結婚式の受付は、多くの場合友人や同僚に依頼します。
自分たちのために快く引き受けてくれた友人には、できるだけ不安なく受付対応をしてもらいたいですよね。
そんな時は「受付名簿(別名:受付お願い書)」が役立ちます。
しかし、受付名簿をどのように作ったら良いか分からないという新郎新婦も多いのではないでしょうか?
せっかく作るなら、分かりやすくて、ゲストの負担を減らせるものを作りたいですよね。
「結婚式の受付名簿って何?」
「結婚式の受付名簿の作り方を知りたい」
「受付名簿には何を書いたら良いの?」
この記事では、このようなお悩みにお答えしていきます。
元ウェディングプランナーの実体験から、ゲストに分かりやすい受付名簿の作り方を詳しくご紹介していきます。
ぜひ最後まで読んで参考にしてみてくださいね!
結婚式の受付名簿とは?
結婚式の受付名簿とは、当日のゲストを一覧にして出欠やご祝儀の受け取りを確認する名簿のこと。
最近では出欠確認だけでなく、受付のやり方や演出の案内方法を記載して、ゲストに分かりやすい名簿を作る花嫁が増えています。
ただ、受付名簿は必ず作らなければいけないものではありません。
作らない場合は、式場のスタッフが席次表をコピーして必要な情報を記載しておいてくれます。
しかし、受付してくれるゲストに対して、やり方やメッセージを伝えられる受付名簿があると丁寧です。
ゲストの負担を減らしたい時は、受付名簿を作ると良いでしょう。
結婚式の受付名簿に書くべき5つの内容
ここからは結婚式の受付名簿に書くべき5つの内容をご紹介していきます。
それぞれ詳しくみていきましょう。
1.受付担当ゲストへのメッセージ
まずは、受付を担当してくれるゲストへ一言メッセージを記載しましょう。
▼受付担当ゲストへのメッセージ例
お願いすることが多く大変かと思いますが
不明点はお気軽に式場スタッフにお尋ねください
どうぞよろしくお願いします
2人に会えるのを楽しみにしています
受付名簿の最初の挨拶は、丁寧な言葉で記載しておくのがベターです。
受付を引き受けてくれたことへの感謝と、分からないことはスタッフへ尋ねてもらえるよう一言添えておきましょう。
受付名簿の最後は、かしこまりすぎず普段通りの言葉で迎えると、ゲストの緊張もほぐれておすすめです。
2.受付でやること
せっかく受付名簿を作るなら、受付でやることや演出の案内などを詳しく記載しておきましょう。
▼結婚式の受付でやること
- ご祝儀の預かり
- 出席確認
- お車代を渡す
- 席次表を渡す
- ゲスト参加型演出の案内
- 受付担当ご本人の受付
受付を引き受けてくれたゲストのほとんどは、受付を担当したことがありません。
そのため受付で何をやるのか不安もあるはずです。
受付名簿に詳しくやることを記載して、安心して受付対応をしてもらいましょう。
3.ゲストの一覧
受付名簿には、ゲストの名前を一覧にしたリストも必要です。
新郎新婦との関係性順や五十音順で作成すると、分かりやすいでしょう。
▼ゲストの一覧作成例
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どちらで作成するか迷ったら、五十音順で作成するのがおすすめです。
五十音順なら誰でも簡単にゲストを探せるので、ゲスト同士の関係性に関わらず、受付がやりやすい名簿になるでしょう。
4.お車代の有無
遠方から結婚式に参列してくれるゲストには、新郎新婦から交通費の一部をお車代として渡します。
お車代は基本的に受付で渡すものなので、受付名簿にも分かりやすく記載しておきましょう。
お車代を渡すゲストの印は、文字やマークより、マーカーなど色付きで表記した方が渡しモレがなく受付対応がしやすいです。
また、受付名簿にお車代の金額を表記する必要はないので注意しましょう。
5.出欠・ご祝儀のチェック欄
受付名簿の一番の目的は、ゲストの出欠とご祝儀の受け取り確認をすることです。
そのため、受付担当のゲストに分かりやすくチェック欄を作っておく必要があります。
「ご祝儀受け取りチェック欄」や「受け取ったらマーカーで線を引いてください」と一言添えるなど、受付担当のゲストが分かりやすく管理できるようにチェック方法を詳しく記載しましょう。
結婚式の受付名簿を作るポイント
ここからは、結婚式の受付名簿を作るポイントをご紹介していきます。
それぞれ詳しくみていきましょう。
1.受付説明とゲストリストを分ける
受付説明とゲストリストは分けて作成し、分かりやすい受付名簿を作りましょう。
受付説明もゲストリストも情報量が多いので、1枚にまとめると見づらい受付名簿になってしまいます。
また、分けた方が使いやすく、受付担当ゲストの負担を減らすことにも繋がります。
2.新郎家と新婦家で分ける
結婚式の受付は基本的に新郎側2名、新婦側2名で行います。
そのため、受付名簿も両家で分けて作成すると効率的です。
受付名簿を分けることで、ゲストが分かりやすいことはもちろん、式場スタッフも出欠を確認しやすくなります。
結婚式当日の受付をスムーズに進めて、受付ゲストにもゆっくり待ち時間を過ごしてもらいましょう。
3.事前にプランナーに確認してもらう
新郎新婦が手作りしたものを当日持ち込む場合は、基本的に全てプランナーの確認が必要です。
式場側との認識の違いや案内モレを防ぐために、しっかり確認してもらいましょう。
▼プランナーが事前に確認する項目
- ゲストの人数があっているか
- ゲストの名前が重複していないか
- 席次表の配布部数(世帯 or 全員)
- 過不足ない受付の案内になっているか
- ご祝儀を受け取らないゲストの表記
- お車代の表記
受付名簿は席次表と見比べて、間違いがないか確認しています。
当日、受付のゲストを混乱させないためにも、事前にプランナーに確認してもらうことが大切です。
【サンプルあり】結婚式の受付名簿の作り方
元ウェディングプランナーが作成した、結婚式の受付名簿のサンプルはこちら!
ここでは、この受付名簿の作り方を5ステップでご紹介していきます。
それぞれ詳しくみていきましょう。
1.受付のやり方やメッセージを記載する
受付名簿には当日の受付の流れや、案内してほしいことを具体的に記載して、分かりやすいものを作りましょう。
また、受付のために通常より早く式場に来てくれたことへの感謝や「不明点はお気軽にスタッフへお尋ねください」など、ゲストが初めての受付対応でも安心できる一言を添えると丁寧です。
受付の詳しいやり方については式場に確認して、画像を参考に作ってみてくださいね。
2.ゲストリストを五十音順で作る
受付担当のゲストがご祝儀を預かってから、スムーズにチェックできるように、ゲストの名前が探しやすい名簿を作りましょう。
五十音順で作る際は、「あ・か・さ・た・な〜」のように頭文字を表記して、簡潔にまとめると見やすい受付名簿になります。
また、結婚式当日の受付は、出欠確認とご祝儀の預かりの他に、席次表を渡したり、演出の案内をしたり、忙しくなります。
少しでもゲストの負担を減らせるように、簡潔で名前が探しやすい名簿にしましょう。
3.出欠確認の欄を作る
スムーズな受付にするために、ゲストの出欠確認欄を分かりやすく作りましょう。
ゲストの名前の横に専用のチェック欄を作るのが一般的です。
また、「出席=ご祝儀を預かった」ということなので、出欠確認とご祝儀のチェックを同じ欄にまとめてしまっても、問題ありません。
4.お車代を渡すゲストを表記する
受付においてお車代は重要な項目なので、目立つように表記して渡し忘れがないようにしましょう。
文字や「★」マークなどで表記するより、マーカーを引いて色で判断できるようにしておくと、渡し忘れを防ぐことができます。
サンプル画像のように、表記しておくと分かりやすいですよ。
5.演出の案内を記載する
ゲスト参加型の結婚証明書や演出を用意している場合は、その案内についても詳しく記載しましょう。
ドレスの色当てクイズなど、新郎新婦の間では有名な演出も、ゲストにとっては馴染みがないことが多いです。
そのためゲストに具体的に何をしてほしいかわかるように記載するのがポイントです。
受付でゲストに声をかけてもらい、なるべく全員に参加してもらいましょう。
まとめ:簡潔な結婚式の受付名簿を作って受付担当ゲストの負担を減らそう!
いかがでしたか?
この記事では、元ウェディングプランナーの実体験から、ゲストに分かりやすい受付名簿の作り方をご紹介していきました。
結婚式当日、受付担当のゲストにお願いすることは意外と多くあります。
受付の負担を減らすためにも受付名簿を作って、少しでも不安なく対応してもらえると良いですね。
また、受付名簿はただ作るだけでなく、案内しやすい内容で簡潔に作ることが大切です。
この記事でご紹介した、作成のポイントや受付名簿の例を参考にしてゲストの負担を減らせる受付名簿を作ってみてくださいね。