人前式ではオリジナル挙式をあげることができるので、手作りの結婚証明書へサインという演出を考えている新郎新婦様は多いです。
「2人らしいものにしたいけど何をしたらいいの?」
「簡単にオリジナリティを出すには?」
「ゲストと一緒に作るものにしたい!」
本記事では、オリジナルの証明書を作成するにあたって、参考になるアイデアを多く紹介していきます。
手軽なものから、準備と手間を要するものまで広く挙げたので、アイデア出しに詰まっている方は必読です。
本記事も参考にお二人だけの結婚証明書を作りましょう。
結婚式の結婚証明書とは
結婚証明書とは挙式で新郎新婦がサインする、お二人の結婚を宣言するものです。
羽ペンでサインをする新郎新婦様のイメージがあるかもしれません。
まずは結婚証明書の基本的な情報と用意方法を見ていきましょう。
結婚証明書について
結婚証明書とはいいますが、日本では法的な書類ではないので、演出として組み込まれます。
お二人の愛の誓いを具現化する役割があり、ひそかに憧れをもつ新婦様も少なくありません。
教会式では必ず組み込まれますし、人前式でも登場する確率が高いです。
教会式で組み込まれているからという以外にも、記念になる、形式が自由といった理由が人気の秘密だと考えています。
挙式後はインテリアとして飾ることもでき、取り入れる人が多いです。
▼人前式とは
人前式とは宗教に囚われない、自由な挙式スタイルのことを指します。
ゲストに結婚を承認してもらうという点が一番の特徴で、最近定着した挙式スタイルです。
誓いの言葉をもって婚姻を宣言する方もいらっしゃいますし、指輪交換だけ披露することも、全部盛り合わせにすることだって叶います。
その中で結婚証明書へのサインも根強い人気があり、プランナーお任せの内容だとサインが組み込まれているくらいです。
流れは教会式に沿っていても、使用するアイテムは手作りなどオリジナリティのある結婚式になります。
人前式の人気演出については次の記事で紹介しているので、併せて目を通してみてください。
URL: https://www.kekkonshikijoerabikata.com/7258/
オーソドックスな結婚証明書
実は結婚証明書には決まった形式がなく、式場によって用意されているものが違います。
オーソドックスな結婚証明とは、上質紙に日付、式場名、誓いの言葉、署名欄が記入されているものです。
お二人の署名欄のほかに承認者の署名欄もある場合や、紙ではなくプレートを用意する式場もあります。
結婚証明書の用意方法
結婚証明書の用意方法は4つあります。
- 式場のものを使用する
- 購入する
- 自作する
- 公的な婚姻届受理証明書を活用する
1.式場のものを使用する
オーソドックスなものであれば結婚式場に用意があります。
こだわりがなかったり、簡単に済ませたい場合は使用するとよいでしょう。
2.購入する
結婚証明書は外部から購入も可能です。
かわいいデザインやキャラクターものの取り扱いがあることも。
既製品を参考にDIYしてみてもいいですね。
3.自作する
完全オリジナルで用意することもできます。
オーソドックスなものをベースにすることも、完全にオリジナルで作成することも可能です。
後の項目のアイデアも参考にしてみてください。
4.公的な婚姻届受理証明書を活用する
挙式で使う結婚証明書に法的な効力はありませんが、市区町村の役所で発行してもらえる「婚姻届受理証明書」は法的にお二人が夫婦であることを証明するものです。
その場で発行されるものは事務的な、必要事項だけが書かれた書類なのですが、市区町村によっては賞状形式の証明書を発行してくれるところもあります。
婚姻届の原本は手元に置いておけませんので、代わりに受理証明書を発行する新郎新婦様が増加中。
例えば彦根市ではご当地ゆるキャラの「ひこにゃん」がデザインされたオリジナル受理証明書を発行できます。
彦根市に住民票や本籍がなくても、彦根市で届け出を出せば申請可能なので気になるデザインを探してみてもよいでしょう。
URL:https://www.city.hikone.lg.jp/kakuka/shimin_kankyo/2/2_1/20544.html
デザインや対応可能かは市区町村ごとにことなります。
挙式で使用した証明書と並べて額縁に入れてもよい思い出になるのではないでしょうか。
いつも目に入るところに置いておけば、婚姻届を出した日と結婚式をあげた日のことをいつでも思い起こさせてくれます。
人前式におすすめの結婚証明書の演出アイデア
人前式では結婚証明書のデザインだけでなく演出の仕方も自由です。
結婚証明書の誓いの言葉をオリジナルにしたり、ゲスト参加型の演出にしたりと方法は様々。
以下も参考に考えてみてください。
それでは紹介していきます。
誓いの言葉を自分たちで考える
誓いの言葉は、よくあるもの以外にもお二人らしさを全面に出した内容もおすすめです。
以下のようなものが例になります。
「お気に入りの映画の鑑賞に何回でも付き合います」
これからの微笑ましい日常が思い描けるのではないでしょうか。
お二人だけの誓いの言葉で唯一無二の証明書が出来上がります。
誓いの言葉の例文については以下の記事で詳しく紹介しているので、参考にしてみてください。
URL: https://www.kekkonshikijoerabikata.com/6514/
笑いの起こるアットホームな結婚式にしたいときは、次の記事が役立つでしょう。
URL: https://www.kekkonshikijoerabikata.com/6758/
家族が活躍する誓いの言葉にしたいときは以下の記事に目を通してみてください。
URL: https://www.kekkonshikijoerabikata.com/6498/
URL: https://www.kekkonshikijoerabikata.com/6295/
ゲスト参加型として名前を集める
ゲスト参加型としてまず挙げられるのが、ゲストの名前を集めるタイプの結婚証明書です。
祝福や承認感が強い証明書で、まさにゲストに祝福される結婚式になるでしょう。
▼ハートドロップス
ゲスト参加型の結婚証明書としてまず名前が挙がるのがこのタイプです。
小さなパーツなどにゲストの名前を書いてもらい、瓶などに集めます。
パーツはなんでもいいので、お二人に縁のあるものや結婚式のテーマに沿って用意するとよいでしょう。
繋がりがテーマであれば、リボンに名前を書いて裸のリースに結び付ければインテリアとしても可愛いリボンリースの完成です。
▼パーツ例
- モロッカンタイル
- ジェンガ
- レゴ
- シーグラス
- チェキ
- シール
▼アクリル板などにサイン
1枚の大きなアイテムに名前を書いてもらうアイデアです。
アクリル板など透明なアイテム、鏡が最近の流行。
写真パネルや前撮り写真を使ったボードなども人気です。
運動部の出身であれば、ボールにメッセージを寄せ書きという演出もよく選ばれています。
ゲスト参加型として承認の証を集める
結婚承認の証は名前だけではありません。
他の方法でゲストに参加してもらうことも可能です。
▼ウエディングツリー
ゲストの拇印やスタンプでツリーを完成させるタイプの結婚証明書です。
ツリー型以外にも、風船や花畑などデザインは無限大。
カラフルかつ統一感のある仕上がりにしたい方におすすめです。
▼ウエディングキャンバス
ウエディングキャンバスとはゲストに筆を執ってもらい一緒にキャンバスを完成させる演出です。
一筆ずつ直線を書いてもらい、唯一無二のデザインを作り上げます。
インクの色に意味を持たせて選べるようにするのが通例です。
詳しくは以下の記事が参考になります。
URL:https://72wedding-idea-box.com/2023/05/23/weddingcanvas/
人前式におすすめの結婚証明書のデザインアイデア
人前式の場合お二人のオリジナル挙式ができるので結婚証明書のデザインもお二人の好きなものにできます。
オリジナル婚姻届と合わせたデザインにしてみてもいいですね。
婚姻届を自作する際は、大きさや記入事項に決まりがありますが、結婚証明書にはありません。
結婚式にテーマを持たせ、統一した雰囲気にすると一体感がでます。
初めに決めたテーマや型から外れてしまうと、無限の選択肢の中で迷子になってしまいますので注意しましょう。
以下のアイデアも参考に自作してみてください。
結婚証明書へのアレンジ方法は幅広く、ちょっと手を加えただけでも簡単にオリジナルのものが作れるでしょう。
1.紙にこだわる
見落とされがちですが、紙の質にもこだわることがおすすめです。
パソコンで作成し、ただのコピー用紙に印刷したのでは強度も高くありませんし雰囲気もありません。
厚みのある紙を用意しましょう。
また結婚式後、どこかに飾るのであればそれも考慮したものにするとなおいいです。
▼結婚証明書の紙の例
- 水に強い紙
- 破れにくい紙
- 変色しにくい紙
- 和紙
- 羊皮紙
テーマに合わせて考えてみてください。
2.装飾に力を入れる
結婚証明書の縁など、文字周りの装飾もお好きなデザインにしましょう。
▼装飾の例
- アンティークな飾り枠
- 草花模様のパターン
- 着物の柄
また、紙上のデザインだけでなく結婚証明書そのもののデザインも自由です。
後々額縁に入れることを考えるのであれば、A4サイズやA3サイズからはみ出なければ形は自由でいいでしょう。
▼結婚証明書のデザイン例
- 切り抜き
- エンボス加工
- 箔押し加工
業者に依頼せずともセルフでできるものも増えてきましたので、意外と選択肢が多いです。
おすすめはクラフトパンチで四隅をカットすることと、上下左右をレース模様になるようにカットすることです。
惚れこんだ式場の雰囲気をいつまでも手元に残しておけます。
3.カラフルに仕上げる
結婚証明書はシンプルな色使いでないといけないわけでもありません。
▼カラフルに仕上げる例
- 手書きで模様を書き入れる
- 水彩絵の具で淡く色付け
- スタンプを押す
- シールを貼る
- カラーサンドを張り付る
テーマに沿って自由に考えてみてください。
海がテーマなら、カラーサンドは砂浜のような雰囲気になって披露宴会場の装飾ともよく合うでしょう。
4.額縁まで考える
結婚式を無事に乗り越えたら、結婚証明書は額縁やフレームに入れて保管、インテリアとして飾る方が多いです。
この額縁についてもサイズや色、デザインを考え出したらキリがありません。
額縁の装飾までやるのは時間がないかもしれませんが、どんなデザインのものに入れるのかも考えて結婚証明書を作るのがおすすめ。
特にサイズには注意です。
大きすぎたり、中途半端なサイズだと額縁内のスペースが余ってしまいます。
そのスペースも活用するのであれば問題はないですが、ジャストフィットさせたいのであれば証明書を作る最初の段階から気を付けましょう。
自作と購入どっちがいいのか
どちらも選択できる状況なら自作がおすすめではありますが、どちらを選ぶべきかの判断基準もお伝えします。
基本はどれだけ時間が残っていて、手間をかけられるのかで判断しましょう。
証明書の作成に割り当てられそうな時間はどれくらいあるでしょうか。
他の準備と並行する形となり、忙しい中での作業となります。
購入だとクオリティが保証されるのが嬉しいポイントです。
品質を重視する必要がある証明書の場合は、購入も優先的に検討してみてください。
まとめ:手作りの結婚証明書で式をあげよう
オリジナルの結婚証明書のアイデアを紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
プレーンな証明書も、デザインの可能性は無限大です。
ぜひ本記事を参考に、お二人だけの証明書を作ってみてください。
結婚式のテーマに沿った素敵な証明書にサインできることを祈っています。