結婚式を家族のみで行うときのコツ|食事会を成功させるには | 結婚式場の選び方

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結婚式のスタイルが多様化し、家族だけで結婚式を行う新郎新婦さまも増えています。
ご来賓やご友人は招待せずに、家族だけで行う結婚式をいまいちイメージできない方もいるかもしれません。

「家族婚ってどんな結婚式?」
「家族のみの結婚式の準備の進め方を知りたい」
「家族のみの食事会も結婚式らしくするには?」

本記事では、家族のみの結婚式についてメリットやデメリットをまとめ、どんな新郎新婦さまに向いているか詳しく解説しています。

準備の仕方や家族のみでも結婚式らしくするコツなどをご紹介していますので、小さくてあったかい結婚式を成功させてくださいね。

家族のみの結婚式とは

画像:両家の両親と並んだ新郎新婦

家族のみの結婚式とは、家族や近しい親族のみを招待して行う少人数の結婚式です。
アットホームな雰囲気を重視し、新郎新婦さまとゲストがゆったりと過ごせるのが特徴。

来賓や友人をお招きせず、家族のみで行う結婚式のメリットやデメリットを整理しましょう。

 

家族婚のメリット

家族のみの結婚式ならではのメリットを3つご紹介します。

  • 結婚式の総額が安く抑えられる
  • 準備期間が大変ではない
  • アットホームな雰囲気でゲストと交流できる

▼結婚式の総額が安く抑えられる

大規模な結婚式に比べ、総額を安く抑えられるメリットがあります。
ゲストが少ないので、人数分を用意しないといけない食事代などの費用を抑えられるからです。
例えば、1万円のお食事コースを60名頼むと60万かかりますが、20名では20万なので40万円の差が生まれます。

他にも専門の結婚式場やホテルのように披露宴会場を借りる会場費がかかりません。
家族婚は結婚式全体の費用を大幅に削減できる点が大きな魅力です。

▼準備期間が大変ではない

盛大な結婚式に比べて、準備を簡潔に進められるのもメリットの1つ。
人数分の用意が必要な席次表や席札などのアイテムの準備は、少ない手間で済むからです。
他にもゲストの出欠に伴う食事や引出物、プチギフトなどの数量変更の手間も最小限で済むでしょう。

会場の装飾や当日の進行もシンプルな場合が多く、打ち合わせ回数も少なめ。
時間的にも心理的にも新郎新婦さまの負担は軽いでしょう。

▼アットホームな雰囲気でゲストと交流できる

家族婚の何よりものメリットは、ゲスト1人ひとりとゆっくり交流できるアットホームな雰囲気。
形式的な儀式や派手な演出は省いて、新郎新婦さまやゲストが自然体で過ごせるのが特徴です。

ゲストの人数が多いと一人ずつと話せる時間はわずかですが、家族婚ではゲストと十分に交流できるでしょう。

 

家族婚のデメリット

家族婚でのデメリットについても確認しておきたいところ。3つほどご紹介します。

  • 選べる会場が限られる
  • 自己負担金が大きくなることも
  • 来賓や友人に結婚報告する手間が残る

▼選べる会場が限られる

普段の食事処として利用するレストランでは結婚式のお食事会は受け付けていない可能性があり、選べる会場が限られるでしょう。
コース料理に対応出来たり、新郎新婦さまの準備をする控え室が必要であったり、条件が揃っていないといけないからです。

また少人数の家族婚では、専門式場やホテルの披露宴会場は広すぎて閑散としてしまいます。
小さめの会場で、なおかつ婚礼のお料理を振る舞えるお店は限られてくるので、会場の選択肢は少なめになるでしょう。

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▼自己負担金が大きくなることも

総額としては大規模な結婚式に比べて安く抑えられますが、自己負担金は大きくなる可能性があります
ゲストの人数が少ない分、受けとるご祝儀の額も少なくなってくるためです。
また衣裳やヘアメイクの料金は、ゲストの人数に関係なくかかってくるので、総額に占める自己負担金の割合は大きくなるでしょう。

▼来賓や友人に結婚報告する手間が残る

ご来賓やご友人を招待しないため、結婚式を通してお二人の結婚を知ってもらうことができません。
直接お会いした際に報告したり、結婚報告ハガキを郵送するなど個別に結婚報告をする必要があります。
家族婚を計画する際には、招待しなかった方々へのスムーズな報告方法も併せて検討しておきましょう。







家族のみの食事会とは

画像:ゲストに迎えられる新郎新婦

家族のみで食事会を行う場合のスタイルは、大きく分けて2つに分けられます。
挙式後に食事会を設けるスタイルと、挙式を行わず食事会のみで結婚を報告するスタイルです。
それぞれの特徴や違いを見ていきましょう。

挙式と食事会を行う

神社やチャペルなど式場で結婚式を行った後、近隣のレストランや料亭で披露宴の代わりに食事会を行います。
結婚式という儀式と食事会という穏やかな時間の両立ができ、家族のみでもメリハリのあるひとときを過ごせるでしょう。
小規模だけど、きちんと挙式は行いたい新郎新婦さまにおすすめのスタイル。

 

食事会のみを行う

結婚式の儀式は行わずに食事会のみ行うスタイルでは、結婚の報告は食事会の中で済ませます。
結婚式は新郎新婦さまがゲストの前に出て行うセレモニーなので、目立つのが苦手な新郎新婦さまは食事会だけでも。
気心の知れた家族での食事会は、終始和やかな雰囲気でリラックスして過ごせるでしょう。

 

食事会のみの結婚式の準備方法

画像:セッティングされたテーブル

家族を招待して食事会のみの結婚式を準備する方法について詳しくご紹介します。
少人数でも思い出深い結婚式にするためには、会場選びや進行内容が重要なポイント。
ここからは進行例や会場選び、新郎新婦やゲストの衣装のポイントなどを詳しくご紹介します。

食事会の流れと進行内容の例

家族のみの食事会では、演出を詰め込みすぎずゆったりと進行していきます。
ただし、何もやることがなくひたすら歓談ではメリハリがなく間延びしてしまうかもしれません。

始まりと結びの挨拶や、宴の中盤で結婚式らしい演出を入れると良いでしょう。
披露宴会場に比べ、レストランなど小さめな会場では2時間制で行う場合も多いです。

お昼に行う結婚食事会の進行例をご覧ください。

【食事会の進行例】

11:15 ゲストの受付・会場入り
11:30 開宴・新郎新婦入場
11:35 新郎新婦挨拶
11:40 乾杯・食事スタート
12:00 ケーキ入刀
食事タイム
12:40 余興
(ムービーの上映など)
13:20 両家挨拶・集合写真撮影
13:30 閉宴・お見送り
 

会場の選び方

家族だけで行う少人数の結婚式・食事会に適した会場の選び方について見ていきましょう。
少人数の時に押さえたいポイントを3つご紹介します。

  • 広さと収容人数
  • アクセスとバリアフリー
  • 食事のクオリティとサービス

1.広さと収容人数

少人数の結婚式・食事会でも、ゲストが快適に過ごせる余白のある空間があるとゆったりとした雰囲気になります。
ただし、大規模な披露宴を行う大きな会場では、広すぎて寂しく感じるかもしれません。
家族婚では10人くらい〜最大でも30名程度の収容ができる会場がふさわしいでしょう。

また新郎新婦さまが準備をする控え室も必要になりますので、広さだけでなく会場全体の条件を確認して選んでください。

 

2.アクセスとバリアフリー

挙式を行う場合には、挙式会場からアクセスしやすい場所がよいでしょう。
親族で乗り合わせて移動できるバスを用意しておくと、スムーズです。
ご家族に小さなお子様や高齢の方がいらっしゃる場合には、バリアフリーかどうかも重要なポイント。
少人数だからこそ1人ひとりへの配慮を行き届かせられるように、招待する顔ぶれを思い浮かべながら会場を選んでくださいね。

 

3.食事のクオリティとサービス

家族での食事会では、お食事を楽しむことがメインになるので、料理のクオリティやサービスの質が大切な要素です。
レストランや料亭の中でも婚礼料理を提供でき、特別な1日にふさわしいサービスで対応してくれる会場を選びたいところ。
少人数ならではのアットホームな雰囲気を壊さないよう、細やかな気配りが行き届いた会場を選びましょう。

 

新郎新婦の衣裳の選び方

新郎新婦さまは主役になるので、家族のみの結婚式でも花婿花嫁らしい衣裳を選びましょう。
挙式にはフォーマルなドレスやタキシードが一般的ですが、食事会のみではセミフォーマルやカジュアルエレガントな選択肢もOK。
大きな会場に似合うトレーンの長い豪華なドレスよりも、身動きしやすくゲストとも親密に交流できるデザインがおすすめです。

 

ゲストの服装の決め方

会場がレストランや料亭などの家族婚ではゲストの服装は、披露宴よりもカジュアルめでも良いかもしれません。
家族婚では、ゲストにドレスコードを伝えることで服装選びの迷いを軽減できるでしょう。
「セミフォーマル」「カジュアルエレガント」など具体的な案内をすると、統一感が生まれます。







家族のみの食事会を成功させるコツ

画像:乾杯を行う新郎新婦と乾杯の発声者

家族のみの食事会では「特別感が足りない」と感じることもあるかもしれません。
いつもの親族の集まりと同じ雰囲気になってしまわないような工夫をしましょう。
どんな工夫をすると、結婚報告のための食事会を楽しんでもらえるか具体的な内容をご紹介します。

 

結婚式らしい演出を取り入れる

家族のみの食事会を行う際には、結婚の報告のためにお集まり頂いたことが伝わるような演出を取り入れましょう。
結婚式らしい演出を取り入れると、アットホームな雰囲気の中にも盛り上がるシーンが生まれます。

  • 招待状を準備する
  • 集合写真を撮影する
  • 引き出物を用意する
  • ウエディングムービーを放映する
  • ケーキカットを行う

▼招待状を準備する

正式な招待状を発送することで、家族のみの食事会でもゲストに特別感を演出できます。
デザインや文面はシンプルでも、丁寧さを重視してくださいね。
温かい気持ちの伝わる手書きのメッセージを添えるなど、人数が少ないからこそ1人ひとりへの手間もかけやすいでしょう。

 

▼挨拶やスピーチを行う

食事会の始まりには、新郎新婦さまからのウェルカムスピーチをして、結婚の報告をしましょう。
親しい方ばかりの食事会なので仰々しい挨拶文でなくても、お二人らしい言葉で伝えてみては。
乾杯のご発声や祝辞などをご兄弟や叔父様などのゲストからいただいても良いですね。
食事会の最後にも新郎さまもしくは新郎のお父様より感謝のご挨拶があると、場の空気が締まりメリハリのある結びとなるでしょう。

 

▼集合写真を撮影する

プロのカメラマンを手配し、全員で集合写真を撮影することは、一生の思い出になります。
結婚式などの集まりでないと、なかなか家族や親族が揃って記念写真を撮る機会はありません。
着席してお食事していた会の流れに動きが生まれ、集合写真の撮影自体が食事会の1つの演出になります。
撮影した写真を後日アルバムやフォトフレームにしてゲストへお礼として贈ると、喜ばれるでしょう。

 

▼引き出物を用意する

感謝の気持ちを伝えるために、心を込めた引き出物を用意するのがおすすめ。
1人ずつの好みに合わせた品を選ぶなど、少人数だからこそ出来るおもてなしがあります。
地元特産品やお二人の思い出の品を入れた引出物を紹介すると、会話が弾み和やかな雰囲気で食事会を進められるでしょう。

 

▼ウエディングムービーを放映する

新郎新婦の生い立ちや思い出をまとめたムービーを上映すると、ゲストにもお二人のことを知ってもらえます。
出席している家族やご親族が写っている写真や動画を使うと、ゲスト参加型で楽しんでもらえるでしょう。
披露宴のような友人からの余興がない代わりに、食事会の中盤で流すのがおすすめ。

 

▼ケーキカットを行う

披露宴の定番イベントであるケーキカットは、家族のみの食事会でもぜひ取り入れたい演出
ご夫婦での初めての共同作業をゲストにお披露目すると、結婚の報告をより印象的なものにしてくれます。
小規模ながらも華やかな瞬間を演出することでメリハリが生まれ、食事会全体が盛り上がるでしょう。

 

アットホームな時間作りを心がける

家族婚の食事会では、ゲストがリラックスして過ごせる雰囲気を作るのが成功のポイント。
進行を詰め込みすぎず、歓談や写真撮影の時間を多めに確保しましょう。
家族ならではのエピソードや思い出を共有することで、温かい空間が生まれます。
ゲスト1人ひとりとの交流を大切にし、和やかな時間を過ごしましょう。

 

まとめ:親族のみの食事会も結婚式らしさを大切にしよう

画像:ケーキ入刀を行う新郎新婦

家族のみの結婚式や食事会は、少人数ならではの温かさと親密さが魅力です。
本記事では、家族やご親族での食事会の特徴や準備の仕方、成功させるためのコツをご紹介しました。
結婚式らしい演出を取り入れることで、シンプルながらも思い出深い1日にできるでしょう。
お二人や家族にとって特別な一日を作るための参考になれば幸いです。







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