ブライダル業界の仕事とは｜やりがいや資格について解説！

結婚式に興味がある方は、ブライダル業界で働いてみたいと思う方もいるかもしれません。
しかしブライダル業界と一言で言っても、さまざまな職種があります。

結婚式という非日常のイベントでは、どんな仕事が行われているのか細部までは見えてこない部分もあるでしょう。

「ブライダル業界にはどんな職種があるの？」
「実際の仕事内容は？」
「ブライダルの仕事には資格って必要？」

本記事では、ブライダル業界で働く上での不安や疑問を解消できるように、元ウエディングプランナーが仕事内容を解説しています。
ブライダル業界で働く魅力を存分にお届けしますので、働く姿をイメージしながら読み進めてくださいね。

ブライダル業界の仕事の種類とは

ブライダル業界での仕事の種類について紹介します。

ブライダル業界の中でも、ウエディングプランナーという職種をご存知の方は多いでしょう。
実は結婚式には他にも多くの専門職が関わり、たくさんの人々の手で創り上げられています。

次の項目では、それぞれの職種の仕事内容や魅力について深堀していきましょう。

ブライダル業界の仕事内容とその魅力とは

ここからはブライダル業界に属する職種について、1つずつ仕事内容や仕事の面白さを紐解いていきます。
どんな仕事があるのか具体的な内容を知って、あなたのやりたいお仕事を見つける参考にしてくださいね。

ウエディングプランナーの仕事内容とやりがい

ウエディングプランナーとは、新郎新婦様と打ち合わせをして、結婚式全体を一緒に創っていくお仕事。

結婚式場を選んでご契約していただくところから、当日のプログラムや演出内容、費用の精算まで全てを担当します。
結婚式に関わる各専門職のスタッフに新郎新婦様の希望を伝えたり、総合的な調整をしたりする役割も。

カップルごとに結婚に至るまでのストーリーは異なり、唯一無二の結婚式を創っていくのは新しい挑戦の毎日です。
ルーティンワークよりも新しい物を創っていく事が好きな方に向いているでしょう。

新郎新婦様と約半年間かけて共に創り上げた結婚式が、成功を収めた時の感動は何物にも変え難いもの。
新たな人生が始まる瞬間をお手伝いさせていただける貴重な経験ができるのが、ウエディングプランナーの魅力です。

ドレスコーディネーターの仕事内容とやりがい

ドレスコーディネーターとは、新郎新婦様およびご両親などの参列者衣裳を選ぶお手伝いをするお仕事。
ドレスショップや式場内サロンにて、ドレスやタキシードのフィッティング、採寸、小物合わせなどを担当します。

新郎新婦様のご希望や流行をおさえつつ、運命の1着に出会えるようにサポートしていきます。
ドレスを着て微笑む新婦様の表情を見た時や、新婦様ご自身も気付いていなかった魅力を引き出せた時にやりがいを感じるでしょう。

ヘアメイクアーティストの仕事内容とやりがい

ヘアメイクアーティストとは、新郎新婦様の当日の着付けやヘアアレンジを担当する美容師のこと。
美容室での仕事とは異なり、カットよりもヘアアレンジの技術が必要で、ドレスやタキシード・和装などの着付けも担当します。

お色直しなどスピーディーな仕事を求められ、新婦様の介添のお手伝いをする場合もあり、ブライダル専門の美容師です。
ヘアスタイルによって雰囲気が一変し、ゲストが驚いてくれるのは、ヘアメイクアーティストとしての仕事の醍醐味でしょう。

メイクアップアーティストの仕事内容とやりがい

メイクアップアーティストは、主に新婦様に花嫁メイクを施すお仕事。ご希望があれば新郎様のメイクも手掛けます。

衣裳に合わせて普段のお化粧よりも濃いめで、写真映えする婚礼用のメイク技術が求められます。
一人ひとりの顔立ちや衣裳に合わせて、似合う色合いやメイクを提案する力が必要でしょう。

トレンドや新婦様の希望を上手く汲み取って、個性や魅力を最大限に引き出す大切な役割を担っています。
メイクアップアーティストは花嫁様が美しく変身するお手伝いをし、喜びを共有できる魅力があるでしょう。

フラワーコーディネーター（フラワースタイリスト）の仕事内容とやりがい

フラワーコーディネーターとは、結婚式会場の装花やブーケ・ブートニアを作るお仕事。

季節や会場の雰囲気に合わせて使う花の素材を提案したり、会場全体のデコレーションを担当します。
花を通して新郎新婦様のイメージを形にしていくのは、センスのいる仕事でしょう。

自然が相手なので、気温や天候によって花の咲かせ方など経験値も必要です。
装花やデコレーションでおふたりが期待した以上の空間を創り上げ喜んでいただけた時には、達成感を感じられるでしょう。

調理・バンケットスタッフの仕事内容とやりがい

調理スタッフとは、披露宴で提供するコース料理の考案や調理、盛り付けをするお仕事。
バンケットスタッフとは、コース料理を配膳したり、ドリンクをサービスするお仕事です。

プログラムに合わせて適切なタイミングで調理し、大勢のゲストに一斉にサービスするには調理・バンケットスタッフの連携が必須。
バンケットスタッフは他にもドリンクを作って提供したり、祝辞や乾杯、余興をするゲストのご案内をする場合もあります。

披露宴ではたくさんのゲストの喜ぶ姿に直接触れることができ、大きな満足感を得られるでしょう。

司会者・音響スタッフの仕事内容とやりがい

司会者・音響スタッフは、披露宴のプログラムに合わせてアナウンスやBGMを担うお仕事。
入退場のドアの開け閉めに合わせたご案内やBGMを流し始めるタイミングなど、1分1秒単位で会場の空気を創り上げていきます。

特に司会者と音響スタッフの息をぴったり合わせる必要があり、披露宴の雰囲気を左右する重要なポジションです。
司会者のアナウンスと音響スタッフの技術によって会場が最高潮の空気になった瞬間は、幸せな気持ちに包まれるでしょう。

カメラマン・映像スタッフの仕事内容とやりがい

カメラマン・映像スタッフは、結婚式という大切な1日を写真や動画におさめるお仕事。
カメラマンは、前撮り写真や当日のスナップ写真を担当します。

映像スタッフは、動画を撮影し当日のエンドロールを編集したり、記録用の映像を作成したりします。
どちらも後から撮り直しは出来ないので、新郎新婦様やゲストの素敵な表情を一瞬も見逃さないようにしなくてはいけません。

出来上がった写真や映像はいつまでも残しておけるものなので、結婚式が終わった後で何度も見返してもらえるでしょう。
時には作品を見て涙を誘うほど、見る人の心を動かすことが出来るのがカメラマンや映像スタッフの醍醐味。

ブライダルエステティシャンの仕事内容とやりがい

ブライダルエステティシャンは、結婚式前に新婦様のボディメイクなど美容を担当するお仕事。
花嫁様は普段の生活ではあまり露出しない背中や肩などを綺麗に見せるため、細部までメンテナンスするお手伝いをします。

結婚式より数ヶ月前から花嫁様をサポートし、少しずつ肌や体の変化を感じるのはエステティシャンにとっても大きな喜びでしょう。
結婚式の準備で疲れが溜まった時にも、花嫁様にとって心と体を癒す大切なひと時にもなります。

ブライダル関係の仕事で大変なこととは

ブライダル業界で働くことの大変さを3つご紹介します。

責任が大きくプレッシャーがかかる

一生に一度の結婚式はやり直しが出来ないため、ミスは許されません。
新郎新婦様だけでなく大勢のゲストも参列する結婚式は、1つのミスが大きな影響を与えてしまうことも。

たくさんの人が関わる結婚式だからこそ、チームで協力してミスをなくしていく努力が必要でしょう。

繁忙期と閑散期の差が激しい

春や秋の気候が穏やかな季節は特に人気のシーズンで、1日に何件も結婚式が行われ、長時間労働になりがちです。
夏や冬は比較的結婚式が少ない時期で、繁忙期の半分以下の仕事量になることも。

繁忙期と閑散期で仕事量に差があり、慣れるまではリズムを掴むのが難しいですが、メリハリのある働き方ができるでしょう。

土日祝日に休みがない

結婚式は土日に開催されることがほとんどのため、土日はお休みをとれない場合が多いです。
子どもがいる方は、土日にお休みがないと働きにくいかもしれません。

ただし土日に働く分平日はお休みなので、平日に行われる学校行事には参加しやすいというメリットもあります。

ブライダル関係の仕事で必要な資格とは

ブライダル業界のお仕事に就くには、資格が必要かどうかについてご紹介します。

専門職には資格が必要な場合があり、例えば調理の仕事には調理師、ヘアメイクアーティストは美容師の国家資格が必要です。
アシスタント業務ならば資格なしで出来ますが、本格的に仕事を身につけたい場合は資格を取得した上で働きましょう。

ウエディングプランナーなど他の職種は、必ずしも資格が要るわけではありません。
最初の研修やアシスタント期間で基礎を学び、実務経験を通して、技術を身につけていきます。

ウエディングプランナーには複数の民間資格があり、取得すれば正しい知識を得たり、就職する際に履歴書に記載できたりします。
バンケットスタッフは、国家検定の「レストランサービス技能検定」を取得するとスキルアップに繋がるでしょう。

【資格について詳しくはこちら】

まとめ：ブライダルの仕事とは一生に一度の日に立ち会える仕事

結婚式に関わる仕事は、専門的な知識や資格が必要で難しそうと感じている方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、ブライダル業界では意外にも資格が必要な職種は少なく、誰にでも挑戦できる仕事です。

本記事ではブライダル業界に属する職種や仕事内容、どんなやりがいがあるかご紹介しました。
一生に一度の特別な日に立ち会えるブライダル業界で働く魅力が伝われば幸いです。

本記事を参考に、ぜひブライダル業界でのお仕事を検討してみてくださいね。