結婚式の二次会を開催するべきかどうか、何を基準に決めればよいのでしょうか。本記事では二次会のプランニング経験もある元プランナーが、二次会を開催するべきかどうか解説していきます。
二次会は結婚式と違い、友人たちとリラックスした空間でパーティーを楽しむことが可能です。しかし、費用や準備の手間があり一概に開催した方がいいとは言えません。
「二次会を開催するべきかどうか」
「何を準備したらいいのか」
「いくらかかるのか」
上記のような二次会の悩みについて、本記事で丸ごと解説していきます。本記事を通じて、二次会を開催するかどうかを決断してもらえれば幸いです。
結婚式の二次会どうする? メリットとデメリット
結婚式の二次会を開催したら、多くの友人ともっと時間を共に過ごすことができます。しかしその一方で、発生する準備や費用の管理は想像以上に大変であり簡単ではありません。
事前に開催ができそうかどうか、よく考えてから決める必要があります。自分たちが主催を務める以外に、友人に幹事を依頼したり、代行会社に依頼することも検討してみてください。
負担の軽減方法はあるので、まずはメリットから見てみましょう。
二次会を行うメリット
二次会を行うメリットはお二人だけにではなく、ゲストにもあります。
お二人のメリット | ・結婚式で招待できなかったゲストを呼べる ・ゲストと話す時間が増える |
ゲストのメリット | ・より近い距離で祝福ができる ・楽しい時間を過ごせる ・交流の輪が広がる |
いざ結婚式が終わってみると、「あっという間だった」「時間が足りない」とおっしゃる方がとても多いです。そんな時に二次会があると、友人たちともっと時間を過ごすことができます。
二次会を行うデメリット
メリットだけでなく、デメリットも把握し開催するか判断してみてください。
お二人のデメリット | ・準備の手間と時間が余計にかかる ・費用が追加でかかる ・披露宴をゆっくり楽しめない |
ゲストのデメリット | ・移動の手間がある ・拘束時間が増える ・金銭的な負担が増える |
二次会の幹事は負担が大きいです。開催するかどうかは、お二人の価値観や結婚式に対する思い、ゲストの状況を総合的に考え決めることをおすすめします。
どちらを取っても特別な日をより良いものにするための選択に変わりはありません。ここで触れたポイントを参考にしながら、最適な決断をしてください。
二次会を成功させるための3つのキーポイント
二次会を成功させるためには3つのポイントを抑える必要があります。開催する場合は以下の点に留意しながら、準備を進めてください。
- 目的の明確化
- 予算設定
- 幹事選びと丁寧なコミュニケーション
これらのポイントを抑えることで、ゲストにも忘れられないパーティーになるでしょう。二次会を開催するか迷っている方は、これらも参考に開催を考えてみてください。
▼1.目的の明確化
二次会の目的を明確にすることで各段に準備がスムーズになります。
例えば、親しい友人とだけ時間を過ごしたい場合、少人数でアットホームな会を企画すると良いでしょう。または、結婚式では招待できなかった知人との交流を深めたい場合、大規模なパーティーを計画すると効果的です。
目的に応じて内容を具体的に計画することで、ゲストもお二人も満足できる時間を過ごせます。
▼2.予算設定
二次会の費用は、パーティー内容によって変動幅が大きいです。始めに予算を決定しておくことで、無理なく素晴らしいパーティーを開催できます。
▼3.幹事選びと丁寧なコミュニケーション
二次会の成功には、信頼できる幹事が欠かせません。計画の初期段階から幹事と密に連絡を取り、二次会の目的や内容、予算などを共有してください。当日の流れや担当業務を明確にすることで、スムーズな幹事が実現するでしょう。
二次会の費用と予算の設定方法
二次会の費用は人数によって大きく変動します。おおまかに費用の程度を見積もっておいて、自己負担はどれくらいになるのか計算してみましょう。
二次会にかかる費用相場
都心部で司会者やカメラマンのいるアフターパーティーをする場合の総額の相場を紹介していきます。幹事は自分たちで、または友人に頼んだ場合の概算です。最小値で算出するので、実際はもう少し上がることが予想されます。
人数 | 総額の目安 | ポイント |
30名 | 25万円 | 30名程で貸し切れる会場を探すのは難しい |
40名 | 26万円 | 会場の貸切は40名から可能なところが多い |
50名 | 30万円 | 規模が大きいのでディスカウントが効くことも |
60名 | 35万円 | 選べる会場が少なくなってくる |
二次会の費用は参加人数と内容によって変わりますが、最低でも上記の料金はかかってくると思っておくとよいでしょう。それぞれの項目に分けて事前に見積もることで想定外の出費を防ぎながら、理想の二次会を実現できるように計画してみてください。
予算の考え方
二次会ではゲストから会費を徴収することが一般的です。パーティー費用の総額をそのままお二人が負担するわけではありません。パーティーにかかる総額からゲスト会費を引いた額がお二人の自己負担の金額となります。
予算計画を立てる際には、まず希望する二次会のスタイルを明確にし必要な項目をすべてリストアップすることから始めましょう。その上で、ゲストからの会費と自己負担額を考慮し、無理のない範囲で予算をかけて準備していきます。
▼会場にかかる料金は料理代だけじゃない
会場にかかる料金は料理代だけではありません。貸切料、音響や照明など機材の使用料などもかかります。目安は以下です。
名目 | 目安の金額 | ポイント |
貸切料 | 0円~50万円 | 全くかからない場合もある |
機材料 | 0円~5万円 | 別途でかかる会場もある |
料理代 | 4,500円/1人 | 最低でも4,000円は見積もるのがおすすめ |
会場と人数によって、別途でかかる費用があるかどうか変わります。人数が多いとオプション料金については負けてくれる会場が多い印象です。
▼パーティーにかかる費用はいくら?
一生に一度の日に相応しい二次会にするには、ゲームの景品や司会者へのギャラなど別途でかかる費用もあります。これらの費用も考え、費用の概算を出しましょう。
多くの人が用意しているオプションに絞って費用の目安を紹介していきます。
名目 | 目安の金額 | ポイント |
ゲームの景品 | 3万円 | 品数は人数の20%分がちょうどよい |
ゲーム備品 | 5,000円~ | ビンゴカードなど |
プチギフト | 200円/1人 | 披露宴とは別のものを用意する人が多い |
衣裳 | 10万円/2人 | 婚礼衣装を別で用意する場合 |
プロの司会者 | 3万円~ | 友人や芸人などプロ以外の選択肢も |
プロカメラマン | 2万円~ | プロ以外の選択肢も |
会場の装飾にもこだわる方もいますが、結婚式のものをそのまま流用する方が多いです。ウェルカムスペースのグッズや装花はそのまま持ち込んで、装飾代を節約しましょう。
衣裳は婚礼衣装を着る人もいれば、自前のフォーマルなドレス、二次会用のドレスを着る人など様々です。抑えようと思えば抑えられるポイントになります。
▼入ってくるお金:ゲスト会費
二次会の費用計画では、ゲストからいただく会費が重要な収入源です。二次会の費用は一人当たり5,000円~10,000円の間で設定するとよいでしょう。
この会費からパーティーに関する費用などが賄われ、カバーできなかった分がお二人の自己負担となります。平均10万円~20万円ほど自己負担する方が多いです。
ゲストからいただく会費を上手に利用し自己負担を軽減しつつ、全員が楽しめる時間を演出しましょう。
ゲスト会費の設定方法
会費の平均額は5,000円~10,000円ですが、ゲストの立場に立って設定することが大切です。地域によって相場も異なりますので、エリア毎の文化も考慮してください。都心であれば会費8,000円のパーティーも少なくありません。
大切なのは納得感です。提供する料理の種類や飲み物、余興の内容などを考えた上で、それに見合う会費を考えましょう。
会費額は事前にアナウンスしますが、相場よりも高くなる場合にはなぜそうなるのか分かるような工夫があるとなおよいです。ゲームで景品を用意している、美味しい料理でもてなしたいなど、パーティーが楽しみになるような文言を加えると効果的です。
以下の記事でゲストの会費額の決定方法について詳しく述べているので、併せて目を通してみてください。
URL: https://www.kekkonshikijoerabikata.com/3197/
上記のポイントも踏まえ、ゲストにとっても、自分たちにとっても納得のいく会費設定を目指しましょう。
会場を選ぶ時のコツ
会場選びは結婚式と同様に重要な要素の一つです。ではどのような会場を選べばいいのでしょうか。本項目では、パーティーの成功に影響を及ぼす会場選びの重要ポイントを解説します。
会場の決め方については以下の記事でも詳しく解説しているので併せてチェックしましょう。
URL: https://www.kekkonshikijoerabikata.com/3582/
王道はレストラン
一番人気なのはレストランでの開催です。選択肢が豊富で、好みのスタイルを探すことができます。貸切も可能なので、美味しい料理でのおもてなしをプライバシーな空間で行えるでしょう。
二次会ではお酒を楽しんで欲しいという方も多く、レストランでの二次会が最適です。
アクセス重視で選ぶ
二次会でゲストの負担になるのが会場までの移動であり、遠いとお二人の負担にもなります。特に都市部では公共の交通機関で行きやすい会場を選ぶと、ゲストがスムーズに移動できるでしょう。
アクセスの良さは参加意欲にも影響します。交通手段が豊富な場所を選ぶと、ゲストは二次会に気軽に参加しやすくなるでしょう。これは特に地方から来るゲストにとって気になるポイントです。
ゲストが快適に気軽に参加できるよう配慮することが、成功への重要な鍵となります。結婚式の二次会を新郎新婦様とゲストが共に楽しむ時間にするために、アクセスの良い会場選びを心がけてください。
披露宴の会場でもできる
多くの場合レストランにて二次会は開催されますが、披露宴の会場をそのまま二次会で使うことができる会場もあります。
同じ会場で続けて二次会を開催することのメリットは以下です。
- 移動時間が削減できる
- 移動の負担が軽減される
- ゲスト同士の交流時間が長くなる
- コスト削減に繋がる
- 会場準備や片付けの手間が省ける
同じ会場で二次会を行うと時間とお金の節約、そしてゲストへの配慮もできます。費用が少し高いことがネックですが、プランナーに相談してみてもよいでしょう。
タイムスケジュールのとパーティーの内容
二次会ではどんなことをすればいいのか解説していきます。当日のお開き後の動きも確認しておきましょう。タイムスケジュールを細かく考えておくことで、スムーズに動くことができます。
当日のタイムスケジュールは?
二次会の開宴時間はお開きから2時間ほど開けた時間に設定します。ゲストとお二人の移動時間を確保するためにはこれくらいの時間が必要です。
二次会では開始直後の30分を受付として設定し、しばらく歓談を楽しんでもらいます。会場の貸切時間によりますが、パーティーの時間はだいたい2時間ほど取れることが多いです。
最後に、お見送りの時間と片付けの時間を取り、すべて完了したら撤退します。計画的にタイムスケジュールを組むことで、ゲストも新郎新婦も楽しく時間を過ごせるでしょう。
パーティは何をすればいいか
二次会の進行例を紹介します。二次会を成功させるためには、ゲスト全員が楽しめる企画の計画が重要です。
時間 | 所要時間 | 内容 |
17:30 | 30分 | 準備開始 |
18:00 | 30分 | 開場・受付開始 |
18:30 | 20分 | 開会の挨拶・乾杯・歓談時間 |
18:50 | 40分 | ゲーム |
19:30 | 20分 | 歓談時間 |
19:50 | 10分 | ムービー上映 |
20:00 | 30分 | 謝辞・閉会の挨拶お見送り |
20:30 | 30分 | 片付け・着替え・精算 |
21:00 | 完全撤退 |
演出やゲームの選び方については本記事のあとの項目や、関連記事を参考にしてみてください。
URL: https://www.kekkonshikijoerabikata.com/7470/
URL: https://www.kekkonshikijoerabikata.com/7573/
二次会に招待するゲストの選び方
二次会には親しい友人、職場の同僚、趣味を共にする仲間など様々な人々を招くことができます。新たな友人同士の繋がりも生まれるでしょう。
では一体誰を招待すればいいのかという疑問を抱く方も少なくありません。本項目では、その悩みに対して実践的な解決策を提案していきます。
人数はどれくらい呼べばいい?
十分に交流できなかったゲストと時間が取れるように、直接コミュニケーションを取りやすい範囲内の人数がおすすめです。
しかし招待人数が少なすぎると、パーティーの盛り上がりに欠けることがあります。特にゲームなどのプログラムを予定している場合、参加者が少ないと楽しさが半減するかもしれません。
多くの人とのつながりを大切にするか、多様な交流がしたい場合には、40~50名が妥当な範囲です。会場も探しやすく、全員との交流も無理ではありません。
いずれにせよ二次会では、ゲスト一人ひとりとの貴重な時間を共有することを最優先に考え、その上で最適な人数を決定しましょう。予算や会場のキャパシティと相談しつつ、お二人が望む形の二次会を実現させることが重要です。
披露宴に呼んでない友人を呼ぶ
二次会には、披露宴に招待しなかった友人を招待することを優先しましょう。二次会はカジュアルな雰囲気のパーティーです。そのため、招待するゲストは学生時代の友人、サークル仲間、同僚など、普段から交流があり親密な関係の人たちがよいでしょう。
重要なのはその日の出来事を共有し、これからも関係を深めたい人たちを招くことです。
幹事の選定と依頼のマナー
二次会は、適切な幹事選びから始まります。幹事の候補は以下の3つです。
- お二人で務める
- 友人に任せる
- 幹事代行の業者を頼る
お二人で幹事を行うのは大変なので、できれば他人を頼りたいところではあります。自分たちで行いたい場合は以下の記事も参考に考えてみてください。
URL: https://www.kekkonshikijoerabikata.com/7688/
信頼できる友人を幹事に選び依頼することで、準備から当日の進行までスムーズに進めることができるでしょう。本項目では最適な幹事の選び方と、依頼時の正しいマナーについて詳しく紹介します。
幹事に必要な素質とは?
幹事の適任者とは、高い計画性と細かな配慮をすることができる人です。二次会を滞りなく計画するには、以下のような素質のある人を探しましょう。
- 計画性
- 組織能力
- 気配り
- コミュニケーション能力
- 創造力
- 対人スキル
幹事を依頼する際は、これらの能力を持つ友人を選ぶことが一般的です。しかし、プレッシャーをかけたくない場合や専門的なサポートを望む場合は、プロに依頼することをおすすめします。プロであれば二次会を安心して任せられ、大切な日を楽しむことに専念できるでしょう。
丸投げにしない適切な依頼方法
友人に幹事を依頼する際は、いくつかのポイントを踏まえて行動することが大切です。
▼幹事の人数
幹事に依頼する人数ですが、2人から3人が理想的と言われます。一人では負担が大きく、逆に多すぎると意思疎通が難しくなるからです。
依頼する人数や各人の役割などについては以下の記事で詳しく解説しています。
URL: https://www.kekkonshikijoerabikata.com/4063/
▼密にコミュニケーションを取ろう
幹事になってくれる友人とのコミュニケーションが、二次会を成功させるために一番大切です。まず共有する情報として以下が挙げられます。
- 二次会のコンセプト
- 予算
- ゲストリスト
- 希望する演出
依頼した後に投げっぱなしはよくありません。チャットグループを作って定期的に進捗を共有し、疑問や懸念があればいつでも相談できる環境を作りましょう。
お二人も一緒に作業をすることで、よりスムーズに二次会の準備を進めることができます。共に協力することで、忘れがたい二次会にすることができるでしょう。
新郎新婦が心に留めておきたいこと
二次会の幹事は想像以上に骨が折れる仕事です。そのため、なるべく負担をかけずに依頼する方法を紹介します。
- 計画段階から幹事と密に連携を取り、具体的な指示を出すこと
- 事前に済ませられる部分は自分たちで行うこと
- 必要な情報をすべて揃えてから渡すこと
- プロの手を借りること
上記を意識すればスムーズに二次会を行えるでしょう。また、友人へのお礼も忘れないようにお願いします。
プロの手を借りる場合は、提携会場が多く最大手の2次会くんがおすすめです。
盛り上がる二次会の演出とゲーム
二次会と言えばゲーム、そう思っているゲストも少なくありません。ゲストと忘れられない時間を過ごすためにもゲームや演出が必要です。本項目では盛り上がる二次会にする演出を紹介していきます。
二次会の盛り上がる演出にはゲームが断然おすすめ
全員で簡単に参加できるゲームが一番人気です。なかでもビンゴゲームが一番適しています。
飽きられている不安があるかもしれませんが、ルール説明なしに始めてもゲスト全員が着いてこれるゲームは意外と少ないのです。新鮮さがほしい場合はルールを一部変更したオリジナルビンゴをおすすめします。
準備に時間を使えるのであれば、お二人に関するクイズもおすすめです。進行の手間がありますが、お二人のことをより深く知ってもらえるでしょう。
また広い会場であれば紙飛行機を飛ばして飛行距離を競うのも面白いです。その他おすすめのゲームについて詳しく知りたい方は、以下の記事に目を通してみてください。
URL: https://www.kekkonshikijoerabikata.com/7470/
URL: https://www.kekkonshikijoerabikata.com/7573/
準備の手間を減らして開催したい方は以下の記事が参考になるでしょう。
URL: https://www.kekkonshikijoerabikata.com/7278/
魅力的な景品の用意方法
ゲームを盛り上げる景品の準備では内容と数が重要になってきます。
景品はお二人らしさのある、ゲストが喜ぶアイテムを選びましょう。年齢層や興味を考慮し幅広い層が喜んでくれるかどうかを考慮してください。
景品の平均的な金額は数百円から数千円です。豪華景品を1,2品用意して、それ以外は数百円で用意することでランクに差を付けると盛り上がります。
用意する数は参加者の2割に当たる数が最適です。多すぎても時間がかかりますし、少なすぎると当たらなかった不満が募る可能性があります。ちょうどいい塩梅で用意しましょう。
二次会の準備チェックリスト
結婚式の二次会を成功させるための最初の一歩は、漏れのない計画を立てることです。このチェックリストを使えば、準備の初期段階から当日までの各ステップを確実に進めることができるでしょう。
準備スタートから当日までの流れ
二次会の開催を決めたら、当日の3か月前までには動き始めてください。2か月前だと結婚式の準備も忙しくなるため、割と大変です。チェックリストもあるので、参考にしながら準備を進めてください。
- 会場の決定 (結婚式の3か月前)
- 幹事の選定(結婚式の3か月前)
- ゲストリストの作成と招待状の送付(結婚式の2~3か月前)
- パーティ内容の決定 (結婚式の1~2か月前)
- 最終確認 (結婚式の2週間前~1週間前)
▼1. 会場の決定 (結婚式の3か月前)
人気の会場は早く埋まるため、結婚式の日程が決まったらすぐに始めることが理想です。アクセスがよく、希望する雰囲気に合う場所を選びましょう。あまり早すぎると予約が取れないこともあるので、3か月前がおすすめです。
▼2. 幹事の選定 (結婚式の3か月前)
信頼できる友人やプロに幹事を依頼します。
▼3. ゲストリストの作成と招待状の送付 (結婚式の2~3か月前)
二次会に招待したいゲストのリストを作成しましょう。招待状は、結婚式の招待状と同時期に発送します。二次会の招待状はweb招待状で済ませる方が大半です。
▼4. パーティ内容の決定 (結婚式の1~2か月前)
料理プランや演出、当日のタイムスケジュールなどを作成します。備品や景品の用意もこの時期に行いましょう。景品はパック売りのものを活用すると楽です。
▼5. 最終確認 (結婚式の2週間前~1週間前)
タイムスケジュールを確定し、幹事や会場担当者と最終打ち合わせをします。抜けが発覚してもまだ取り戻せる段階です。
・衣裳の決定
・幹事の選定
・ゲストリストの作成
・招待状の送付
・メニューの選定
・プログラムの策定
・景品、備品の購入
最終チェックについては以下の記事にも目を通し、万全な状態で当日を迎えてください。
URL: https://www.kekkonshikijoerabikata.com/3881/
当日をスムーズに進めるためのポイント
二次会の成功は事前の入念な準備にかかっています。準備万全であれば、想定外の状況が発生しても柔軟に対応できるだけでなく、お二人も安心して当日を楽しむことができるでしょう。繰り返しになりますが、幹事との情報共有と密なコミュニケーションが大切です。
幹事の仕事
当日をスムーズに進めるために、幹事は全体の補佐的な役割が求められます。ゲストへの案内や、トラブルへのフォロー、お二人との連絡役も務めることになるでしょう。司会者と協力してゲストを動かしていく役割です。
受付係の仕事
受付係はパーティーの顔であり、丁寧な対応が求められます。時間を守ることは大前提で、参加者のチェックの他、人数の把握と報告もできるとよいでしょう。
受付ではお手洗いや喫煙エリア、クロークの案内などゲストが二次会を快適に過ごせるようなサポートができるとよりスムーズです。
司会者の仕事
パーティーが時間通りに進むかは司会者の能力に大きく依存します。プロの司会者と友人司会の違いは盛り上がるかどうかではありません。時間通りにパーティーを終えられるかどうかです。
司会者はプログラムに従って進行を管理し、スピーチや余興のタイミングを適切にコントロールする必要があります。これができるかどうかがスムーズな二次会になるかどうかを分けるでしょう。
さらに、トラブル発生時の対応能力も重要です。予期せぬ状況でも冷静に対処できる能力は、ゲストに楽しい時間を提供することにつながります。
音響係の仕事
縁の下の力持ちな役割を持つのが音響係です。主にBGMの管理、マイクの操作、ムービー演出のサポートなどを行います。
マイクや音響にトラブルがあると、解決するまでパーティーは止まってしまうので意外と重要な役割です。機械系に強い人に依頼すると、当日のトラブルを未然に防ぐことができスムーズでしょう。
1.5次会との違いとは?
結婚式後のお祝いの形として二次会が一般的ですが、披露宴と二次会の中間的な位置付けの1.5次会も選択肢としてあります。どちらを選ぶかは、パーティースタイルやゲストの構成、予算によって変わるでしょう。
1.5次会とは、挙式とは別日に行うパーティーのことを指します。海外で挙式をあげた後に、国内でお披露目パーティーを行う場合などがそうです。
二次会よりもフォーマル寄りな雰囲気になる場合が多いですが、雰囲気や内容はお二人で自由に設定できます。別日でパーティーを行うので、別途でお支度が必要になるなどかかる費用は高くなりがちです。
もっと詳しく知りたい方は以下の記事も参照してみてください。
URL: https://www.kekkonshikijoerabikata.com/3299/
同日にパーティーを行う場合は二次会で考えておけばよいでしょう。
まとめ:二次会を開催するなら早めに準備しよう
結婚式の二次会についてまるごと解説しました。二次会は準備が大変ですが、開催すると時間を忘れて友人と楽しむことができます。
お開き後の新郎新婦様で「やらなきゃ良かった」と言っていた方を見たことはありません。皆さま一様に「楽しかった」「大変だったけどやってよかった」とおっしゃいます。
是非開催の方向で考えてもらえれば幸いです。成功の秘訣は計画的な準備ですから、開催を決めたら早めに取り掛かりましょう。本記事が準備をする際の指標になることを祈っています。