいの?」
初めてのことであればこんな疑問や不安を持つのも当然です。今回はそんな花嫁さんたちに向けて、ドレス試着時におすすめの服装や、ヘアメイク、必要な持ち物などをご紹介します。知っていて損のないことばかりなので、ぜひチェックしていてくださいね。
ドレス試着におすすめの服装とポイント
ドレス試着時の決まった服装はありません。しかしドレスを着るときには、着ていた服はすべて脱いで、インナーまでドレス専用のものに着替えていく必要があります。そんなドレスへの着替えでは、少しでもスムーズに着脱進められる服装がおすすめ。詳しく説明していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
試着しやすい服装とは
ドレスを着ている時間をしっかり確保したい場合には、まずは自分の衣服をスムーズに脱ぐことが大切です。ワンピースやシンプルな服装を心がけて、手早く着替えを済ませられるのが◎。
脱ぐのに時間のかかる重ね着や、リボンなど時間のかかる装飾が多すぎる服装は控えるのが無難です。ドレスショップでは着てきた服を長いと2時間ほど畳んでしまうことも多いため、シワが心配な服もなるべく控えましょう。
自分の中で、これは早くスムーズに着替えられて保管もしやすい、と感じる服がベストです。
下着類の選び方
下着はドレスショップによって扱いが異なります。貸出がある場合や、インナー・ヌーブラなどの持参をお願いされる場合も。気になる方は試着の予約時にドレスショップに確認してみるのがおすすめです。
- ストッキングについて
- ブライダルインナーについて
- 下着について
- ペチパンツについて
▼ストッキングについて
ヒールを履いてドレス姿をチェックすることが多いため、ストッキングは着用していくのがおすすめです。服装に合わない場合やストッキングが苦手な方は持参するのもOK。
ミニ丈ドレスなど特殊なデザインでない限りは、膝丈ストッキングでも十分対応できます。
▼ブライダルインナーについて
試着時には、ブライダルインナーを貸出しているドレスショップが多いです。貸出がない場合はブラの肩紐をはずしたり、そのまま中に入れ込んだりすることもあります。
ブライダルインナーをすでに持っている場合や、譲り受けて手元にある場合などは持参するのが良いでしょう。しかしまだ持っていない場合には、試着に向けて急いで準備するのはNGです。
ドレスのデザインによっては、インナーがでてしまうこともあるため、ヌーブラを使用することもあります。新調する場合はドレスデザインに合わせたインナーを選びましょう。
▼下着について
下着には特に指定はありません。しかしドレスへの着替えは必ずスタッフがお手伝いをします。ブラジャーはスタッフの目に入る可能性が高く、インナーによっては後ろのホックなどの手伝いをしてくれることも。ひと目に触れても恥ずかしいと感じない下着を着用しておくのがおすすめです。
▼ペチパンツについて
ペチパンツやペチコート、ガードルなどは、手持ちのものがある場合は付けていくのが良いでしょう。貸出があることも多いですが、事前に履いておけばショーツ姿になる必要がなく安心感を感じる人も多いです。マーメイドドレスなど、太もも付近のラインが出るドレスの場合は、補正力のあるガードルをおすすめされる場合もあります。
シェービングしておく
ドレス試着では本番同様、背中や腕、脇などがしっかり露出されます。ムダ毛を気にしていては思いっきりドレスを選べないので、気になる部分はしっかり処理しておくのがおすすめです。
スタッフとの距離はかなり近くなるため、気になる人は細かいところまでしっかりチェックしておきましょう。
ドレス試着におすすめのヘアメイク
初めてのドレス試着時に意外と忘れがちなのが、ドレス用のヘアメイクです。事前にサロンへいく必要はありませんが、ヘアメイクによってドレス姿のイメージはかなり異なります。ドレス選びの参考になるよう準備しておくことが大切です。
当日をイメージしたメイク
結婚式では普段よりもしっかりとメイクをする花嫁さんがほとんどなので、試着時もなるべく濃い目メイクを意識しましょう。シンプルなドレスでも、実際に着てみると想像より華やかで、顔映りがドレスに負けてしまうと感じる方が多いです。
いつもの1.5倍増程度を意識して、アイシャドウやチークをのせてみてください。
当日に寄せたヘアアレンジ
結婚式当日のヘアスタイルがなんとなくイメージできている場合には、近い雰囲気を作っておくのがおすすめです。例えば、「アップスタイルにティアラ」という希望がある方は、自分でできる範囲でアップにしておくと良いでしょう。
特に決まっていない場合でも、巻き髪にしておく、簡単なシニヨンヘアを作っておく、などのアレンジが◎。ドレスらしいアレンジをしておくと、後で写真を見返したときにイメージが付きやすいです。
ドレス試着当日に必要な持ち物
ドレス試着時に持っていきたいアイテムをご紹介します。ドレス試着には時間も体力も必要になるので、しっかり準備していくことでより楽しい時間を過ごせますよ。
スマホやカメラ
必ず持っていきたいのが、ドレス姿を撮影するためのアイテムです。スマホは持ち歩いている方が多いですが、カメラで撮っておきたいなどの希望がある場合には準備が大切。
あとでドレス姿を見比べるときに、自分が一番わかりやすい媒体で撮影するのが良いでしょう。
着用予定のアクセサリー
ヘッドドレスや、ネックレス・イヤリングなど、すでに準備している場合は試着時に付けてみるのがおすすめです。アクセサリーはドレスの印象を大きく左右するアイテムなので、相性は重要なポイント。
譲り受けたものなど絶対に使いたいアクセサリーがある方は、相性がドレス選びの決め手になることもあります。
汗対策グッズ
重たいドレスを何回も着たり脱いだりするドレス試着は、実は想像以上に重労働です。特に夏場のドレス試着では、エアコンが効いていても汗ばんでしまうことも。
もちろんスタッフは慣れており気にしませんが、やはり気になるという方は制汗グッズを持参するとよいでしょう。試着後に予定がある場合にも、制汗スプレーやシートがあると便利です。
ドレス試着当日に用意しておくといいもの
絶対に必要なわけではありませんが、あると参考になるものをご紹介します。悩んでしまってドレスが決まらない、という時には、なにか少しでも参考になるものがあると気持ちが一気に動くことも。
不安なことがある方は気になるアイテムを持参してみてくださいね。
気に入ったドレスの切り抜き
自分の好みを上手く伝えられるか心配という方におすすめなのが、気に入ったドレスの切り抜きや画像の準備です。例があるだけでスタッフ側もかなり理解しやすくなり、好みに近いドレスを提案できます。
気になるドレスを見つけたときは、切り抜いたり写真を取ったり、スクショしたりと、画像を残しておくのがおすすめです。
会場の雰囲気が分かるもの
会場に合う雰囲気を優先したい場合や、会場に衣裳が合うか心配な場合には、会場のイメージを持参しましょう。会場のパンフレットや雑誌を持参したり、スマホで会場のホームページを開くだけでもOKです。ここでどのような写真を残したいか、と考える時の参考になります。
結婚式のテーマと雰囲気が分かるもの
結婚式のテーマが決まっている場合には、テーマに合わせた衣裳選びも大切なポイントです。どのような雰囲気の式をイメージしているかがわかるアイテムがあると便利。例えば、イメージ画像やSNSで似たような雰囲気の式の写真を保存しておくだけでも十分参考になります。
髪をまとめるためのアクセサリー
ドレスショップによっては、ドレスの試着時にスタッフが髪に触れないこともあります。二次会用や前撮り用などのドレス選びでは、特にそういった方針のショップも多いです。
そういった場合でも自分でサッとまとめることができるよう、ヘアクリップやバレッタなどを準備しておきましょう。
まとめ:試着当日をベストな準備で最高の体験に
ドレス試着は、ワクワクの反面不安もあるという花嫁さんが多いかもしれません。しかし、しっかり準備をしておけば、初めてでも充実した試着の時間を過ごすことができます。
ワンピースなどの着替えがスムーズにできる服装で、ストッキングを着用していくとお着替えはバッチリ。インナーやアクセサリーなどは手持ちのものがある場合には、一緒に持っていきましょう。ヘアメイクは当日を意識したものにできる限り近づけておくと、かなりイメージが湧きます。
様々な準備や注意点をご紹介しましたが、まずは試着を楽しむという気持ちが一番大切です。試着自体も結婚式の良い思い出のひとつにできるように準備を進めてきましょう。
この記事を参考に、満足のできるドレス試着となることを願っています。