結婚式向けのドレスを検索すると、20代・30代向けの華やかなデザインのものばかりでお困りの方もいるのではないでしょうか。特に親族として招待されている場合には、服装のマナーや格も心配になるポイントです。
「若い子向けのドレスは可愛すぎる」
「姪の結婚式だからおしゃれしたいけど、年齢に合わせた服装が分からない」
「親族として相応しい服装って?」
今回は50代の方に焦点を当てた、結婚式への参列衣装について解説していきます。
立場別での服装についてや、ドレスの選び方、おすすめのドレスまで詳しく紹介していますので、ぜひ参考にして下さい。自分の年代にあった服装を見つけて、結婚式でのおしゃれを楽しみましょう。
立場に合わせたおすすめドレス
結婚式は古くから、新郎新婦の家が開催するものと考えられていたため親族の立場は主催者側になります。最近では新郎新婦が主体となった結婚式が多いので、気にしすぎる必要はありませんが、一般のゲストでないことは心にとめておくとよいでしょう。
主催者側としての参加では、新郎新婦の友人や同僚などのゲストよりも格の高い服装を意識します。ただし、新郎新婦との関係が近ければ近いほど格の高い服装が求められるため、自分のポジションをしっかり認識しておくことが大切。
可能であれば事前に誰がどのような服装をするのかを親族間で共有しておくのが安心です。和装なのか洋装なのかについては、両家で揃える場合も多いので、準備してしまう前に新郎新婦とも連絡をとっておくといいでしょう。
新郎新婦の母親におすすめの服装
新郎新婦の母親は正礼装を着用するのが一般的です。和装では黒留袖、洋装ではアフタヌーンドレスか夕方以降の式であればイブニングドレスが正礼装にあたります。
五つ紋の色留袖や色無地も正礼装ではありますが、結婚式の場では黒留袖の着用が主流です。洋装は前述した通り、時間帯によってドレスコードが若干異なるので、式や披露宴の時間をしっかり確認しておく必要があります。
黒留袖について詳しくはぜひこちらの記事もチェックしてみて下さい。
URL: https://www.kekkonshikijoerabikata.com/9364/
新郎新婦の叔母(伯母)におすすめのお呼ばれドレス
新郎新婦の叔母(伯母)の立場では、正礼装から準礼装の服装がマナーです。
新郎新婦の母親に合わせて黒留袖を着用する場合もありますが、基本的には色留袖が多く選ばれています。洋装ではモストフォーマル寄りのセミアフタヌーンドレスや上品なカクテルドレスなどが一般的です。
イメージとしては、ゲストよりは格上で主賓よりは格下になるような服装を心掛けます。ドレス選びは着物に比べて難易度が高いため、自信がない方は色留袖を選ぶのが手っ取り早い方法です。
その他の親族の服装については以下の記事で解説しているので、併せて参考にしてみてください。
URL: https://www.kekkonshikijoerabikata.com/7233/
男性は基本的にスーツ
新郎新婦の父親はモーニングやタキシードを着用します。そのほかの親族は特別な服装ではなく、スーツを着ていけば問題ありません。ネクタイなど最低限のマナーに注意しながら準備を進めましょう。
男性の結婚式への参列衣装が気になる方は、こちらを参考にして下さい。
URL: https://www.kekkonshikijoerabikata.com/6687/
50代女性がドレスを選ぶときの基準
50代で着用するドレスには、落ち着いた品のよさが求められます。
20代など若い世代が着る華やかな装いとは違い、素材やデザインにこだわった大人のおしゃれを取り入れると素敵です。若い世代とは一線を画した、50代ならではの結婚式ドレスを見つけましょう。
以下のポイントを抑えながら選べば大丈夫です。
上質な素材感
素材は、上質さやフォーマル感を意識したものを選びます。レースで華やかさを全面に出したものよりも、生地の質のよさを重視したドレス選びをイメージすると、歳相応の似合う衣装が見つけやすいでしょう。
- 光沢のある生地
- ハリのある生地
- 厚みのある生地
落ち着いた色味
派手すぎない落ち着いた色味のものを選ぶと、大人っぽい上品な印象になります。ネイビーは特に人気のカラーで、着こなしやすくほかのアイテムとのコーディネートもしやすいのが特徴です。
落ち着いた色のドレスだけでは暗くなり過ぎてしまう場合もあるので、ボレロやアクセサリーで華やかさをプラスするとより素敵になります。
露出の少ない上品なデザイン
袖のあるデザインのドレスは、フォーマル感がより一層アップするので、格式に重点を置いて衣装を決定したい人に特におすすめです。また、スカートの丈は長めのものを意識して選ぶと、上品な大人の女性らしさを演出できます。
体のラインを見せたくない場合には、Iラインのドレスであれば体型を拾いにくく、スッキリと着こなしやすいでしょう。年齢に合わせたデザインかつ、自分に似合った衣装を選ぶことが大切です。
おすすめのレンタルドレス・ワンピース5選
落ち着きのある大人の女性を際立たせるようなデザインが、50代の女性にはおすすめです。文字の説明ばかりではイメージがし辛いかもしれませんので、ここからは実際におすすめのレンタルドレス・ワンピースをご紹介します。
1.フォーマルでシンプルなドレス
シンプルでありながら、生地の美しさが際立ったドレスです。肌の見えにくいしっかりとしたレースの袖付きなので、フォーマル感もしっかり印象付けられます。
アクセサリーやバッグなど小物のデザインを選びにくいので、コーディネートが不安な方にも着こなしやすいでしょう。
2.落ち着きがありつつおしゃれなドレス
落ち着いたカラーに大ぶりな柄入りデザインが特徴的です。シンプルになりすぎず、デザイン性にも優れています。シフォン生地の袖で、硬い印象になりすぎないのもポイントです。
3.体型をカバーできるドレス
ふわっとした体のラインを拾いにくいシルエットのロングドレスです。露出が少ない品のあるデザインで、落ち着いた雰囲気を演出できます。
体にフィットしすぎないので、楽な着心地を求める方にもおすすめです。
4.ジャケット付きのフォーマルなドレス
パリッとした生地がフォーマル感をアップさせる、長袖ジャケット付きのドレスです。落ち着いた色味でありながら、上品なバラ柄の生地は存在感もばっちり。スッキリとした女性らしいシルエットも魅力的です。
5.抜け感のある色のフォーマルなドレス
落ち着きはありつつ、暗い印象になりすぎない絶妙なカラーが素敵なロングドレスです。ウエストにはしっかり切り返しのラインが入っているので、スタイルアップ効果も期待できます。デコルテが美しく見えるデザインで、アクセサリーもばっちり映えそうです。
50代の女性におすすめのパーティー小物
落ち着いた大人なドレスは、上品でとっても素敵なものばかりですが、どうしても暗い印象になりがちなのが心配なポイントです。せっかくの楽しいお祝いの場ですからアイテムとして明るい色のものを取り入れるのはいかがでしょうか。
少し色味のあるものをプラスするだけで、コーディネートの印象は大きく変わります。また、50代だからこそ留意したいアイテム選びのポイントについても解説していきますね。
1.歩きやすい靴
結婚式の靴はつま先が開いていないパンプスが基本です。高さは5㎝と言われますが、50代ともなると3㎝程の高さの靴で出席される方がほとんどです。
無理に高いヒールを履く必要はないので、歩きやすい高さの靴で安全に出席しましょう。
2.ジャケット
ジャケットはきちんとしたフォーマル感を強くするアイテムです。手持ちのドレスも簡単にフォーマル感をアップできるでしょう。
親族として出席するのであればチェックしたいアイテムです。
3.コサージュ
コサージュを足すことで簡単に華やかな女性らしさを上乗せできます。コサージュにはさまざまなカラーやお花のデザインがあるので、自分の好みをアクセントとして取り入れるのも素敵ですね。
4.明るい色味のパーティーバッグ
暗い色味のドレスは落ち着いた雰囲気をだせますが、バッグまで合わせて暗い色にしてしまうと、喪服のような印象を与えてしまうかもしれません。お祝いの場にふさわしい明るいイメージを取り入れるためにも、バッグには華やかな色やデザインをチョイスしましょう。
ビジュー付きのバッグなどは、1アイテムプラスするだけで一気に明るいコーディネートになれるのでおすすめです。
5.パールアクセサリー
結婚式ではパールアクセサリーを用いるのが定番です。ホワイトのパールは雰囲気を柔らかくし、顔周りをぱっと明るくしてくれます。
パールアクセサリーはギラついた印象になりにくいので、少し大振りなものやデザイン性のあるものに挑戦してみるのもいいかもしれません。
まとめ:50代でも華やかな洋装で参列しよう
50代女性の結婚式への参列衣装に求められるのは、品のある落ち着いたコーディネートです。もちろん好みはあるかと思いますが、新郎新婦の母親やおばなどの親族は、ゲストではなく主催者側であるということをしっかり意識しておきましょう。
50代だからといって華やかなものを着るのはおかしい、ということはありません。年齢に合ったきらびやかさや華やかさをしっかり見極めながら、おしゃれを楽しみましょう。