「田舎」という表現は少し失礼にあたるのかもしれませんが、そのとらえ方・意味には、主に2つあると思われます。
1つは、いわゆる”地方”と呼ばれる「首都圏外の地域」を指すものとして、もう1つには、「自分が生まれた場所」という意味もあります。
首都圏外といっても、どこからどこまでということは非常に曖昧であり、首都圏であっても、”都会とは思えない場所”もあったりと様々ですが、基本的には「遠いところ(近くはないところ)」という意味合いもあるはずです。
また、最近では自分が生まれた地域を「地元」と表現することも一般的です。
いずれにしても、首都圏ではない・今住んでいるところではない場所で結婚式を挙げるということは、首都圏で結婚式を挙げるよりも”やっかいな面”も多いため、それぞれのパターンに合わせた注意点を紹介したいと思います。
地方に住んでいてその地域で式を挙げるケース
まずは地方在住のカップルが、その地域で式を挙げるケースですが、これは特にめずらしい例ではなく、ある意味で”当たり前”という感覚の場合も多いです。
そして、その際には基本的に、「その地域に合わせる」ことが大切です。
地域ごとの、様々なしきたり・風習があるはずです。
それは「文化」でもあり、「従う」こともイベントの1つと言え、ぜひ地域に合わせた結婚式にしてほしいと思います。
何より、”ご近所の目”は都会よりも怖いですよね・・・・
しかしながら、それは「内容」に関してであり、「式場選び」に関しては可能な限り、くふうをしましょう。
●地方だからこそ「大手」が無難
地方の場合には首都圏に比べ、式場の選択肢が少ないエリアが多く、「みんながみんなと同じところで式を挙げる」という傾向があります。
「人づてに相場が分かる」というメリットもありますが、<新規開拓>をしてみること、それも”お得に式を挙げる”ということは、その後に結婚式を挙げる人にとっても1つの道しるべになるはずです。
そして、その際には1つの選択肢として、「大手」と言われるような「グループ経営」をしている結婚式場がおすすめです。
そういった式場の特徴として、「クオリティが安定している」という点があります。
はっきり言って、「地方の古い会場」よりは、”しっかりしている”という面が強いです。
それはサービスの内容や、準備の手配まで様々です。
また、”新しいことができるかも”という可能性も高くなります。
地方は、どうしても保守的であり、それは「結婚式の演出」も例外ではありません。
もちろん、最終的には「好きな場所」で式を挙げるべきですが、一度は検討してみることをおすすめします。
現在住んでいる近辺ではなく<地元に帰って>挙げるケース
次に、普段は首都圏に住んでいて・仕事も東京といったカップルが、地元に帰って式を挙げる里帰り婚の場合ですが、これは「彼の実家がある地域」となることが多いはずです。
やはり、「お嫁さんを迎える側」で行うことは今も昔も変わりません。
ただし、基本的には現在、住んでいる地域で挙げることが一般的です。
<こっちに呼ぶ>ということになりますが、親戚が多かったりする場合には一度、都内で式を挙げた後に、帰省して「2回目の披露宴」を挙げるケースもめずらしくありません。
※参考記事:⇒結婚式を2回やる?1.5次会の内容と費用【おすすめの会費制で披露宴をパーティーに!】
●準備でやることは同じ
式場選びの基準や、準備内容に関しては、普段住んでいる・住んでいないに関わらず、里帰り婚も同じものになります。
一方で、その地方の”風習”を重んじることも大切であり、「うちはここで式を挙げるんだ!」といった、神社が決まっていたりと、やはり「家」の行事である面が強い地域もあります。
また、「ご近所の方」まで呼ぶといった、東京ではあまりないポイントも多く、面食らってしまうこともあるかもしれませんが、やはり”合わせる”ことが大切です。
特別なことをしようとすると、
「都会の風吹かせやがって」
というリスクもあるため、大まかな部分は合わせておきましょう。
「そもそも式場を選ぶ・見学する機会が少ない」
ということは非常に注意すべきポイントであり、”帰った際に一気に見に行く”を意識しましょう。
結婚式場の探し方を相談したい!
以上の記事でも解説されていますが、自宅から遠い場所にある結婚式場で挙げるということは、「何しろ準備が大変」というデメリットが、非常に大きなものと想定しましょう。
そのため、家族・親戚の力を借りることが不可欠になります。
首都圏に比べて”遅れている”ことは確か
様々な業界が、<首都圏に集中>している傾向がありますが、ブライダル産業・結婚式場に関しても、やはり東京が圧倒的に栄えています。
やはり「人口」が多いことが理由であり、それぞれにマッチしたコンセプトが必要だからです。
一方で、地方に行くほどに、やはり「遅れている」と言わざるをえません。
それは結婚式場の数だけではなく、内容に関しても同じであり、”昔と変わらず”といった、古い設備・コンセプト・価値観で行われていることは否めません。
●”保守的”だからこそできるだけ多くの情報を集める
”価値観が古い”ということは、都内の会場行っているような「プラン割引」や、それらを提供する「くふう」がなされていないことも多く・・・「コストパフォーマンス」という面においても、”イマイチ”ということが多くなります。
しかしながら、そういったことを受け入れたうえで、しっかりと準備を進めていくことが大切であり、”できる限りの努力”を大切にしましょう。
何より、結婚式は日本中で行われているものであり、東京のスタンダードに合わせる必要も、そもそもないのです・・・
(東京は田舎者の集まり、なんていいますね・・・)
もちろん、田舎だろうが、都会だろうが、<結婚式場選び>が大きなカギを握っていることは変わりありません。
また、里帰り婚は総費用に関して、平均としては首都圏よりも、ややリーズナブルですが”ピンキリ”の傾向が強く、また、「見積もり」の詳細が把握できないことも多いです。
とにかく「情報」を集めて、実際に見に行くことがより重要になります。