「満足感」に関しても「後悔」に関しても、「お金」という要素は非常に大きなものになるようであり、結婚式に携わっていると、「お金」が「感情」に与える影響は大きいものだなと感じます。
人間は「得をした」と感じると、すべてがうまくいったと感じ、「損をした」と感じると、すべてマイナスに映るようです。
後悔するために、結婚式を挙げるカップルはいないはずです。
そのためには、やはり「金銭的なメリット」を感じるような「払った分より満足度の高い」結婚式を挙げることが、非常に大切なことになってきます。
まずは、「お得な式場」を選ぶ・選び方をすることが大切ですが、本当の勝負は「会場決定後」の準備段階であり、「アイテム」や「オプション」を含めた「総費用」という考え方が大切です。
値切って(値下げ交渉して)いいものとよくないものがある
前提として、「結婚式」は提供する側からすれば「ビジネス」であり、利益を出さなければならないため、一定額以上の値下げはすることができません。
また、「会場費」などは基本的に値引きできないものも多く、最初の段階で、「お得なプラン」を選ぶ必要があります。
ただし、「結婚式に関わる商品」は<値切る>」ことができることも多く、「車」などを購入する際と同じく、「オプション」などをからめ、”話し合い”で、うまく交渉していくことが大切になります。
●”やり過ぎ”は厳禁
「値切る」という行為は、通常のお買い物ではなかなかできないことです。
にもかかわらず、過剰な値下げを要求するカップルもいらっしゃいます。
しかし、そういったカップルはトータルで必ず損をすることになります。
例えば、会場が提携している写真屋さんでアルバムを注文する際(90%以上のカップルが提携会社でアルバムを注文します)、過剰な値下げを要求した場合、「ケチな客」=「嫌な客」となり、当日は「下手なカメラマン」を回す可能性があります。
リアルな話ですが、、、
「売っている側も人間である」
ということを忘れないようにしましょう。
逆に、「いいカップル」という印象をつければ、「うまいカメラマン」をつけてくれる可能性もあります。
せっかくなら、いい写真を撮ってもらいたいですよね。
「正しい値引き交渉」をしよう
”うまく”値引きしてもらうには、やはり一般的な買い物と同じく「まとめ買い」です。
まずは、買い物を「一社に集中する」ことです。
同じ商品を売っている業者が、2社ある場合、必ず片方(本当にいいと思う方)の業者で、「すべての関連商品」を注文します。
と見せかけます。
「全て御社で購入します」という姿勢を見せつつ、別の会社の商品の値段をうかがいます。
あれはこっちの方が安いけど、あれは高い・・・などといった場合には、最初に決めた方の会社に対して、
「これはあっちの会社の方が安かったんですけど・・・」
といった交渉をすれば「トータル」では、ほぼ100%安くなります。
この”トータルで”というのは、非常に重要になります。
そもそも、最安値のアイテムを寄せ集めた場合、「質が落ちる」といった弊害が現れることが非常に多いです。
「G○P」、「ユ○クロ」、「G○」、「しま○ら」で、「トップス」、「ボトムス」、「シューズ」、「ハット」を、それぞれ最安値でコーディネートした服装を想像して下さい。
「それはどうかと・・・」となるはずです。
それならば、どれか一つのお店の商品で「トータルコーディネート」した方がいいはずです。(例えが下手で申し訳ありません・・・)
トータルで安くなるだけで、御の字なのです。
●「おまけ」をつけてもらおう
また、もともと1社しかないアイテムの会社や、値下げが難しいアイテムで値下げ交渉をしていると
「お値段そのままなんですが・・・これを付けます」
というケースが非常に多くなります。
「おまけ」をしてもらえるということは、見方を買えれば、その分の得をしたということです。
しかし、提示されたおまけが、「いらない」ものである場合、「こっちをおまけにしてくれるのなら」という、「別のおまけ」を催促するという手も「あり」になります。
●”決める前”に担当プランナーへの相談
また、「ホントに欲しいけどお金が・・・」という切実な場合、「心の底から値下げして欲しい」という場合には、後悔しないためにも、「担当プランナー」に相談してみましょう。
「あの会社のあの商品が欲しい!」
「でも予算が足りない!」
ということを、熱意を持って伝えましょう。
実は”裏から”手を回してもらえることも多いです。
上記したように、プランナーもまた人間であり、「何らかの方法」で値下げしてくれることもあります。
ちなみに「何らかの方法」とは・・・大口案件(お金持ちカップル)が来た場合に、優先的にその業者に回すといったことや、その会社の「値引きによるマイナス」を式場が補填する といったことになります。
前向きに相談してみましょう。
「最終的にプランナーに頼る」という裏技を使うためにも、担当プランナーとは、”いい関係”を作っておくことが大切です。
「立場は違えど(真逆)、同じ人間」ということが鍵になります。