「ご祝儀払い」は結婚式費用の支払い方法の一つで、その名の通りご祝儀を支払いに充てることです。
結婚式の費用をご祝儀から払えたら、自己負担0円でも結婚式が実現できてしまいそうですね。
「本当にご祝儀で費用をまかなえるの?」
「ご祝儀払いできる結婚式場を見つけるにはどうしたらいいの?」
「メリット・デメリットはある?」
本記事ではご祝儀払いの疑問を解消しつつ、利用する際の注意点や結婚式の支払い負担を軽減する方法を解説していきます。
支払いの負担を軽減しつつ、安心して準備を進めましょう。
結婚式の費用の支払い方
結婚式の支払い方法は1つではありません。
基本的には前払いですが、ご祝儀払いができる結婚式場もあります。
自分達に合っているのはどの方法なのか考えてみてください。
ご祝儀払いと前払いの違いを紹介していきます。
基本は前払い
結婚式の費用支払い方法は、基本的には全額前払いです。
前払い方式では、結婚式を挙げる前までに全額を支払う必要があるため、予算を事前に明確に把握できるというメリットがあります。
支払い方法についても現金の他、クレジットカードや振込など選択肢が多いのが特徴です。
ただし、事前に全額を準備する必要があり、負担を感じる方も少なくありません。
ご祝儀払いとは
ご祝儀払いとは、結婚式の費用をゲストからのご祝儀で支払う方法です。
「当日払い」と「後日払い」の2種類があります。
当日払いは、結婚式の当日に受け取ったご祝儀をすぐに費用に充てる方式で、後日払いは結婚式の終に支払う方式です。
ご祝儀払いを導入している会場であれば、資金が少ないカップルでも結婚式を挙げやすくなります。
1.当日払い
当日払いは、結婚式がお開きになったタイミングでご祝儀を開封しその場で費用の支払いに充てます。
そのため、集まったご祝儀の額が予想を下回った場合は持ち出しが発生するので注意しましょう。
開封作業も人数が多いほど時間がかかり、場合によっては親族に開封を依頼することもあります。
2.後日払い
後日払いは結婚式後の一定期間内に費用を支払う方法です。
当日払いとは違い、帰宅してからゆっくりと開封作業を行えます。
結婚式の後に二次会があったり、ゆっくりしたい方におすすめです。
ご祝儀払いのメリット
ご祝儀払いの大きなメリットは、事前に多額の費用を準備する必要がない点です。
結婚式は人生の一大イベントであり、華やかな演出や大切なゲストへのおもてなしにはどうしても予算がかさみます。
しかし、ご祝儀で支払いが可能であれば、手元資金が限られていても理想の結婚式をあげやすいです。
詳しく紹介していきます。
手元の資金が少なくても挙式をあげられる
ご祝儀払いを活用することで事前に全額支払う必要がなくなるので、貯金がなくても結婚式を実現可能です。
特に新社会人や若いカップルにとって多額の自己負担金を確保するのは簡単なことではありません。
ご祝儀払いであれば当日や後日にご祝儀をそのまま費用に充てられる点は大きなメリットでしょう。
招待するゲスト数やご祝儀の相場をあらかじめ考慮することで、具体的な予算計画を立てやすくなります。
一時的な支出が減る
この支払い方法では結婚式の費用を全額前払いする必要がないため、結婚式前の支出が大幅に減ります。
そのため毎日現金を引き出す必要も、クレジットカードの限度額を気にする心配もありません。
銀行の窓口で大きな額を振り込む必要もなくなるので、時間や手間がかからない点もメリットです。
前払いではゲストからのご祝儀を受け取るまで大幅に資金を削られた状態が続きますが、ご祝儀払いならその心配もありません。
ご祝儀払いのデメリット
ご祝儀払いには魅力的な側面もある一方で、注意すべきデメリットも存在します。
特に、ご祝儀の金額が予想を下回るリスクは十分に考慮しなければなりません。
ご祝儀の金額は必ずしも予想通りにはならないので、予備の資金は必要です。
その他のデメリットについても紹介していきます。
ご祝儀が足りなくなる可能性もある
ゲストのご祝儀がいくらになるか予想通りになる可能性はとても低いです。
意外にも多く包んでくれる親族もいれば、相場未満でがっかりすることも少なくありません。
筆者の結婚式でも1人ずつで招待した友人が連名でご祝儀を用意しており驚いたことがあります。
2万円と宿泊チケットのセットで渡してくるゲストもおり、気持ちは相場でも現金としては未満になるケースも。
恩師や上司、親族は多く包むという予想も筆者の結婚式では外れましたので、予想は少なめにしておくのがおすすめです。
ゲストは基本3万円、夫婦は5万円、3人以上の家族で7万円ぐらいの最低見積もりでちょうどいいでしょう。
当日の欠席もないとは言えないので、予想は少ない方がいいくらいです。
特にゲストの人数が少ない場合は、想定金額を下回る可能性が高まるでしょう。
対応している結婚式場が少ない
ご祝儀払いできる結婚式場は現状限られており、希望の結婚式場が必ずしも対応しているとは限りません。
そのため、ご祝儀払いを希望する場合は対応可能な結婚式場に選択肢が制限されてしまいます。
初めからご祝儀払いできる式場を中心に探すことで、理想の結婚式場を見つけやすくなるでしょう。
URL:https://www.kekkonshikijoerabikata.com/introduction_tag/ご祝儀払い相談可/
当日にご祝儀袋の開封作業を行う必要がある
当日払いの場合、結婚式の当日にご祝儀袋の開封作業が必要です。
そのため、結婚式の感動や余韻を味わう間もなく、慌ただしい状況で作業に追われる可能性があります。
大抵の場合は先に着替え終わった新郎が開封作業にあたりますが、不器用な方は水引きを外すだけでも手間取ることが多いです。
また、中袋に名前や金額の記載がないとメモを書きこむ必要があり、手間と時間がかかります。
ご祝儀は中身の金額が分からない貴重品のため、式場スタッフは手伝うことができません。
場合によっては親族に集計を頼む必要もあり、ゆっくりと過ごすことは難しいでしょう。
時間が限られている中間違えないように大金の集計を行うのはかなりのプレッシャーがかかります。
結婚式で疲れている状態だとかなり大変ですので、覚悟しておいてください。
費用の全額をご祝儀払いにできるわけではない
結婚式の費用をご祝儀払いにできると聞くと一見便利に思えるかもしれません。
しかし実際には、全額を結婚式後に支払えるわけではないことが一般的です。
多くの結婚式場では、日取りの確保時に内金(予約金)が必要であり、ご祝儀払いを希望する場合はこの金額が上がる可能性があります。
また、ご祝儀だけでは費用を賄いきれないリスクを見越して、見積もり金額の一部を事前に支払うよう求められることも。
結婚式の規模や式場の考え方によって対応は異なりますが、全額ではないと想定しておくことをおすすめします。
安易に「ご祝儀のみ」での支払いを頼りにしない姿勢が大切です。
結婚式の費用が支払えるか不安なときの対処方法
ゲストからのご祝儀は結婚式の自己負担額を決める大事な要素ですが、総額が当日まで分からず不安を感じるカップルも少なくありません。
結婚式の費用が支払えるか不安になったときは、支払い方法・資金調達・支払い総額を見直してみましょう。
支出を抑える方法を紹介していくので参考にしてみてください。
クレジットカードで支払う
結婚式の費用は賢い支払い方法を選ぶことで負担を軽減できます。
その一つがクレジットカードを活用した後払いです。
クレジットカードを利用すれば支払いを事前に済ませつつ、実際の引き落としはご祝儀を受け取った後にできます。
口座への預け入れと限度額の変更忘れに注意すればOK。
まとめて支払うことで、かなりのポイントも貯まります。
クレジットカードを持っている場合に一番おすすめしたい支払い方法です。
カード払いができる結婚式場から探すと手間を1つ減らせるでしょう。
URL:https://www.kekkonshikijoerabikata.com/
ブライダルローンを組む
結婚式の費用が心配な場合、ブライダルローンを活用するのも一つの方法です。
ブライダルローンは使用用途が「結婚に関する費用」と限定されるため、利子が低めに設定されています。
ご祝儀での返済を想定したローンなので、無理のない返済計画も立てやすいです。
ただし、審査基準が厳しいので早めの申請がおすすめ。
詳しくはこちらの記事もチェックしてみてください。
URL: https://www.kekkonshikijoerabikata.com/5728/
結婚式の費用を節約する
結婚式の費用は節約できます。
例えば、ゲストの人数を減らしたり、衣裳や装花を見直したり、手作りすることで大幅なコスト削減が可能です。
プランナーも相談に乗ってくれますので、頼ってみてください。
節約について解説した記事もあるので参考にしてみてくださいね。
URL: https://www.kekkonshikijoerabikata.com/5543/
まとめ:結婚式の費用は賢く後払いしよう
結婚式の費用を賢く支払う方法として「ご祝儀払い」も選択肢としてあります。
手元にまとまった資金がなくても挙式を実現でき、ご祝儀の一部を費用に充てることで負担を軽減できる点が特徴です。
しかし、予定通りにご祝儀が集まらないリスクや、対応する結婚式場が限られている点に注意しましょう。
支払いの不安は、クレジットカードやブライダルローンの利用により抑えることもできます。
本記事も参考に賢い支払い方法を選択してください。
費用の心配なく、心から満足のいく結婚式となるよう、応援しています!