結婚式当日の流れと進行スケジュールのまとめ | 結婚式場の選び方 | 結婚式準備サイト

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結婚式の当日は、怒涛のスケジュールであり、ゲストと一緒に楽しめる余裕がなかったというカップルも珍しくはありません。しかし、それではやはりもったいないものです。頑張って準備してきたからこそ思いっきり楽しんで、「一生に一度の最高の1日」を堪能してほしいと思います。そのためには1日のスケジュールを、しっかりと把握しておくことが必要であり、100%スムーズにいくことはないからこそ、せめて”予習”しておくことが大切です。今回は、結婚式の当日の流れを簡単に解説していきます。

メイクアップから始まる”本番”

結婚式当日は、新婦の「メイク」からスタートします。それに少し遅れて、新郎のメイク(着替え)が始まります。同じ部屋で着替える場合は、新婦がドレスを着付けた後に、新郎が着替え始めることが多いです。ホテル会場などでは、前日の”宿泊”が特典としてついていることも多く、その場合には、そのままそのお部屋がメイク室となることになります。挙式開始の1時間~1時間半前にはメイクが終わり、いよいよ”出発”となります。

スタジオ写真・ロケーション撮影

ドレスがまだ乱れていない完璧に着付けている状態で、最初にスタジオで「THE結婚写真」を撮ることが多いです。その後は、”その式場ならではの風景”をバックに「ロケーション撮影」となります。

親族紹介・親族写真

その後、親族控え室にて親族紹介をしますが、そのタイミングで自分達の使う会場のチェックや「祝電」のチェックをします。親族全員での「集合写真」は、挙式の前に撮る場合と挙式後に撮る場合があります。挙式前の場合は「親族紹介」の後に、挙式後の場合はブーケトスなどのイベント集合直後になります。そして、式の直前にリハーサルとなります。

式のリハーサル~挙式へ

式のリハーサルは、お父様とのバージンロードの歩き方や指輪交換、ベールアップのタイミングを確認していきます。ここで内容をしっかり把握しておかないと、本番で”まごまご”してしまうことになります。
しっかりと確認していきましょう。「だいじょうぶっしょ」という方は、必ずやらかします・・・リハーサルを含めた以上の内容を、メイクアップから約1時間でこなすことになります。できるだけスムーズに進めるために大切なことは、メイクアップを必ず時間までに終らせることです。メイクアップが押してしまうと、ロケーション撮影などを削ることとなってしまいます。無駄のないよう、適度に妥協することが大切です。

「披露宴」が始まる

挙式が終了したら、次はいよいよ披露宴です。挙式と披露宴のインターバルは通常1時間ほどですが、1日に何組も結婚式を挙げるような規模の大きな会場等では30分の場合もあります。その間に、新婦はベールを取り(ベールアウト)、ゲストの方に会場へ移動してもらいます。そして準備が整った後は、いよいよ新郎新婦の入場になります。

前半は”お決まり”のスケジュール

披露宴の前半(乾杯まで)は、ほとんどのカップルが”同じような内容”で進めます。個性的なパーティーが増えている現在も、前半は”だいたいのパターン”が決まっています。新郎新婦が入場してからの司会による開宴宣言、そして、最近では新郎からゲストの皆さまへの挨拶である「ウェルカムスピーチ」をすることが一般的です。それから「主賓挨拶」に移り、「乾杯」となり、乾杯後が「宴」となります。以上の乾杯までの流れを「披露式」と呼ぶこともあり、「お決まり」のコースのため、ここまではなるべくスムーズにいきたいものです。前半のハイライトシーンとしては、「ケーキカット」を行うことが一般的です(和装で入場の際には「鏡開き」となり、ケーキカットは再入場後となります)。最近では、お互いにケーキを食べさせ合う「ファーストバイト」もセットで行うことが 一般的となってきており、実際に8割程度のカップルが行っています。また、お父様やお母様も呼んで”3カップル6人”で食べさせ合う「サンクスバイト」といったオプションもあり、バリエーションも増えています。

新郎が目立てる数少ないチャンスと言える「中座」

ケーキカット後は、しばしの歓談を挟み、新婦の「お色直し退場(中座)」となります(※中座は歓談を挟まずにケーキカット直後の場合もあり)。そして、その後に新郎が退場(中座)します。これらの退場の際、一昔前は2人同時に退場することが一般的でしたが、最近では一人ずつ(基本的に新婦が先)退場し、また、その際に”エスコート”の指名をすることが流行っています。新婦様の場合、バージンロードはお父様と歩いたので、お母様や兄弟・姉妹を指名することが多いようです。また新郎様の場合には、お母様、もしくはおばあさまと、場合によっては会社の同僚等と一緒に退場される傾向があり、新婦よりもパターンが多い数少ないイベントとなります。新郎新婦中座後は、再入場前の”場つなぎ”として「プロフィールビデオ」を上映することが一般的です。その間に新郎新婦の2人は、”ダッシュ”で着替えることになります。







「再入場」から本格的に盛り上がることに

お色直しの身支度が整ったら、いよいよ再入場です。このお色直しの時間が長引けば長引くほど、残り時間が少なくなってきます。こだわりは、ほどほどにしておいて”形を作る”ことを優先しましょう。始まりのメイクアップの際にも言えることですが、髪型や着付けを完璧に整えても、あっという間に崩れます。どうせ、完璧をキープすることはできないのです。完成から5分かからず崩れるため、それよりも楽しい時間を優先するべきではないかなと、いつも思います。

様々な”仕掛け”ができる再入場

再入場の際には、

・キャンドルサービス
・プロカメラマンによる各卓撮影

もしくは両方を行うことが通常です。両方とも行いたい人が多いのは理解できますが、どちらかにしておかないと思っていた以上に時間がかかるものです。また、高砂に座る直前に挙式でフラワーガールなどをやってくれた幼いお子様に、プレゼントをあげるイベントも恒例になっていることが多いです。この再入場のタイミングというのは、様々な演出・オプションを詰め込めるチャンスであり、特に、”どうしても注目してほしいこと”を進行に付け加えてほしいと思います。

盛り上がりのピークとなる「余興」

そして新郎新婦が高砂に座った後は、いよいよメインイベントである余興の時間に入ります。余興の数は披露宴によって違いがありますが、多くても4組(できれば3組まで)にしておかないと歓談の時間が取れません。
3組でも歓談の時間が取れない場合が多いため、正直に言うと新郎新婦1組ずつの2組にやってもらい、あとは歓談の時間にするべきかなと思います。ちなみに、歓談は再入場後の余興前か余興後の手紙前、もしくは、その両方のタイミングで取ることができ、その希望も司会者などに伝えておきましょう。

披露宴の結びはもちろん

そして、披露宴のクライマックスは「新婦の手紙」です。今までの感謝の気持ちをこめて、両親や兄弟、姉妹に伝えましょう。こちらも現実的なことをアドバイスすると、「長すぎるのが一番のマイナス点」です。

最後まで”ちょうどよさ”を忘れない

手紙を読み終えたら、ご両親へ花束の贈呈→両家の代表挨拶(主に新郎のお父様) →新郎の挨拶→退場になります。これらの挨拶も、長くなりすぎないように意識しましょう。ちなみに、、、「新郎お父様の挨拶」が長くなってしまうケースが、非常に多くなっています。挨拶はメモに書いておき、アドリブはなしでお願いしましょう。また、新郎新婦(両家の両親)が退場した後に、「エンドロールムービー」を流すことも非常に流行っています。お開きの後は、ゲストを見送る「送賓」となります。「結びのご挨拶」まで、気が抜けません。

結婚式当日に注意すべきポイント

結婚式の当日は、緊張するのは当たり前のことであり、予期せぬトラブルが起こるのは、よくあることです。準備していた通り、思い描いていた通りに100%の進行はできないものと思いましょう。会場の不手際で準備通りに行かなかったり・・・当日に限ってニキビが出来てしまったり・・・と、自分達の努力では避けることができないことはたくさんあります。そういったものは、”仕方がない”で済まし、気を取り直して楽しみましょう。ウジウジ考えていても仕方がありません。しかし、避けることができるトラブルもあり、特にゲストの方が不快な思いをすること、気分を害して帰られるようなことは必ず避けましょう。

「ゲスト」が関わるトラブルは最も注意すべき

ゲストとのトラブルは当日だけでなく、その後の人間関係にも悪影響を与えてしまう恐れがあります。せっかくお呼びした・来てくれたにも関わらず、触れ合う機会を全くとらなかったという方がいらっしゃったり、「呼ばれた結婚式で不快・不満だったこと」といったアンケートの結果として、「新郎新婦にないがしろにされた」というものも多いようです。これは特に「古い友人」などにやってしまいがちです。自分の会社での立ち位置や、現在の人間関係を優先してしまうことも多いと思います。「せっかく来たのに」といった、わだかまりが残ってしまうようなことは避けましょう。こちらから「お呼びした」ということを忘れずに、できるだけ多くの人と1度はお話できるようにしましょう。

口をすべらせない

特に後半になると、お酒も回ってきて余興などで盛り上がってきます。そして、言ってはいけないこと・言わなくていいことを言ってしまうことによって、その後の関係に影響を与えしまうこともあります。その場では笑っていても、気分を害していることも多いものです。また、「危なそうな」ゲストをお呼びした場合は、くれぐれも注意しましょう。ゲストは、あなたの鏡でもあります。

「飲み過ぎ」による典型的なトラブルも

これらのトラブルの元凶はその多くが”飲み過ぎ”によるものであり、「調子に乗ってしまった」結果であることも多いです。披露宴は、お友達との「飲み会」ではありません。普段以上に、節度をわきまえましょう。

異様なテンションの中でもしっかり意識を保つ

以上の事柄は心がけ次第で避けることができることであり、結婚式ではなくても当たり前のことだと思います。しかし、結婚式、特に披露宴は日常とは違う空間であり、”感覚がマヒしてくる”傾向があります。大きなイベントの思い出というのは長い間、覚えているものです。これから先、ゲストに恨まれることのないよう、悪い思い出にならないよう、気配りを大切にしましょう。ということで、結婚式当日において、最も大切なことは調子に乗らないことです。







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