12月で思い浮かぶのが、クリスマス。結婚式のテーマにしたいと考えている方も多いでしょう。
クリスマスをテーマにした装飾や演出は、とても華やかでロマンチックですよね。おめでたい結婚式を盛り上げるのにもぴったりです。
しかし、「どうしたらおしゃれに見える?」「ゲストが喜ぶ演出は?」と、悩んでいる方も少なくありません。
今回は、元ウェディングプランナーの筆者が、クリスマスウェディングの魅力やコーディネートについて解説していきます。
おすすめの演出も紹介するので、12月に結婚予定の方やテーマに迷っている方も、ぜひ参考にしてください。
クリスマスウエディングのメリット
結婚式をふたりらしいオリジナルウエディングにするには、何かテーマを決めることがポイントです。12月の結婚式におすすめのテーマは、クリスマス。
ここでは、クリスマスシーズンに結婚式を挙げるメリットを4つ紹介します。
クリスマスの特別な演出ができる
クリスマスの演出ができるのは、限られた期間のみ。12月に結婚式を行うカップルだけが得られる特別感が、クリスマスシーズンを選ぶメリットです。
また、クリスマスは誰にでも馴染みのあるイベント。ゲストにも楽しんでもらいやすく、テーマに取り入れやすい点も挙げられます。
冬のナイトウエディングが楽しめる
クリスマスは、イルミネーションを眺めるのも楽しみの一つ。冬のナイトウエディングでは、キラキラと煌めく光景が、ふたりやゲストの気持ちを盛り上げてくれます。
キャンドルを使った演出もおすすめです。幻想的な雰囲気は、とてもロマンチックで印象深い結婚式になるでしょう。
12月はオフシーズンで費用が安い
10月11月のオンシーズンが過ぎ、12月は結婚式のオフシーズン。式場予約をするカップルが少なくなるため、通常よりもお得なプランや特典付きプランが期待できます。
人気の式場も予約が取りやすく、費用もオンシーズンより安くなりやすいので、その分豪華な結婚式にするのもありです。
年賀状で列席のお礼や結婚報告ができる
結婚式後は、1か月以内を目安に列席のお礼や結婚報告を行うのが一般的です。クリスマス時期に結婚式を行えば、年賀状で年始の挨拶と結婚報告を兼ねられるので、一度で済ませることができます。
結婚式の準備と同時進行は慌ただしいですが、前撮りの写真で早めに準備をしておくのもいいでしょう。
クリスマスウエディングのデメリット
クリスマスシーズンは、年末の慌ただしさや季節的にも寒くなる時期なので、結婚式を挙げるデメリットもあります。
ここでは、どのようなデメリットがあるか、その解消方法についても紹介していきましょう。
ドレス姿は寒い
クリスマスシーズンは、冬の寒さが悩みどころです。会場内は暖房で暖かくても、チャペルへの移動やガーデンセレモニー時にドレス姿は寒いでしょう。
カイロやブランケットを用意したり、外にいる時間を減らしたりなどの工夫がおすすめです。事前に外に出る時間があることを伝えておくと、ゲストも服装の準備がしやすいでしょう。
年末はゲストも忙しくしている
12月は、年末で仕事が立て込んだり忘年会の予定が入っていたりと、何かと忙しくなる時期です。クリスマス当日のデートや、年末に旅行や帰省を予定してる方もいるでしょう。
12月に結婚式を行う時は、クリスマス当日や年末は避けた方が無難です。また、出席の打診を早めにすることで、ゲストも予定を組みやすくなります。
交通機関が乱れやすい
クリスマス時期は、雪の心配も。大雪による交通機関の乱れで、式場に行けなかったり大幅に遅刻したりする可能性もあるでしょう。
万が一の時の対処方法を式場側と相談しておくとスムーズです。遠方のゲストには、式場近くのホテルに前泊してもらってもいいでしょう。
ゲストが利用する交通機関を把握しておくと、当日も判断しやすいです。
クリスマスウエディングの会場コーディネート
クリスマスがテーマの結婚式は、会場コーディネートも重要です。ここでは、おすすめのコーディネート例と、コーディネートのコツを紹介します。
クリスマスツリーを飾る
受付にクリスマスツリーがあったら、誰もがワクワクした気分になるでしょう。オーナメントやチェキで撮った写真に、メッセージを書いてゲストに飾ってもらうと、オリジナルのクリスマスツリーの出来上がり。
持ち運びしやすいツリーなら、挙式中に新郎新婦席の横に移動させることで、パーティ中も会場を華やかに演出してくれます。
ペーパーアイテムをクリスマス仕様にする
招待状をクリスマス仕様にすることで、クリスマスのワクワク感も相まって、ゲストの気持ちも盛り上がるでしょう。
赤や緑、白地にゴールドなど、クリスマスらしい色合いがおすすめです。雪の結晶や星模様などのモチーフを散りばめたデザインもいいでしょう。
席次表や席札も揃えれば、統一感のあるコーディネートになりますよ。
装花はポインセチアをメインにする
ポインセチアは、クリスマスを象徴するアイテムのひとつ。ポインセチアをメインにした装花は、鮮やかな赤や緑の葉がパーティを華やかに彩ってくれます。
白やピンク、ゴールドのポインセチアもあるので、好みの雰囲気に合わせて色を選ぶのもおすすめです。
かすみ草などの白い花を添えると、明るい印象になるでしょう。
その他、冬の装花については以下の記事で詳しく紹介しています。
URL: https://www.kekkonshikijoerabikata.com/9426/
白の装花や装飾でホワイトクリスマス
王道のクリスマスカラーもいいですが、花も小物も白で統一したホワイトクリスマスもおしゃれ。
白にもいろいろありますが、純白のコーデは静謐な美しさを感じさせ、オフホワイトやベージュ系は温かみのある装いになります。
ユーカリなどのシルバー系のグリーンを添えると、白が引き立つだけでなく、クラシカルな雰囲気になって素敵です。
クリスマスコーディネートのコツ
クリスマスらしいコーディネートにするコツは、装花や装飾の色使いやアイテムの取り入れ方がポイントです。ここでは、クリスマスを演出するコツを3つ紹介します。
- ゴールドを差し色にすれば大人の雰囲気
- ぬくもりを取り入れて家族の時間を演出
- キャンドルやライトの明かりで聖夜を演出
1.ゴールドを差し色にすれば大人の雰囲気
大人っぽく演出したい時は、ゴールドを差し色にするのがポイントです。
赤や緑の装花にゴールドのオーナメントを添えるだけでも、かなり雰囲気が変わりますよ。
キャンドルホルダーやアンティークフォトフレームなど、ゴールドの小物を取り入れてもおしゃれです。
2.ぬくもりを取り入れて家族の時間を演出
ぬくもり感のある装花や装飾は、アットホームな雰囲気を演出してくれます。
ふわふわのコットンフラワーや松ぼっくり、サンキライやヒイラギの赤い実などを取り入れてみて。
クリスマスツリーには、毛糸で作ったオーナメントを飾ると暖かみのある装飾になります。
3.キャンドルやライトの明かりで聖夜を演出
キャンドルを装飾に加えるだけでも、クリスマスらしさが感じられます。
一度火をつけて、ロウが垂れた状態のキャンドルを飾るのもおしゃれです。
電飾ガーランドを装花に絡ませたり、アンティークなランタン風ランプを置いたりしても、聖夜をイメージできます。
クリスマスウェディングの演出アイデア
会場のコーディネートだけでなく、演出にもクリスマスらしさを取り入れることで、パーティも盛り上がるでしょう。ここでは、クリスマスウエディングにおすすめの演出アイデアを4つ紹介します。
ウエディングケーキもクリスマス風にアレンジする
ゲストの注目が集まるウエディングケーキは、クリスマス風にアレンジして写真映えを狙いましょう。
ブッシュドノエルは、クリスマスの定番ケーキ。クリスマスツリーに見立てたマカロンタワーも面白いですよ。
ケーキカットではなく、粉砂糖を雪に見立てて振りかけるシュガーセレモニーもおすすめです。
ゲストへのプレゼントは靴下に入れる
お見送り時までゲストに楽しんでもらうなら、クリスマスソックスに入ったお菓子をプチギフトに。クリスマスソックス型のアイシングクッキーもかわいいですよ。
子どものゲストがいる場合は、大きめの靴下に入れたお菓子やおもちゃをプレゼントすると、喜んでもらえるでしょう。
サプライズでサンタ登場
再入場時に、新郎新婦がサンタとトナカイに扮して登場するのもおすすめです。テーブルを周ってお菓子を配ってもいいですし、テーブルフォトも盛り上がるでしょう。
ゲストにはヒゲや帽子などのフォトプロップスを用意して、みんなで扮装した写真を撮るのも楽しいですよ。
キャンドルリレーで厳かなクリスマスを
厳かな聖夜を演出するなら、キャンドルリレーがおすすめ。ひとつひとつのキャンドルが順番に灯っていく様子は、とても幻想的です。
幸せを願って一斉に吹き消す瞬間は、とてもロマンチックで厳かな雰囲気を感じられるでしょう。キャンドルは演出用だけでなく、テーブルの装飾にもなります。
まとめ:クリスマスシーズンの結婚式もあり
クリスマスシーズンは、この時期にしかできない装飾や演出で、特別感のある印象深い結婚式ができます。
結婚式のオフシーズンに入るため、人気の式場が予約しやすかったり、費用を安く抑えたりしやすいのも魅力です。
ただし、ゲストも何かと忙しい時期になるので、日にちを考慮したり早めに出席を打診したりなどの気遣いを心がけましょう。
今回は、会場コーディネートや演出アイデアも紹介してきました。ぜひ参考にして、ふたりらしく楽しいクリスマスウエディングパーティを開催しましょう。