結婚式を挙げる時期は、お二人の記念日やお仕事の予定、ご両家の都合などを踏まえて決めるでしょう。
お越しいただくゲストの都合にも配慮すると、いつにしたらいいか悩んでしまいますよね。
できればゲストにとってご迷惑にならない時期を選択したいところ。
「どんな時期に結婚式をすると迷惑になる?」
「時期による結婚式の特徴を知りたい」
「迷惑な時期でもゲストになるべく楽しんでもらえる方法は?」
本記事では、結婚式を挙げるとゲストに迷惑になってしまう時期についてまとめました。
暑い時期や寒い時期の結婚式でも、ゲストに十分に楽しんでいただけるアイデアもご紹介しています。
結婚式はシーズンによってかかる費用も変わってくるため、後悔のない時期選びの参考にして下さいね。
結婚式が迷惑な時期とは?
結婚式を挙げるとゲストにご迷惑になってしまう時期についてご紹介します。
過ごしにくい季節や年中行事に重なってしまう時期の結婚式は、ゲストに負担をかけてしまうかもしれません。
まずはゲストの負担になってしまう時期とその理由を整理していきましょう。
真夏の暑い時期
真夏の結婚式は、暑い中フォーマルな服装で参列しないといけないため、あまり歓迎されないでしょう。
特に猛暑日の続く8月9月は、参列する側も一苦労。
男性はスーツ着用で熱がこもりやすく、女性は日焼けやメイクの崩れも気になるでしょう。
暑さが原因でゲストが式に集中できなくなる可能性もあります。
真夏の結婚式はゲストの迷惑になる可能性を考慮して、冷却グッズなどで負担を減らす工夫をしましょう。
真冬の寒い時期
真冬の寒い時期の結婚式も、ゲストには負担になるかもしれません。
暖を取るための防寒具を持参する必要があり、ゲストの荷物が増えてしまうからです。
また女性のフォーマルウェアはワンピースのため、防寒対策をしたとしても足元が冷えてしまうでしょう。
さらに積雪や交通機関の遅延など、移動に伴うリスクもあります。
真冬の結婚式では暖かい飲み物の提供や防寒設備を整えることで、寒さへの不安を軽減しましょう。
年末年始
年末年始は地元への帰省を予定している方も多く、結婚式の招待はご迷惑になってしまう可能性があります。
年末の慌ただしさや年始のゆっくりしたい気持ちが影響し、ゲストが負担を感じやすい時期です。
また年末年始は交通機関の混雑や料金の高騰などが予想され、結婚式への参列にも影響が出てくるでしょう。
平日
平日は仕事をしている方が多く、平日の結婚式に参列するためにわざわざ休みを取る必要があります。
特に職場で休みが取りづらい方にとっては、参加ハードルがかなり高くなるでしょう。
新郎新婦様を含めゲストもサービス業が多く平日に休みを取りやすい場合を除いて、結婚式は土日祝日に行うのが無難です。
長期休暇中
ゴールデンウィークやお盆休みなど長期休暇は、家族で旅行を予定する方も多いでしょう。
結婚式への招待がゲストの予定と重なりやすく、迷惑に感じられるかもしれません。
長期休暇は年末年始と同様に交通機関の混雑や価格が高くなるため、なるべく避ける方が良いでしょう。
連休の中日
3連休は普段の土日ではできない特別な予定を入れる方も多く、結婚式の開催には向いていません。
3連休の真ん中に結婚式を開催すると、せっかくの3連休が台無しになってしまいます。
どうしても3連休に重なる場合は連休初日に結婚式を開催する方が、ゲストの負担になりにくいでしょう。
遅い時間帯
遅い時間から始まる結婚式は、帰りの交通手段などを心配するゲストも多いでしょう。
特に地方から参加する方や終電が早い地域では負担が大きくなります。
帰宅が遅くなる夕方〜夜にかけての結婚式は、翌日も休日だとゲストにとっては負担が少ないでしょう。
ナイトウエディングが素敵な季節もありますが、終了時間から逆算して日時を決めてくださいね。
早い時間帯
朝早くからの結婚式も、ゲストの負担になってしまう可能性があります。
特に遠方からのゲストは、開催時間によっては前泊も必要になるかもしれません。
女性はヘアセットの予約を美容院にする際に、早朝料金がかかってくる可能性もあります。
早い時間帯の結婚式は、朝から焦ってしまいゲストの心理的な負担が大きいでしょう。
リゾート地ではハイシーズン
リゾート地での結婚式は、ハイシーズンを避けた方が良いかもれません。
リゾート地のハイシーズンは観光客が多く賑わっており、ゲストに細やかなサービスが行き届かない可能性があるからです。
リゾート地が混み合う時期は、移動する交通手段や宿泊を伴う場合の宿泊先の確保も大変になってきます。
7月・8月の結婚式の暑さ対策
夏の結婚式について、深掘りしていきましょう。
夏の結婚式のデメリット
夏の結婚式は何よりも暑いことがデメリットでしょう。
暑いと長時間フォーマルウェアで過ごすのが不快に感じたり、屋外での演出は体調管理に注意が必要になったりします。
他にも夏は子どもたちの夏休み時期やお盆休みと重なるため、交通機関などが混雑しやすいデメリットがあげられます。
夏の結婚式の暑さ対策
夏の結婚式では、暑さ対策がゲストに楽しんでもらえるための重要なポイントになります。
フラワーシャワーなど屋外での演出がある場合、パラソルで日陰を作ったり、ポータブル扇風機を設置するとゲストも快適でしょう。
受付や待機スペースにも扇風機を用意し、ゲストが涼める環境を提供すると喜ばれますよ。
受付や控え室では冷たい飲み物のウェルカムドリンクを用意したり、冷えたおしぼりを用意するのもおすすめ。
暑さへの気遣いが伝わり、ゲストが手軽にリフレッシュできるでしょう。
夏の結婚式におすすめの演出
夏ならではの演出を取り入れて、暑い時期の結婚式でもゲストに楽しんでもらいたいですよね。
夏におすすめの演出を3つご紹介します。
▼海やビーチをテーマにした結婚式
海やビーチをテーマにした結婚式で、夏ならではの爽やかで開放的な雰囲気にしてみては。
会場装飾には砂や貝殻、ヒトデなどを取り入れ、ゲストにはビーチサンダルや麦わら帽子を用意してリラックス感を演出。
夕暮れ時の挙式なら、涼しさとロマンチックな雰囲気を同時に楽しめます。
▼夏祭りをテーマにした結婚式
夏祭りの雰囲気を再現することで、ゲストに楽しい思い出を提供できます。
披露宴後半の余興タイムにはヨーヨー釣りや射的といった縁日の屋台風コーナーを用意するのもおすすめ。
お二人のオリジナルの扇子やうちわを配布することで、涼を取りながら夏祭りを盛り上げることもできます。
▼アイスクリームで冷やそう
デザートタイムには、コールドストーンスタイルでアイスを作ったり、アイスクリームビュッフェでお二人から振る舞ってみては。
お二人自身がパフォーマンスをしながらゲストにアイスを提供することで、会場全体が盛り上がり、思い出深いシーンになるでしょう。
12月・1月の結婚式の寒さ対策
続いては、冬の結婚式について詳しく見ていきましょう。
冬の結婚式のデメリット
冬の結婚式では、厳しい寒さと金銭的な負担という2つのデメリットが挙げられます。
寒波が到来する時期には、積雪や凍結による交通機関の乱れが心配されたり、ゲストの防寒対策が必要になります。
また冬はクリスマスやお正月・バレンタインなどイベントが多く、結婚式のご祝儀も金銭的な負担と感じるかもしれません。
冬の結婚式の寒さ対策
冬の結婚式では寒さ対策が必須です。
結婚式場は広々としているため、通常の空調だけでは寒く感じてしまうことも。
エントランスなど外気が入りやすい場所にストーブを追加で設置する、カイロを配るなどゲストが暖を取りやすい工夫をしましょう。
温かいウエルカムドリンやブランケットの貸出など、会場内でもゲストへの配慮があると喜ばれます。
ゲストが寒い思いをして、結婚式を十分に楽しめないことがないようにしましょう。
冬の結婚式におすすめの演出
冬の結婚式だからこそおすすめの演出を3つご紹介します。
▼キャンドルやイルミネーションなど光の演出
冬の空気は澄んでいるため、光の演出がより綺麗に輝いて見えるのでおすすめです。
キャンドルのゆらぐ炎はあたたかみがあり、寒さで縮こまった身体をリラックスさせてくれるでしょう。
またクリスマスシーズンのイルミネーションも、ガーデンなどを幻想的に彩ってくれます。
▼冬に旬の食材を楽しもう
冬の旬食材を取り入れた料理は、季節感を味わえるおもてなしの一つです。
前菜にはホタテやカニ、メインディッシュにはジビエや旬の根菜を使った料理がおすすめ。
温かいポタージュやスープは、冷えた身体を優しく温め、ゲストからも喜ばれるメニューです。
デザートにはチョコレートやシナモンを使った濃厚なスイーツやホットドリンクを添え、冬らしい甘さを楽しんでもらいましょう。
料理を通して、冬の贅沢なひとときを演出することができます。
▼ウインターテーマの結婚式
冬は結婚式に取り入れやすいクリスマス、お正月、バレンタインなどのイベントがあり、季節感を楽しんでもらえます。
ホワイトやシルバー、ブルーなどの色調を基調にした雪をイメージしたコーデや、赤や緑のクリスマスカラーのコーデなどが人気です。
冬をテーマにしたデコレーションは、結婚式全体の雰囲気をさらに魅力的にしてくれるでしょう。
結婚式の日が迷惑な時期と重なったときは
どうしても結婚式の日取りがゲストに負担をかけてしまう時期に重なってしまう場合の対処方法についてご紹介します。
なぜその日なのかについて触れる
ゲストにとってはご迷惑になるかもしれませんが、お二人にとっては特別な思い出のある日取りと言う場合もあるでしょう。
特定の日を選んだ理由をウエルカムスピーチなどで説明するのがおすすめ。
なぜその日に結婚式を挙げたかったかお二人の思いが伝わるようにご案内を入れると、ゲストにも理解を深めてもらえるでしょう。
出席を強要しない
時期によっては、ゲストが出席をためらう可能性もあります。
ゲストにとっては負担になることを承知の上でご招待をし、出席を強要しないようにしましょう。
都合が合わない場合は無理をしないように案内することで、ゲストとの関係を大切にできます。
まとめ:ゲストに喜ばれる結婚式にしよう
いかがでしたでしょうか。
結婚式を挙げる時期は、ゲストの負担を考慮することが重要です。
本記事では、どんな時期に結婚式を挙げるとゲストのご迷惑になってしまうのかをまとめました。
お二人が特別な思いで決めた日でも、ゲストが快適に参加できる工夫をすることで、より素敵な1日にすることができるでしょう。
本記事を読んで季節ごとの特徴や対策の方法などを知って、なるべくゲストが出席しやすいように工夫してくださいね。