結婚式の人数では、中人数帯といわれる70人規模の結婚式。
友人や親族以外にも、職場のゲストなどお世話になった人を招待して、感謝を伝えられるのが70人の結婚式の魅力です。
ただ、70人の結婚式費用はイメージしづらく、総額や自己負担がいくらかかるのか不安な人も多いのではないでしょうか?
「70人の結婚式費用っていくら?」
「ゲスト70人で自己負担がどれくらいか知りたい」
「70人におすすめの演出も知りたい」
この記事ではこのようなお悩みにお答えしていきます。
70人の結婚式費用やおすすめの演出を知って、自分たちに合った結婚式を成功させましょう!
70人の結婚式ってどんな感じ?
まずは、70人の結婚式がどんなイメージなのか、項目別にご紹介していきます。
それぞれ詳しくみていきましょう。
雰囲気
70人の結婚式には、ゲストとワイワイ過ごせる結婚式らしい雰囲気があります。
「お世話になったみんなに感謝を伝えたい」
「結婚式の演出も盛り上げたい」
こんな花嫁にはピッタリでしょう。
両家で分けると35人ずつ招待するイメージで、親族や友人はもちろん、職場の上司や同僚も含まれることが多いです。
70人の結婚式はしっかり人数を呼んでいますが、歓談時間を削ったり、演出に制限がかかったりすることがほとんどありません。
そのため、盛り上がりたい時に楽しめて、歓談時間もある程度取れるので、結婚式を楽しむにはピッタリの人数帯でしょう。
70人の結婚式は、元ウェディングプランナーの筆者的にも1番おすすめな人数帯です!
メリット・デメリット
【70人の結婚式のメリットとデメリット】
メリット | デメリット |
・どんな演出も盛り上がる ・70人に対応している式場が多い ・お世話になったゲストに感謝を伝えられる ・ご祝儀がある程度見込める ・歓談の時間も取れる |
・総額が高くなる ・コンパクトな会場は窮屈な印象に |
70人の結婚式は、人数が少なすぎることも、多すぎることもないので、どんな演出も理想の形で楽しむことができます。
また、100人以上だと対応していない式場も出てきますが、70人ならほとんどの式場が対応しているので、式場選びにも困らないでしょう。
ご祝儀をある程度見込めるのも嬉しいですよね。
一方で、結婚式の総額は少人数婚に比べて大幅に上がります。
アイテム選びや費用面などに注意して、70人の良さを生かした結婚式を実現しましょう!
70人の結婚式の費用
ここからは、70人の結婚式費用についてご紹介していきます。
それぞれ詳しくみていきましょう。
費用の総額・内訳
70人の結婚式の総額は、地域や式場によって異なりますが、一般的に340万円〜370万円と言われています。
とはいっても総額を聞いただけでは、なかなかイメージが湧きませんよね。
ここでは元ウェディングプランナーの筆者が、70人の結婚式費用の内訳例もご紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。
▼70人の結婚式費用内訳【例】
項目 | 単価(円) | 個数 | 合計(円) |
挙式料 (人前式) | 110,000 | 1 | 110,000 |
料理 | 14,000 | 70 | 980,000 |
ドリンク | 3,000 | 70 | 210,000 |
ウェディングケーキ | 1,000 | 70 | 70,000 |
会場使用料 | 100,000 | 1 | 100,000 |
音響・照明 | 50,000 | 1 | 50,000 |
司会者 | 60,000 | 1 | 60,000 |
招待状 (世帯数分) |
700 | 50 | 35,000 |
席次表 | 700 | 50 | 35,000 |
席札 | 100 | 70 | 7,000 |
メニュー表 | 100 | 70 | 7,000 |
ウェディングドレス | 250,000 | 1 | 250,000 |
カラードレス | 250,000 | 1 | 250,000 |
タキシード | 70,000 | 1 | 70,000 |
衣装小物 (ベール・アクセサリー類) |
20,000 | 1 | 20,000 |
新婦着付け | 70,000 | 1 | 70,000 |
新郎着付け | 30,000 | 1 | 30,000 |
メインテーブル装花 | 60,000 | 1 | 60,000 |
ゲストテーブル装花 | 5,000 | 12 | 60,000 |
ブーケ | 25,000 | 1 | 25,000 |
引出物一式 | 5,000 | 50 | 250,000 |
カメラマン撮影 | 150,000 | 1 | 150,000 |
小計 | 2,899,000 | ||
サービス料 (10%)※ | 230,900 | ||
消費税 | 312,990 | ||
総合計 | 3,442,890 |
例えば、料理やドリンクをゲストへ配膳したり、会場のセッティングしたり、人の手が加わっているものにかかることが多い。
サービス料のかかる項目は式場によって異なりますが、この見積もりでは衣装以外をサービス料の対象として算出しています。
あくまでもこの見積りは一例になるので、実際の金額は結婚式場に行って、自分たち専用で出してもらってくださいね。
ご祝儀の相場
70人の結婚式でのご祝儀相場は、210万円前後と言われています。
ご祝儀は大人1人当たり3万円、夫婦で列席する場合は5万円包むのが一般的です。
ただ親族はこの限りではなく、5万円〜10万円のご祝儀をいただくことが多いため、ご祝儀の目安額は下記の方法で計算すると良いでしょう。
自己負担はいくらになる?
式場によって金額が異なるので、あくまでも一例ですが、70人の結婚式なら130万〜160万円を自己負担の幅としてみておくと良いでしょう。
ただ、70人招待するゲストの内、職場の上司や親族の比率が高い場合はこの限りではありません。
ご祝儀平均を3.5万円として計算してみると、95万〜125万円を自己負担の目安として考えることもできます。
【ご祝儀3万円計算の場合】
総額340万〜370万円 ー ご祝儀目安 210万円 = 130万〜160万円
【ご祝儀3.5万円計算の場合】
総額340万〜370万円 ー ご祝儀目安 245万円 = 95万〜125万円
総額からご祝儀の予想額を差し引いて、今後の予算の目安にしてみてくださいね。
結婚式費用を節約するコツ
70人の結婚式を行う場合、費用を節約するには下記の4つの方法があります。
- オフシーズンに開催する
- 持ち込みを活用する
- 他社と比較する
- クレジットカードで支払う
それぞれの方法について詳しくご紹介していきます。
1.オフシーズンに開催する
結婚式にもハイシーズンとオフシーズンがあります。
費用を節約するにはオフシーズンに結婚式を開催するのがコツ。
結婚式におけるオフシーズンは、夏と冬です。
6,7,8月頃と12,1,2月頃は暑さや寒さが厳しく、気候も不安定な時期なのでその分結婚式を安く挙げることができます。
また、結婚式は大安などの良いお日柄に人気が集まりやすいため、仏滅などの日程に特典が付くケースも多いです。
費用を抑えるためには、オフシーズンや仏滅などの日程を選ぶのがおすすめですよ。
▼詳しくはこちらをチェック!
URL: https://www.kekkonshikijoerabikata.com/10211/
2.持ち込みを活用する
費用を節約するには、持ち込みを活用するのも一つの方法です。
結婚式のアイテムは式場に依頼すると高額な場合も多いため、なるべく手作りすることで費用を節約することができます。
ただ、アイテムを持ち込む際は、手作りしやすいものを選んで準備の負担にならないよう注意しましょう。
【手作りしやすい持ち込みアイテム】
- 招待状
- 席次表
- 席札
- メニュー表
- オープニングムービー
- プロフィールムービー
- 両親記念品
- ウェルカムボード
- プチギフト
- 受付サイン etc……
上記以外でドレス・ブーケ・カメラマンなどを持ち込むと、持込料が発生し、かえって総額が高くなるケースもあります。
アイテムを持ち込む際には、必ず担当プランナーへ持込料の確認をしてくださいね。
3.他社と比較検討する
結婚式の契約前であれば、他社と比較検討することも費用を節約するポイントです。
当然ですが、式場によって挙式料やアイテムの価格は様々。
「初期見積りに比べて想定外の追加料金がかかり予算オーバーになってしまった」とならないよう、しっかり比較しましょう。
また、式場を比較する場合は、ホームページよりもブライダルメディアのサイトをチェックするのがおすすめです!
人気順や満足度ランキングで式場を見ることができるので、比較しやすく、自分に合った式場も見つけやすいですよ。
▼式場探しメディアをチェックする!
URL:https://www.kekkonshikijoerabikata.com/
4.クレジットカードで支払う
最後に、結婚式場がクレジットカード払いに対応している場合は、カードで支払うのがおすすめです。
クレジットカード払いならポイントを貯めることができるので、結果的に費用の節約に繋がります。
ただ、カードで支払う際は、事前に上限を解除しておく必要があるので注意しましょう。
カード払いに対応していない式場も多いため、「当日使えなかった!」とならないよう事前に支払い方法は確認しておくと安心です。
70人の結婚式を成功させるコツ
ここからは、70人の結婚式を成功させるコツについてご紹介していきます。
それぞれ詳しくみていきましょう。
1.開放感のある会場を選ぶ
70人の結婚式を成功させるためには、開放感のある会場を選ぶことが大切です。
窓がない会場や天井が低い会場では、70人のゲストが入った時に圧迫感があり、窮屈に感じるかもしれません。
・天井が高い
・階段入場ができる
・テーブル同士の間隔が広い
・ガーデンに出れるとさらに良い
▼ガーデンウエディングができる結婚式場を探す|結婚式場の選び方
また、両親席は会場の一番後方なので、大階段やメイン席のステージ設備があると、二人の姿をゲストに遮られることなく両親にも見てもらえるのでおすすめですよ。
2.動きのあるパーティーにする
70人の結婚式を成功させるには、動きのあるパーティーの進行を組むと良いです。
二人の演出を座って見ているだけのパーティーだったら、退屈に感じさせたり、飽きさせたりしてしまうかもしれません。
ゲスト参加型の演出や、自由に動けるようなパーティーにすると、ゲストにも主体的に結婚式を楽しんでもらうことができます。
・フォトタイム
・ウェルカムパーティー
二人の演出とゲスト参加型の演出をうまく組み合わせて、ゲストを飽きさせない結婚式にしましょう!
3.ゲストに合わせたおもてなしをする
70人の結婚式では、様々な年齢層のゲストを招待することが予想されます。
そのため、どの世代のゲストにも喜んでもらえるおもてなしが大切です。
・料理系の演出を取り入れる
・映像演出
・ペーパーアイテムなどにオリジナリティを出す
・引出物をゲストに合わせて用意する
結婚式では、美味しいお料理を楽しみしているゲストも少なくありません。
もし、ゲストへのおもてなしに迷ったら、料理のコースにこだわったり、オープンキッチンなどの演出を取り入れたりするとどの世代のゲストも楽しめますよ。
4.余裕のあるスケジュールを組む
70人の結婚式は人数も比較的多いため、準備にも相応の時間がかかります。
結婚式を成功させるためには、余裕のあるスケジュールで準備をするのがコツ。
ドレスやタキシードの試着は早めに行い、ペーパーアイテムやウェルカムグッズなどから早めに手配しておくと安心です。
事前にゆったり準備を進めることで、当日は不安なく過ごすことができますよ。
70人の結婚式におすすめの演出アイデア
ここからは、70人の結婚式におすすめの演出アイデアをご紹介していきます。
それぞれ詳しくみていきましょう。
1.フラワーシャワー
「フラワーシャワー」は大人数ならではの演出です。
70人のゲストを招待する予定なら、是非取り入れましょう!
フラワーシャワーとは、挙式後二人が退場する際にフラワーをまいて、祝福するセレモニーのこと。
写真映えするのはもちろん、王道の結婚式演出として長い間花嫁から愛されています。
また、ゲスト1人あたり200円程度の費用で用意できるので、コスパが良いのも嬉しいですね。
2.デザートビュッフェ
70人の結婚式に「デザートビュッフェ」は最適な演出です。
デザートビュッフェとは、コース料理のデザートの代わりに、ビュッフェスタイルでスイーツを提供する演出のこと。
通常のコースでは、1プレートに1〜3種類のデザートが盛り付けられていますが、デザートビュッフェでは好きなスイーツを何種類も楽しんでもらえます。
デザートビュッフェのように、披露宴の後半に動きのある演出を取り入れることで、ゲストを最後まで飽きさせないパーティーになります。
甘いケーキ以外にも抹茶を使ったスイーツなどを用意すれば、老若男女楽しめる演出になりますよ。
3.高砂フォトタイム
70人の結婚式では「高砂フォトタイム」もおすすめです!
高砂フォトタイムとは、二人のいる高砂(メイン席)にゲストに来てもらい、ゲストと写真撮影や会話を楽しめる演出のこと。
似たような演出でフォトラウンドという演出がありますが、ゲストの待ち時間が長いので、大人数の時にはあまりおすすめできません。
それに比べてフォトタイムは、新郎新婦が動くことなくゲストとの時間を過ごせるので、ゲストを待たせすぎずに会話や写真を楽しめます。
また、他のゲストも見えるところでフォトタイムを取るので、演出としての一体感もあり、待っているゲストも退屈にならないでしょう。
まとめ:70人の費用相場は340万〜370万円!参加型の演出とおもてなしで結婚式を成功させよう!
いかがでしたか?
70人の結婚式費用や成功させるコツ・演出のご紹介でした。
結婚式の総額が340万〜370万円と聞くとかなり高額な印象ですが、内訳やご祝儀を考えると、節約したり自己負担を減らす方法もたくさんあることがわかりますね。
また、少人数の結婚式よりもご祝儀を見込めるので、予算も検討しやすい人数帯といえます。
70人の結婚式を成功させるには、ゲストを退屈させない演出やおもてなしを考えることが大切です。
この記事でご紹介した成功させるコツや、70人の結婚式におすすめな演出を取り入れて、思い出に残る1日にしてくださいね!