ウエディングドレスの小物とは? 美しい花嫁になるために | 結婚式場の選び方

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ウェディングドレスを着るときは、衣装だけでなくアクセサリーやベールなどの小物類も必要です。しかし、ドレスとどう合わせたらいいか迷う方も多いでしょう。

おしゃれな花嫁姿を披露するためには、ウェディングドレス姿を引き立てる小物選びが欠かせません。

今回は、多くの結婚式を手掛けた元ウェディングプランナーの筆者が、ウェディングドレスに合わせる小物について解説します。

小物それぞれの選び方についても紹介するので、これからドレスを決める方や小物選びで迷っている方も、ぜひ参考にしてください。

ウエディングドレスに合わせる小物には何がある?

画像:腕を組むタキシードの新郎と花嫁姿の新婦

ウェディングドレスの小物には、ドレスと合わせてコーディネートするものや、ドレス姿をきれいにみせるアイテムなどがあります。種類は、主に次のとおりです。

どれも、結婚式用に揃える特別なものになります。

ウエディングにおけるアクセサリー類の役割と価格帯

ウェディングドレスだけでも華やかですが、アクセサリーがあることで印象が変わります。より上品に見せたり華やかさをプラスしたりと、調整するのがアクセサリーの役割です。

アクセサリーの素材によって、数千円で用意できるものもあれば、宝石を使っているものだと何万円何十万円とかかるものもあります。

自分のなりたい花嫁姿をイメージし、全体のバランスを考えながらひとつひとつ選んでいくことが大切です。

 

ウエディング小物の準備タイミング

ウェディング小物は、ドレスを決めてから選び始めるのがおすすめです。先に小物を決めてしまうと、ドレスと雰囲気がちぐはぐになってしまうこともあります。

ウェディングドレスや会場の雰囲気に合わせてテーマを決めて、それに合わせて小物をひとつずつ選んでいくと間違いないでしょう。

 

ベールの選び方

画像:黒留袖の母親にベールダウンしてもらう花嫁

ベールは挙式のときに新婦の頭や顔を覆うもので、新郎からのベールアップは印象的なシーンのひとつです。母親からのベールダウンも、母娘の絆を感じられて感動的ですよね。

オーガンジーやチュールなどの顔が透けて見える素材で、シンプルなものや、刺繍やパールで装飾されたものなどデザインもさまざま。ドレスショップでレンタルか購入が一般的です。

素材やデザインにもよりますが、レンタルだと5千円~1万円、購入だと1万円~1万5千円くらいが相場になります。

長さによって印象が変わるので比べてみてください。

 

1.ショートベール

ショートベールは、肩や二の腕を隠すくらいの長さで、軽やかでかわいらしい雰囲気になります。腰まわりに大きなリボンがあったり繊細な刺繍が施されていたりと、バックデザインが印象的なドレスにおすすめです。

スカート丈の短いドレスや、カジュアルな結婚式にも似合います。

 

2.ミディアムベール

ミディアムベールは、お尻の下くらいまでの長さがあり、ショートベールより落ち着いた雰囲気があります。床につくほど長くないので、動きやすくすっきりとした印象です。

シンプルなドレスにも個性的なドレスにも合わせやすく、人前式やキリスト式など挙式スタイルも選びません。

 

3.ロングベール

ロングベールは背丈やそれ以上の長さがあり、ベールの裾が床に広がる美しいシルエットが魅力です。バージンロードを、引きずるように歩く姿にあこがれる方も多いでしょう。

刺繍やビーズがたっぷり施されているものも多く、豪華な大聖堂や格式のあるチャペルでの挙式によく似合います。

 

4.マリアベール

マリアベールは、頭から一枚のベールを顔を隠さずに被るタイプです。聖母マリアが身に付けていたことから、マリアベールと呼ばれます。

縁を彩るレースが顔周りを華やかにしてくれて、クラシカルな雰囲気が特徴です。ただし、折り返しがないので、ベールダウンやベールアップは行えません。







ヘッドアクセサリーの選び方

画像:白いレースの上に置かれたティアラとピンクのバラ

ヘッドアクセサリーは、王道のティアラやクラウン、カジュアルなカチューシャや華やかな生花などさまざま。挙式ではティアラとベールで厳かに、披露宴はカチューシャや生花で軽やかにと、付け替えることも可能です。

生花は花屋で、その他のアクセサリーはドレスショップや宝飾店で扱っています。

生花はボリュームによって5千円~1万円ほどです。その他のアクセサリーは1万円~1万5千円くらいですが、宝石によってはかなり高価なものもあります。

 

1.ティアラ、クラウン

宝石をあしらった冠のことで、ティアラは土台が半円状、クラウンは輪になっているのが特徴です。煌めく宝石が豪華で、Aラインやプリンセスラインなど、正統派のドレスに良く似合います

厳かな聖堂での挙式で、ティアラやクラウンにベールを合わせると、神聖さが演出できるでしょう。

 

2.カチューシャ

パールやビジューで花やツタをあしらったり、サテン地にパールなどで飾り付けしたりと、デザインもさまざまなカチューシャ。Aラインやエンパイア、ストレートラインなど、シンプルなドレスやクラシカルな雰囲気に似合います

トレンドを抑えるなら、頭の後ろにつけるバックカチューシャもおすすめ。

 

3.フラワー

フラワーパーツを数輪まとめてつけたり、ダウンヘアや三つ編みに小花を散らしたりと、いろいろなアレンジが可能です。花冠をのせれば、妖精のような雰囲気にも。

花の種類や雰囲気によってどのようなイメージにもなるため、ドレスのデザインに合わせたコーディネートができます

 

4.ボンネ

ボンネは、小さな帽子のような大きめのバレッタのようなアイテムで、クラシカルな雰囲気が特徴です。布にパールやビジューがついたものや、花や葉をかたどったもの、リボンのかたちなどがあります。

デザイン次第でどのようなドレスとも合わせやすく、つける位置で印象が変わります。

 

5.リボン

大きなリボンをつけたり、長いリボンを垂らしたりしても素敵です。オーガンジーやチュールは清楚な印象に、サテンやベロアはクラシカルな雰囲気が楽しめます。

編み下ろしにリボンを巻き付けるのもスタイリッシュでおしゃれ。リボンとドレスの素材を合わせるのがポイントです。

 

アクセサリーのコーディネート

画像:おへそのあたりで手を重ね、ブーケを持ち微笑む花嫁

アクセサリーは、ドレスショップでドレスと一緒にレンタルすることが多く、1万円~2万円くらいが相場です。プランによっては、ドレスのレンタル代にアクセサリーが含まれていることもあります。

ピアス・イヤリングの選び方

正統派の花嫁姿を目指すなら、パールやビジューの小ぶりなピアスやイヤリングで上品に。トレンドを取り入れるなら、大振りのピアスやイヤリングが人気です。

タッセルや小枝のデザインは大人っぽく、マーメイドやストレートラインによく似合います。かわいらしい雰囲気にするならフラワーモチーフ、クラシカルに見せるならティアドロップもおすすめです。

 

ネックレスの選び方

ネックレスは、ドレスのネックラインに合わせて選びましょう。ビスチェやオフショルダーは、パールやビジューの華やかなネックレスをつけると引き立ちます。

素材やデザインは、ピアスやイヤリングと合わせて統一感を出しましょう。凝ったヘアアクセサリーや大振りのピアス・イヤリングの場合は、ネックレスをつけないことですっきり見せることもできます。

ネックレスなしで考えている方は次の記事も参考にしてみてください。

『結婚式で花嫁がネックレスなしはあり? アクセサリーの選び方』
URL: https://www.kekkonshikijoerabikata.com/7712/
 







グローブの選び方

画像:長袖のレースのグローブを付けた花嫁の胸元

グローブは挙式の入場時につけて、指輪の交換のときに外すのが一般的です。フィンガーレスグローブであれば指輪交換のときも外す必要がなく、披露宴中もつけたままの場合もあります。

ドレスショップでドレスと一緒に選ぶことが多く、5千円~1万円くらいが相場です。

 

1.ロング丈

ロング丈は肘上までを覆う長さのグローブで、ビスチェやノースリーブの肩が出るデザインのドレスにぴったりです。手先から腕を覆うことで、厳かな式で慎ましく見せることができます。

サテンのグローブが多く、真っ白やオフホワイトなどバリエーションがあるので、ドレスの色に合わせて選びましょう。

 

2.ミディアム丈

ミディアム丈は、肘が隠れない長さのグローブになります。袖のないドレスやフレンチスリーブ、オフショルダーなど、さまざまなデザインに合わせやすいです。

サテン地は上品に総レースは華やかにと、生地によっても雰囲気が異なります。

 

3.ショート丈

ショート丈は手首が隠れるくらいの長さのグローブで、袖の長いドレスに合わせやすいです。サテン地やレース、オーガンジーなど、素材によって雰囲気が異なります。

大きなリボンやチュールで手首にボリュームがあるデザインは、遊び心もあっておしゃれです。

 

ウエディングドレスとブーケの合わせ方

画像:壁にかけられた白いタキシードとウエディングドレス、手前に置かれたブーケ

ブーケを持つことで、花嫁姿がより華やかに引き立ちます。使う花材やボリュームによって異なりますが、3万円~5万円くらいが一般的です。

どのようなドレスにも合わせやすいのが、丸いラウンドや楕円のオーバルブーケ。正統派のAラインやスレンダーなタイプには、縦に流れるキャスケードブーケもおすすめです。

無造作に束ねたようなクラッチブーケは、エンパイアなどクラシカルなドレスに良く似合います。

 

おすすめのブライダルネイル

画像:白いバラが施されたブライダルネイルをした両手を重ねている

指先まできれいな写真を残せると、9割以上の花嫁が結婚式のためにネイルを行っています。

結婚式後もすぐ落とさなくていいなら、ジェルネイルがおすすめです。8千円~1万2千円くらいで、デザインもいろいろ選べます。

ブライダルネイルについては次の記事が参考になるでしょう。

『結婚式のネイルは何日前がベスト?ブライダルネイルのQ&A』
URL:https://www.nailjoshi.com/97272/
 

すぐ落とす必要があるなら、チップ(付け爪)やマニキュアを。お色直しのドレスにも映えるように、色やデザインを選ぶといいでしょう。

ネイルチップについては以下の記事で詳しく解説されています。

『花嫁におすすめ♪ブライダルネイルチップのメリット・デメリット|外れにくくするコツ』
URL:https://www.nailjoshi.com/101332/







ブライダルインナーの用意方法

画像:ウエディングドレスの背紐を締めてもらっている女性

ブライダルインナーはドレス用の下着で、ビスチェやガードル、フレアパンツなどがあります。ドレスを美しく着こなすための重要なアイテムです。

ドレスショップで購入できますが、安くても2万円~3万円はかかります。自分で専用ショップに行き購入することもできますが、どれでもいいわけではありません。

背中からインナーがはみ出たりきれいなラインを崩したりしないように、ドレスに合ったインナーを選ぶことが大切です。

ブライダルインナーについて詳しく知りたい方は以下の記事も参照してみてください。

『ブライダルインナーをもったいない購入品にしない活用法』
URL: https://www.kekkonshikijoerabikata.com/4935/
 
 

ウエディングドレスのパニエについて

画像:紺色のタキシードを着た新郎とウエディングドレスの新婦が寄り添い立っている

パニエは、ドレスのスカートの下にはくことでボリュームを調整します。ワイヤーなしやワイヤーあり、ワイヤーの段数などさまざまです。

マーメイドなど体にフィットするドレスには必要ありませんが、膨らみのあるドレスはパニエで形を整えます。

自分で購入もできますが、ドレスにフィットするか思い通りの膨らみがでるか、十分確認することが大切です。

パニエについての記事はこちら。

『理想のシルエットへ! ウエディングドレス用パニエの選び方』
URL: https://www.kekkonshikijoerabikata.com/3516/
 
 

ブライダルハンカチとは

画像:白いフェミニンな花瓶に活けられた花と白とピンクのレースハンカチ

ブライダルハンカチとは、結婚式中に涙をふいたりメイク崩れを抑えたりするときに使うハンカチのこと。目立たないように白のハンカチを用意するといいでしょう。

デパートやショッピングモールのハンカチ売り場で、500円~1,000円くらいで購入できます。コットンのシンプルなものもいいですが、シルクで繊細な刺繍が入ったハンカチも素敵です。

 

ウエディングドレスとブライダルシューズ

画像:ホワイトベージュのパンプス

ドレスに隠れて見えないように思いがちですが、階段の上り下りやソファに座ったときなどに、ちらりと見えるのがシューズ。ドレスと一緒にレンタルもできますが、ビジューやリボンのついたおしゃれなブライダルシューズを用意する方もいます。

1万円前後で購入できますが、見た目だけでなく歩きやすいかなどの実用性も欠かせません。ドレスの丈や自分の身長に合ったヒールの高さを選ぶのも大切です。

 

まとめ:ウエディングドレスの小物もばっちり用意しよう

画像:ブーケを持ち横を向いている花嫁の胸部と奥に立つ白いタキシードの花婿

花嫁姿に大切なのは、ウェディングドレスだけではありません。ドレスのデザインや雰囲気に合った小物を合わせることで、花嫁姿がより一層引き立ちます。

小物を選ぶときは、全体の雰囲気やテーマに合わせて統一感を持たせることがポイントです。節約も大切ですが、必要なところにお金をかけることで満足のいくコーディネートができます。

ドレスが決まったら、ひとつひとつ吟味しながら、理想の花嫁姿になるよう小物を用意していきましょう。







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