「結婚式の衣装は大体イメージできているけど、二次会って新郎は何を着ればいいんだろう」
「二次会のために着替える?」
「ラフな集まりだけど主役っぽさはほしいな」
こんな悩みを持っている方も多いのではないでしょうか。結婚式とは違った雰囲気にしたかったり、二次会のテーマに合わせた衣装を選びたかったりと、希望は様々かと思います。
本記事では、二次会で新郎が着る衣装の紹介や、用意方法、決め方などを詳しく解説します。二次会の衣装が決まっていない、という方はぜひチェックしてみてください。
二次会で新郎が着る衣裳
近年では二次会も多様化が進み、新郎新婦の好みに合わせて様々なコンセプトの会が開催されています。それに合わせて、新郎の衣装もフォーマルなものからカジュアルなものまで選択肢が幅広いです。
どんな衣裳が着られているのか、どうやって用意するのか紹介します。
タキシードだけじゃない新郎の衣裳
二次会で新郎が着用する衣裳は、タキシード、ダークスーツ、ジャケット&パンツのセットアップなどが一般的です。二次会のコンセプトに合わせてドレスコードを指定する場合には、それに合わせた衣裳を用意する場合もあるでしょう。
結婚式とは違い、格式張った雰囲気ではないことが多く、衣裳の色味なども自由に選択が可能です。
二次会の雰囲気に合わせて華やかなカラーに挑戦するのも良いかもしれません。定番としては、結婚式らしいホワイト系やフォーマルに決まるダークカラーが挙げられます。
衣裳の用意方法
用意方法は、以前はレンタル衣裳が定番でしたが、最近では購入や自前の服を使用するといった方も多くなっています。
自分たちの二次会には、どの方法で用意する衣裳が良いのかをしっかり見極めましょう。そのためにはまず、それぞれの用意方法のメリット・デメリットを知っておくことが大切です。
▼レンタル
レンタル衣裳のメリットは、衣裳さえ決めてしまえば専門業者が責任を持って当日に用意をしてくれる点です。
新婦がレンタルしている場合には、同じショップでレンタルしてしまえば、手配がさらに簡単になるでしょう。
レンタルだからこそ、結婚式の日にしか着れないような衣裳にも挑戦できます。
デメリットは、一度の着用に対して安くないレンタル費用がかかることです。
二次会のキャンセルや延期の場合には追加料金が発生する場合もあります。
レンタルタキシードの相場価格は、だいたい6〜10万円程度です。
コストパフォーマンスの面がレンタルのウィークポイントといえます。
▼購入
購入のメリットは、自分に合わせたこだわりのデザイン・色味・サイズ感を実現できる点です。
さらに、手元に残せるので、後撮りなどの撮影がある場合にも使えます。
派手すぎないデザインであれば、ドレスコードのある場所へのお出かけの際など、日常のなかでも使用が可能です。
デメリットとしては、オーダーなどの場合は、準備に時間と手間がかかることが挙げられます。
日程がタイトな場合は納期が間に合わない場合もあるので、なるべく余裕を持って探し始めることが大切です。
また、二次会当日も自分たちでの準備となるので、衣裳の管理やお手入れなどが必要となります。
▼自前の服装
すでに持っている自前の服から準備をする場合には、とにかくコストを抑えられるというメリットがあります。
二次会をカジュアルな雰囲気にする際や、衣裳を気にせずゲストとワイワイ騒ぎたいという方にはおすすめです。
デメリットには、結婚式らしい雰囲気が出しづらいということがあるでしょう。
ゲストが参列衣裳のまま出席する場合にはとくに、主役との差別化が難しくなります。
なるべく華やかな装いを意識したり、光沢のあるアイテムを取り入れるなど、コーディネートを工夫する必要があるでしょう。
新郎の衣裳の決め方
実際に衣裳を決める段階では、レンタルや購入といった選択肢があるのかどうかも含めて、詳しく考えていかなければなりません。何を判断材料にすれば良いのかをご紹介しますので、自分にあった決め方を見つけていきましょう。
1.二次会のテーマに合わせる
二次会にテーマやコンセプトがある場合には、それに合わせた衣裳を選びましょう。
例えば、テーマがクリスマスであれば、ボルダーカラーのタキシードを選ぶのも素敵です。
夏の縁日がテーマであればカジュアルに動きやすい格好に合います。
このように、テーマから連想できるカラーや素材感をヒントにすると選びやすいでしょう。テーマを大々的には決めない、という場合でも、新郎新婦の間だけで衣裳のテーマを考えてみるのも一つの方法です。
2.会場の雰囲気に合わせる
二次会の雰囲気は会場によって大きく左右されます。
披露宴会場のような比較的フォーマルな会場であれば、かっちりとしたタキシードが似合うでしょう。反対に、レストランのようなカジュアルな会場であれば、セットアップや私服に近い服装でも違和感なく着こなせます。
自分たちの選んだ会場にはどのような服装がマッチするのかも、重要な判断ポイントです。
3.参加ゲスト層から考える
二次会に参加するゲストはどのような関係の人が多いのかも気にしておきたい部分です。
友人のみであれば、あまり気を使う必要はないかもしれません。しかし、会社関係者や親族なども招待している場合には、ある程度フォーマルな服装を意識するほうが良いでしょう。
誰が参加する二次会なのかは、場に合わせた衣裳を選ぶうえでも大切な検討事項です。
4.新婦の衣裳と合わせる
新婦の衣裳がすでに決まっている場合やイメージが決まっている場合には、新婦の衣裳に合うものを選ぶという手もあります。もちろんそれぞれが自分の好みの衣裳を選ぶことも大切ですが、ある程度はふたりが並んだときの相性も考えておきましょう。
花嫁の衣裳とカラーを合わせたり、素材感を似ているものにしたりと、ふたりでコーディネートを楽しめるのも魅力です。
5.季節に合わせる
季節感は衣裳を選ぶうえで意識しやすいポイントです。季節からイメージできるカラーや素材感、アイテムなどを先に決めてしまうことで、衣裳も決定しやすくなります。
桜の季節やハロウィンなど、季節を感じられるものやイベントに合わせたコーディネートも素敵です。
主役感が出る着こなし
購入や自前の衣裳で心配なのが、主役感が少なくなってしまう点ではないでしょうか。
二次会でも主役はもちろん新郎新婦ですが、衣裳がカジュアルすぎると、ゲストに埋もれた印象になってしまいがちです。写真などでも、できれば主役が誰かは、わかりやすいほうが良いでしょう。
ゲストの服装がエレガントカジュアルやスマートカジュアル程度である場合の、主役感の出し方をご紹介します。
- 蝶ネクタイを付ける
- ブートニアを付ける
- ポケットチーフを挿す
蝶ネクタイを付ける
例えば衣裳が、シャツとパンツだけである場合でも、蝶ネクタイをつけると一気に雰囲気が出せます。
蝶ネクタイには様々なカラーやデザインがあるので、好みやテーマなどに合わせて選びやすいです。比較的どのような服装にも合わせやすく、コーディネートに自信がない人にも取り入れやすいアイテムでしょう。
サスペンダーをプラスすると、さらにフォーマルな雰囲気を演出できます。
ブートニアを付ける
衣裳の胸元につけるブートニアは新郎だけの特権です。これがあるだけで、一気に主役感がアップします。生花を使えば、神聖な特別感もあり、結婚式らしさを感じられる部分にもなるでしょう。
ポケットチーフを挿す
シンプルなスーツスタイルであっても、ポケットチーフがあればフォーマル感をアップさせられます。色や柄が豊富なので、個性を取り入れやすいのも魅力的です。
新婦がカラードレスの場合には、色を揃えるとかわいらしいコーディネートになります。
フォーマルな衣裳のままカジュアルに楽しむ方法
かっちりとした印象のタキシードを、二次会らしいカジュアルな雰囲気で着たい、という方も多いでしょう。タキシードをレンタルした場合や、結婚式で使用したタキシードをそのまま二次会でも使う、というときにカジュアルダウンがおすすめです。
1.ジャケットを脱いでベストだけで過ごす
ベストがあるタイプのタキシードでは、ジャケットを脱ぐだけで一気にラフな印象に変わります。動きやすさも出るので、ゲストとゲームをしたり、ワイワイ騒いだりしたい、という方にぴったりなスタイルです。
2.スーツやシャツをカジュアルなものに変える
タキシードの下に着ているシャツを、定番のホワイトから、色付きや柄ありのシャツに変える方法もあります。シャツを変えるだけでも印象はかなり変わるので、少し遊び心のあるデザインのシャツに挑戦してみるのも良いでしょう。
新婦の衣裳のカラーや、ブーケなどのアイテムと揃えたデザインにするのも素敵です。
3.スニーカーを合わせる
新郎新婦でお揃いのスニーカーを合わせるのも、かわいらしいコーディネートになります。結婚式では革靴が定番ですが、スニーカーは意外性も取り入れられるアイテムです。
ショート丈のタキシードなどは比較的どのようなスニーカーにも合わせやすいので、コーディネートを楽しみやすいでしょう。
ドレスコードを指定すればまとまりのある会に
ドレスコードを指定するとパーティーに統一感が出せますし、衣裳も決めやすくなります。ただ、着替えの必要があるドレスコードの指定はゲストの負担を考えると得策とはいい難いです。
1.5次会など別日のパーティーの場合にドレスコードを指定してみてはいかがでしょうか。二次会でドレスコードを指定したい場合には、持ち運びの負担のない小物などを選ぶのが良いでしょう。
以下のアイデアも参考にしてみてください。
- デニムアイテムを取り入れる
- カラーを指定する
- 柄を指定する
デニムアイテムを取り入れる
デニムをコーディネートに取り入れると、一気にカジュアルな雰囲気を作れます。堅苦しさのない、ラフなパーティーをしたい新郎新婦におすすめです。
デニムシャツやジャケット、バッグなど、幅広いアイテムがあるので、個性が出しやすく、参加者もコーディネートを楽しみやすいでしょう。
カラーを指定する
ドレスコードとしてカラーを1色事前に指定しておきます。統一感が出やすく、写真映えもバッチリです。
着替えをしなくても取り入れやすいので、あまり奇抜なカラーでない場合は、二次会でのドレスコードとしても使えます。
柄を指定する
花柄やチェックなど、柄を指定するドレスコードです。かわいらしいポップな雰囲気のパーティーが作れます。
二次会など同日開催の場合には、男女関係なく取り入れやすい柄であるかの注意が必要です。ゲストを困らせることがないよう、配慮しながら決めていきましょう。
まとめ:二次会でも主役感を忘れず楽しもう
二次会では、結婚式でのタキシードや紋付き袴のようにコレと決まった衣裳がありません。その分選択が難しく感じる方も多いかもしれませんが、自分に合う衣裳を、やりやすい方法で準備することが大切です。
この記事で紹介したことを参考に、何を判断材料にするのか、どの準備方法が自分には合っているのかをまずは考えてみましょう。新郎新婦でよく相談しながら、納得のできる衣裳選びをすることが、後悔のない選択につながります。
この記事が、少しでも衣裳選びの参考になれば幸いです。