結婚式に招待され当日のコーディネートを考える時に、いつも同じネクタイを選んでいませんか。
たまには違うものにしたいけど、どうすればいいのか分からない方は本記事が参考になるでしょう。
「結婚式にお呼ばれされたけど、いつもよりお洒落したい」
「気合入れたコーディネートをするにはどうしたらいい?」
「新しいネクタイの結び方を習得したい」
本記事では1歩先を行くおしゃれなネクタイの選び方と結び方を紹介しています。
他の友人が知らないような着こなしで、新郎新婦へのお祝いの気持ちを表現してみてはいかがでしょうか。
買える場所も紹介しているので、手元になくても安心です。
また、同じネクタイでも結び方やアクセサリーが違うだけで印象が変わります。
今あるもので工夫を凝らすのもおすすめです。
男性ゲストのネクタイ基本マナー
日本では白、シルバーが基本とされてきました。
無地で光沢のあるものが相応しいです。
世界的にはシルバーが主流で、白は日本のマナーという印象があります。
もし国際結婚された新郎新婦の結婚式でしたら、相手の国のマナーを調べておくのがよいでしょう。
ノーネクタイはマナー違反となりますので、必ず付けていきます。
華やかな場であるとともにフォーマルな場であることも忘れてはいけません。
結婚式に相応しいネクタイの色
無難なのは白やシルバーの無地ですが、淡い色合いや細かな柄であればフォーマルな場でも着用可能です。
場が華やぎ、新郎新婦を祝うムードを盛り上げるようなネクタイを選びましょう。
周りと1歩差を付ける、おしゃれな着こなしもできます。
▼白・ホワイト・シルバー系
白・シルバーを基本に、目立たない程度に色が付いていても問題ありません。
▼最近はパルテルカラーもOK
友人として出席する場合などはパステルカラーも人気です。
さりげなく色づいているものを選びましょう。
結婚式ではNGなネクタイ
新郎新婦より目立ったり、お祝い事に水を差すようなネクタイはNGです。
▼黒っぽいネクタイ
喪を連想させる黒のネクタイはマナー違反となります。
ただ、タキシードがブラックタイと呼ばれるように、黒色は海外では正式な色とされる場合もあります。
ドレスコードが指定されていればそれに従いましょう。
▼派手な柄やアニマル柄のネクタイ
新郎新婦より目立つ派手な柄や、殺生を連想させるアニマル柄も避けましょう。
季節に合わせたネクタイのおすすめカラー
季節に合わせて色味を変えてみてもよいでしょう。
色選びに迷ってしまいがちな人におすすめの選び方です。
春のおすすめ
春は芽吹いた草花の色がおすすめです。
- ピンク
- ラベンダー
▼ピンク
▼ラベンダー
夏のおすすめ
夏は輝きを増す自然の色がおすすめです。
- ブルー
- 水色
- 黄緑
▼ブルー
▼水色
▼黄緑
秋のおすすめ
秋は紅葉で装う山の色がおすすめです。
- シャンパンゴールド
- オレンジ
- ベージュ
▼シャンパンゴールド
▼オレンジ
▼ベージュ
冬のおすすめ
冬は厳粛な銀世界の色がおすすめです。
▼スモーキーカラー
結婚式に相応しいネクタイの柄
目立ち過ぎないことが大前提で、柄入りのネクタイを選ぶこともできます。
細やかなデザインのものが相応しいでしょう。
フォーマルな場にも付けて行ける柄として以下が挙げられるので参考にしてみてください。
1.細かいドット
ピンドットと呼ばれるピンで突いたような見た目の、小さなドットが結婚式に向いています。
丸が大きくなるにつれカジュアルになっていくので、細かい目のものを選んでください。
一見無地に見えますが柄物なので、シャツは無地で合わせる方が無難でしょう。
2.レジメンタルストライプ
レジメンタルストライプはビジネス用でも定番の柄で、気を付けないとビジネスライクな印象を与えてしまいます。
そのため光沢があったり、白色を基本としたデザインのものを選びましょう。
また、線の幅は狭くなるほどフォーマルな印象を相手に与えます。
3.小紋柄
ドットと同様に細かな模様であればフォーマルな場にも合うでしょう。
大きな柄は悪目立ちするので避けてください。
吉祥文様など縁起のよい柄を選べば、新郎新婦をお祝いする気持ちも表現できます。
4.グレンチェック
イギリスの代表的な柄であるグレンチェックもフォーマルな場で着用可能です。
スリーピースを揃えれば英国紳士な着こなしも叶うでしょう。
周りと1歩差を付ける格のあるおしゃれが叶います。
5.千鳥格子
ハウンドトゥースとも呼ばれ、こちらもイギリス発祥のチェック柄です。
やはり目が細かくなるほどフォーマルになっていきます。
ネクタイの主張が大きめなので、スーツやベストは落ち着かせることでバランスを取りましょう。
黒っぽく見えすぎてもよくないので、全体の色味などはよく吟味する必要があります。
6.ペイズリー
生命の起源を思わせる神秘的なデザインで、華やかさのあるネクタイです。
イギリスのペイズリー市での生産が盛んだったためペイズリーと呼ばれます。
柄が目立つものではなく、上品に華やぐ1本を取り入れましょう。
日頃からおしゃれを楽しんでいる方におすすめです。
7.ソリッド(無地)
結婚式にお呼ばれした際、無難なのはソリッド(無地)で光沢のある素材のシルバータイです。
結婚式にはきちんと感が出せる、派手ではないネクタイが適しています。
立場別でネクタイの選び方
お呼ばれされた立場によって選ぶべきネクタイは変わります。
立場に沿った服装を心がけましょう。
主賓としてお呼ばれされた場合
主賓として参加する場合、他のゲストより少し格を上げた装いが求められます。
しかし新郎や親族との被りは避けたいところでしょう。
そんな時はシャンパンゴールドのネクタイをおすすめします。
華やかさと品格を兼ね備えた色合いで、主賓のネクタイにぴったりです。
親族としてお呼ばれされた場合
親族として結婚式に出席する場合、新郎新婦との関係性を考慮しフォーマルさを兼ね備えたコーディネートが求められます。
色は、上品なパステルカラーやシャンパンゴールド、上質なシルバーなどがおすすめです。
これらの色は華やかでありながらも落ち着いた印象を与えます。
柄はシンプルかつ洗練されたものを選びましょう。
レジメンタルストライプや無地のネクタイで、シルクなどの高品質な素材のものを選ぶと、よりよいです。
スーツやワイシャツとのバランスも考えながらコーディネートしてみてください。
友人としてお呼ばれされた場合
友人として結婚式に出席する場合は、少しカジュアルな要素も取り入れつつ、フォーマルさを保つネクタイを選ぶと良いでしょう。
特にパステルカラーのネクタイは、友人としての立場にふさわしく、人気があります。
例えば、爽やかなパステルブルーやソフトなピンク、淡いグリーンなどの色合いが華やかさを演出してくれるでしょう。
また、ドットやチェック、ペイズリーなどのデザインは、友人としての立場を生かしつつも礼儀を忘れないコーディネートに仕上げてくれます。
結婚式に必要なネクタイが買える場所
結婚式に相応しいネクタイについて紹介しましたが、どこで買えるのかも紹介していきます。
自身の状況に合った場所で購入してみてください。
もし万が一ネクタイを忘れてしまったとき、コンビニでもネクタイが売っていることがあります。
ただ、ビジネス用のものであることが多く結婚式には向かないことがほとんどです。
不安であれば2本用意し、1本はクラッチバッグにしまっておきましょう。
1.百均
百均にはオーソドックスな白色のネクタイが売っています。
おしゃれにこだわりたい人や、長く使えるものが買いたい人には向いていません。
使用回数が少ないので、日常使いするよりかは長く持ちます。
しかし、薄さや品質が気になることもあるでしょう。
とりあえず間に合わせで1本必要な人、安く買いたい人にはおすすめです。
2.紳士服店
フォーマルな服を揃えるとすれば、多くの方が紳士服で買いそろえ、ネクタイも購入しているのではないでしょうか。
専門店なので間違いがありませんし、良品が並んでいます。
デザインも豊富で、店員さんと相談しながら決められる点も魅力です。
時間に余裕がありじっくり選ぶことが可能であったり、いいものを買いたい方におすすめします。
3.ネット
ネットショッピングであれば、無限に提示されるデザインからしっくりくるものを探し放題です。
目的のものが必ず見つかるでしょう。
二次会用の奇抜なデザインもあっという間に見つかります。
ただ、手元に届くまで時間がかかるので、結婚式まで余裕がある人向けの購入方法です。
参列者におすすめのネクタイの結び方
いつもの結び方でもいいですが、せっかくならいつもと違った結び方で出かけてみませんか。
凝った結び方でおしゃれを楽しみましょう。
以下の結び方を紹介していきます。
また、簡単にできる結婚式に相応しい結び方のコツとして、ディンプル(くぼみ)を作るというものがあります。
ディンプルがあることが立体感が増し、簡単にフォーマルな雰囲気になるのでぜひ試してみてください。
1.プレーンノット
一番オーソドックスな結び方です。
初めはこの結び方をマスターしたという方も多いのではないでしょうか。
もちろん結婚式にしていっても問題ありません。
▼動画で結び方をチェック
2.ウィンザーノット
プレーンノットだと結び目が小さくて貧相に感じる方におすすめです。
大きくどっしりとした結び目ができ、安定感があります。
▼動画で結び方をチェック
3.セミウィンザーノット
ウィンザーノットだと結び目が大きすぎるが、プレーンノットは小さいと感じる方にはセミウィンザーノットがおすすめです。
ウィンザーノットの結び方を一部省略した結び方で、スマートな印象を与えます。
▼動画で結び方をチェック
4.ダブルノット
プレーンノットで作る輪を2つ作るのがダブルノットです。
結び目が縦長になります。
シンプルですっきりとした見た目になるでしょう。
▼動画で結び方をチェック
5.エルドリッジノット
二次会や華やかさが求められる夜のパーティーなどにおすすめです。
編みこんだような結び目が唯一無二であり、シンプルなデザインのネクタイほど結び目が際立つでしょう。
▼動画で結び方をチェック
6.トリニティノット
二次会やカジュアルなパーティーに向いています。
襟の開いたシャツと合わせるのがおすすめです。
結び目が大きく立体的になるので、体つきがしっかりしている方が映えるでしょう。
▼動画で結び方をチェック
7.クロスノット
さりげないこだわりが光る結び方です。
見た目はプレーンノットに近いですが、よく見ると斜めにラインが入るようになっています。
ネクタイに慣れてきた頃に取り入れてみましょう。
さりげなく華やかさを出せますが、格式高いパーティーの際には避けるのが吉です。
▼動画で結び方をチェック
8.ブラインドフォールドノット
プレーンノットを作り、最後に結び目を隠すように大剣・小剣を後ろから前へ、V字部分をくぐらせる結び方です。
アスコットタイ風の見た目になりおしゃれな着こなしになります。上級者向けといえるでしょう。
コーディネートに差が付く小物たち
ネクタイ以外のおしゃれを楽しめる小物を紹介していきます。
ネクタイ以外のものでVゾーンを飾ったり、アクセサリー類を取り入れることで、上級者な着こなしが叶うでしょう。
1.ボウタイ・蝶ネクタイ
ボウタイ・蝶ネクタイは燕尾服・タキシードに合わせる、立派なフォーマルアイテムです。
ウイングカラーのシャツに合わせるのが正式なやり方ですが、通常のシャツやワイドカラーに合わせるのも最近の着こなしとして広まっています。
燕尾服・タキシードに合わせるものなので、本来であれば夜の着用が望ましいアイテムです。
ただ、日本では時間帯による服装の区別が曖昧なため、昼から着用してもよいとされています。
色や柄については、ネクタイと同様に派手なものは避けましょう。
また、ボウタイ・蝶ネクタイにおいては黒色でも問題ありません。
2.バロックタイ
最もフォーマルなネクタイがバロックタイです。
新郎新婦の父親や主賓が身に着けるものになります。
モーニングコートと合わせるもので、丈が短いためベストと合わせて着用するのがマナーです。
友人ゲストとして参加の場合、着用機会はあまりないでしょう。
3.アスコットタイ
アスコットタイはモーニングコートやディレクターズスーツに合わせる、幅が広いネクタイです。
スカーフのように首に巻いたり、リングタイのように着用することもできます。
おしゃれの幅が広く、上級者向けのアイテムといえるでしょう。
主賓として呼ばれた際などに活用すると、一目置かれる存在になれるかもしれません。
4.アスコットスカーフ
アスコットスカーフは、アスコットタイと似ていますが、より柔らかい素材でできているスカーフです。
カジュアルかつエレガントな印象を与え、結婚式後の二次会やカジュアルなパーティーにも適しています。
アスコットスカーフを選ぶことで、他のゲストと差をつけ、自分らしさを際立たせることが可能です。
5.ネクタイピン
ネクタイが乱れないように付けるネクタイピンも、おしゃれを楽しめるアイテムです。
立体的になるようにネクタイを留めることで、華やかさを演出することができるでしょう。
ピン自体に装飾がほどこされたものもあるので、パーティー用のネクタイピンを1つ持っていても良いのではないでしょうか。
6.ポケットチーフ
ジャケットの胸ポケットに挿す布で、ビジネススーツでも華やかを演出できるタイプのアイテムです。
ネクタイと色味と組み合わせることで、統一感のあるスタイリッシュなコーデができます。
挿し込み方によって印象が変わるので、基本の白色のポケットチーフは持っていて損はないでしょう。
7.カフリンクス
シャツの袖を飾るアクセサリーで、カフスボタンとも呼ばれます。
さりげないおしゃれが叶うので、取り入れやすいアクセサリーといえるでしょう。
見え隠れする程度の存在感で楽しめるので、おしゃれ初心者にも挑戦しやすいです。
少し凝ったデザインでも小さければ目立たないので、遊び心のあるデザインを取り入れたい場合におすすめします。
まとめ:ネクタイにまで完璧な服装で結婚式へ行こう
結婚式でつけるネクタイについて紹介しました。
ネクタイは体の中心にあり、全体の印象を左右するアイテムです。
マナーを抑えた装いをするのはもちろんですが、ぜひおしゃれをして場に華を添えてみてください。
友人とお揃いで色や柄を揃えても楽しいですよ。
また、同じネクタイでも結び方や合わせるアクセサリーによって表情が変わるでしょう。
せっかくのお祝いの場なので、めかしこんではいかがでしょうか。
こだわりのコーディネートで当日を楽しんでくださいね。