結婚式の前撮りはいつがベスト? おすすめの季節は? | 結婚式場の選び方

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結婚の記念に、結婚式当日よりも前に写真撮影をする「前撮り」をする方は多いですよね。
前撮りの写真を使って、結婚式当日に使うおしゃれなウエディングアイテムを制作する新郎新婦さまもいらっしゃるでしょう。
では、どのタイミングで前撮りを行うと良いのでしょうか。

「前撮りするベストタイミングはいつ?」
「前撮りにおすすめの季節が知りたい」
「衣裳はどうしよう……」

など結婚式の前撮りについての疑問や不安に元ウエディングプランナーがお答えします。
本記事では、前撮りのタイミングや季節ごとのメリット・デメリット、前撮り衣裳の選び方などを詳しくご紹介
おふたりの希望に応じて、前撮り日を検討する参考にしてくださいね。

結婚式の前撮りに最適なタイミング

画像:カメラを片手で支える右手

結婚式の前撮りのタイミングについてご紹介します。
当日より何日前に行うかによっての違いをまとめましたので、ご希望に合うようにプランを立てましょう。

写真をアイテムに使用するなら:3ヶ月前がおすすめ

結婚式当日に使うウェルカムボードやプロフィールブックなどのアイテムに前撮り写真を使いたいなら、挙式3ヶ月前がおすすめ

撮影をしてからデータの納品までには、ある程度時間がかかります。
納品まで時間がかかるのは、撮影して終わりではなく、写真を選んだり色彩補正する作業があるため。

カメラマンは前撮り後に、何百枚と撮影した写真の中からベストショットをセレクトしてくれます。
さらにおふたりの魅力を最大限引き出すため、1枚ずつ色味の調整など補正をしてくれた仕上がりは、プロならではです。

納品された前撮り写真を使ってウエディングアイテムを制作する時間も考えると、3ヶ月前がちょうど良いでしょう。

 

屋外での撮影なら:結婚式とは別の季節

前撮り写真では、結婚式と違う季節の記念写真を残すこともできます。
たとえば、結婚式は夏を予定しているけど、桜の木の下でウエディングドレスを着たいなど。

結婚式場から飛び出して、屋外でのロケーション撮影ができるのも前撮りの醍醐味です。
結婚式とは別の日程で、季節やロケーションを考えながら前撮り日を決めるのはワクワクするでしょう。

 

アルバムをプレゼントするだけなら:結婚式に近い時期でも大丈夫

ウェルカムグッズなど結婚式当日に前撮り写真を使わない場合は、結婚式の間近に前撮りでもOK。

結婚式と近い時期に前撮りをし、当日のスナップ写真と共に1冊のアルバムに仕立てることもできます。
後日ご両親にアルバムをプレゼントするなど、結婚式後にゆっくり前撮り写真を楽しめるでしょう。

 

結婚報告を兼ねた年賀状を送るなら:データ納品が間に合う2ヶ月前

年賀状を送る際に結婚報告を兼ねたい場合には、年賀状を出す2ヶ月前までには前撮りを済ませて下さい。

前撮りをしてデータが納品されてくるのは2週間〜1ヶ月かかることが多く、余裕を持ってもう少し早くても良いかもしれません。
年賀状に前撮りデータを取り込んでデザインしたり、印刷して宛書きやメッセージを書く時間がかかるからです。

また年末の2ヶ月前は秋のシーズンで、前撮り予約も混みやすいため早めのご予約を!

 

スタジオ撮影とロケーション撮影はどちらがいいのか

画像:夜桜の下の新郎新婦

前撮りをどこで撮影するかについて解説します。
大きく分けると、スタジオ撮影かロケーション撮影かの選択があるでしょう。
それぞれのメリットやデメリットをご紹介しますので、撮影場所を検討するヒントにして下さいね。

安定した撮影ができるスタジオ撮影

結婚式場や専用のフォトスタジオを貸切ってのスタジオ撮影について、メリットとデメリットを3つずつ挙げました。

▼スタジオ撮影のメリット

  • ライトを使って光の当たり方がコントロールしやすい
  • セットなので作り込んだ世界観を表現できる
  • 気温や風など気候に左右されない

前撮りする時間帯はおふたりのためにスタジオを貸し切りにするので、思い通りの世界観を作ることができます。
カメラやレフ板、ライトなど機材をフルセットの設備で、小物の配置などもイメージ通りになるまで作り込めるのも魅力。
雨天など悪天候の場合も安定した条件でスケジュール通りに撮影を行うことができ、安心です。

 

▼スタジオ撮影のデメリット

  • 空間に限りがあるので雄大な画角は難しい
  • スタジオを貸切できる日程に限りがある
  • 閉鎖的なスタジオ特有の緊張感が生まれやすい

撮影スタジオや式場など施設を使っての前撮りは、大自然の中の雄大さなどを表現するのは難しいでしょう。
どうしても画角やバリエーションに限りがあります。

またスタジオや式場は予約制になり、撮影できる日が限られるかもしれません。
特に式場を使っての撮影では土日の結婚式がある日は前撮りできないため、平日になることが多いです。
スタジオ独特の緊張感が生まれるなどデメリットもあるでしょう。

 

ダイナミックな撮影ができるロケーション撮影

屋外へ足を伸ばして前撮りをするロケーション撮影について、メリット・デメリットをまとめました。

▼ロケーション撮影のメリット

  • おふたりにとって特別な場所で撮影できる
  • ロケーション現場でしか撮影できない風景がある
  • 開放的な雰囲気でリラックスしやすい

ロケーション撮影は思い出の海辺やよく行く公園など、おふたりの思い入れのある場所へ出向いて撮影できます。
春は桜、夏は海、秋は紅葉、冬は雪景色など四季折々の風景と共に結婚の記念撮影ができるのもロケーションの魅力。
そこでしか撮れない景色があり、屋外での撮影は終始リラックスして臨めるでしょう。

 

▼ロケーション撮影のデメリット

  • 雨天など天候によって撮影条件が大きく変わってしまう
  • ロケーション現場までの移動が遠い可能性がある
  • 着替えやヘアメイクをする場所が限られたり着崩れしやすい

悪天候によって撮影条件が変わってきたり、スケジュールの変更を余儀なくされる可能性があります。
ロケーション撮影の場所までの移動手段や、移動時間も含めて検討しなくてはいけません。
移動の間に着崩れしたり、屋外で汗をかいてメイクが崩れることもあるでしょう。







季節ごとの撮影の注意点

画像:5月を開いたカレンダーとカメラ

つづいては四季による前撮り撮影の違いをご紹介します。
特に季節による影響を受けやすいロケーション撮影について、季節ごとのメリット・デメリットをまとめました。

春の撮影は予約が混んでいる

春は、寒い冬が終わり暖かくなって色とりどりの花が咲き、誰もが外に出掛けたくなる季節。
満開の桜と撮る和装姿ほど日本らしく美しい写真はありません。

ロケーション撮影にも人気の季節ですが、卒業や入学シーズンでもあるのでカメラマンの需要が高まります。
カメラマンの人数が限られて予約が取りにくいので、早めに日取りを決めた方がよいでしょう。

メリット デメリット
・桜と一緒に撮影できる
・温かい雰囲気の写真が撮れる
・桜が満開のタイミングは短い
・カメラマンの需要が高く予約しにくい
 

夏のロケーション撮影は暑さとの戦い

突き抜けるようなどこまでも青い空や照りつける太陽にキラキラと輝く波間は、夏だからこそ撮れるシーンですね。

ただし海辺での前撮りなど夏にロケーション撮影をしたい方は、暑さとの戦いが待っているので注意が必要。
暑いと汗をかいてヘアメイクが崩れやすくなったり、衣裳がまとわりついてくるなど、撮影しにくい点もあります。
特に夏場の和装はとても暑いので、短時間で終わるような撮影枚数がおすすめ

また6月の梅雨や7月〜9月の台風シーズンに入ると雨が降ることも多いので、雨天時の対応については予め確認しておきましょう。
悪天候時には予約日を変更できるのか、小雨決行かなど、契約時に細かく確認しておくとトラブルを避けられます。

メリット デメリット
・青空の色がきれい
・海など夏らしい写真が撮れる
・汗でヘアメイクが崩れやすい
・雨や悪天候の日があるかもしれない
 

秋の紅葉は早期の予約が必須

秋の紅葉を背景に前撮りするのも人気で、早めの予約がおすすめです。
紅葉は1年の中で数週間しかないため、希望者が集中しやすいでしょう。

また木々の色づきは年によって時期にずれがあるため、期待通りの風景を必ず撮影できるとは限りません
ロケーション撮影は自然相手なので、その時の空気感をそのまま受け入れて撮影したい方にはおすすめです。

メリット デメリット
・紅葉と写真が撮れる
・気候が涼しく撮影しやすい
・自然の条件がイメージと異なる
・人気の季節で予約が取りづらい
 

冬は寒さが厳しい

冬のロケーション撮影は、予想以上の寒さを覚悟して望みましょう。
特に新婦さまはドレスの肩や背中が大きく開いて肌の露出が多いため、新郎さまに比べて寒さを直に感じます
カイロやダウンコートなど万全の防寒対策が必要でしょう。

ただし、和装の場合は何枚にも重ねた着物なので比較的温かく撮影でき、冬のロケーション撮影は和装を希望の方にはおすすめです。
冬は年末年始やお正月など年中行事があり、前撮りを希望する方は少なめなので予約は取りやすいでしょう。

メリット デメリット
・予約がしやすい
・和装でも汗がかきにくい
・寒くて表情が硬くなりがち
・防寒対策が必要







結婚式の前撮り衣裳はどう選ぶ?

画像:背紐を締めてもらう花嫁の後ろ姿

ここからは前撮りの衣裳の選び方についてご紹介します。
前撮りを行うタイミングや当日と同じ衣裳を着用するか、別の衣裳を用意するかによっても選択肢が変わってくるでしょう。
予算との兼ね合いも考えながら、前撮り衣裳について検討してみてくださいね。

前撮りが当日と同じ衣裳の場合

結婚式当日と同じ衣裳で前撮りをする予定がある場合は、前撮り日を基準に衣裳を決定しましょう。
サイズ調整やヘアメイクリハーサル、ブーケの発注などを前撮り日までに済ませないといけないためです。
結婚式の数ヶ月前に前撮りをする場合は、特に早めに衣裳合わせをスタートさせたいところ。

▼挙式直前に前撮りで節約できる

結婚式に近い日程で前撮りすれば、当日と同じ衣裳を着てレンタル代を1回分でまとめられる場合もあります。
当日と同じ衣裳なら、本番同様にヘアメイクの仕上がりを確認できるのもメリット。

体型を1番良い状態にキープしたり、ネイルやスキンケアなど当日に向けて準備したいことが多い花嫁さま。
美容関係の費用も積み重なると大きな額になるので、1回でまとめられるのは嬉しいポイントです。

生花ブーケを前撮り用と当日用と2個用意する必要がなくなるなど、細かい点ですが節約に繋がるでしょう。

 

本番とは違う衣裳を着れるのが前撮りの醍醐味

結婚式当日とは違う衣裳を着れるのは前撮りするメリットの1つ。
当日はボリュームのあるウエディングドレス、前撮りでは動きやすくてこなれ感のある別のドレスにするなどです。

前撮りで当日とは違う衣裳を用意するのであれば、当日の衣裳はギリギリまで悩むこともできます
前撮り衣裳は節約してその分当日の衣裳は好きなドレスを選びたいなど、メリハリをつけた衣裳選びもできるでしょう。

 

教会式なら和装がおすすめ

結婚式がウエディングドレスを着てチャペルで行う教会式なら、前撮りは和装がおすすめ。
和装姿の前撮り写真を当日飾れば、和洋どちらの花嫁姿もゲストにお披露目できます。

他にも、結婚式は教会式だけど、親は和装姿を見たいと言っていて悩ましい……という方もいらっしゃるかもしれません。
前撮りで親の希望を叶えてあげることもできるでしょう。

 

まとめ:結婚式の前撮りをいつにするか最適なタイミングを見つけよう

画像:紅葉の綺麗な庭の前の窓で見つめ合う新郎新婦の前撮り写真

せっかくなら前撮りをして、結婚の記念に写真を残したい新郎新婦さまは多いですよね。
前撮り写真を使って、おしゃれなオリジナルのウエディングアイテムを作りたいとお考えの新郎新婦さまもいらっしゃるでしょう。

しかしちょうど良いタイミングで前撮りしないと、データの納品が間に合わないなんてことも。
本記事では、前撮りをするタイミングやスタジオ撮影とロケーション撮影の比較、季節ごとのメリット・デメリットをまとめました。

また日程や予算とも大きく関係してくる前撮り用の衣裳選びについてもご紹介しています。
本記事を読んでいろんな角度から検討し、おふたりにぴったりの前撮りのタイミングを見つけてくださいね。







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