ウエディングドレスといえばロングトレーンがいい！でも、会場との相性やコーディネートが気になる、という方も多いのではないでしょうか。
ロングトレーンのウエディングドレスは、豪華で気品漂う魅力的なデザインです。しかし、すべての会場やコーディネートに似合うわけではありません。
「ロングトレーンドレスの選び方を知りたい」
「ロングトレーンドレスが似合うのはどんな結婚式場？」
「ロングトレーンドレスが似合う花嫁になりたい！」
この記事では、ロングトレーンのウエディングドレスについての基礎知識を元ドレスコーディネーターがご紹介します。さらに、ベールやヘアスタイルとの相性や、ドレスラインによっての違いも解説。
ロングトレーンが気になる、という方はぜひ参考にしてくださいね。
ロングトレーンドレスの基礎知識
ドレス試着に行くと、よく耳にするようになるのが「トレーン」という言葉です。なんとなく知っているという方もいれば、あまり聞き馴染みがないという方もいるでしょう。
漠然とロングトレーンが素敵、というイメージを持っている方も多いかもしれません。
まずは、トレーンやロングトレーンについて基本的な知識を知っておきましょう。知れば知るほど、より魅力的に感じられるかもしれませんよ。
トレーンとは？
トレーンとはドレスの後ろの裾部分、床に引きずっている箇所を指します。英語で列車を意味するトレインが由来となっており、列車のように見えることが語源と言われているようです。
一般的なウエディングドレスにはトレーンがあることが多く、特に長い裾を持つドレスはロングトレーンと呼ばれます。取り外しができるデザインのものもあり、ドレスの印象を大きく左右する要素の1つです。
ロングトレーンの魅力とその歴史
ロングトレーンは優雅で美しいシルエットが人気で、古くから愛され続けているデザインです。
溯ると、12世紀ごろ身分が高いプリンセスが着用したことが始まりだといわれています。当時は位が高いほどトレーンを長くするという風習があったようです。
もちろん現代では、身分などに関係なく好みに合わせて、トレーンの長さを自由に選べます。挙式会場やスタイルに合わせて、ロングトレーンを楽しみましょう。
ロングトレーンが似合う会場とは？
ロングトレーンのドレスは、合う会場と合いにくい会場があります。もちろん好みの会場で好みのドレスを着るのが一番ですが、総合的に見たバランスの良さも大切にしたいポイントです。
ロングトレーンのドレスが似合う会場はどのようなものなのか、具体的に知っておきましょう。
バージンロードが長いチャペル
トレーンの長さにもよりますが、長いものでは2メートル近くになるものもあります。長いトレーンを長いバージンローに引きずって歩く姿はとても美しく、写真映えもバッチリです。
しかし反対に、バージンロードが短めのこじんまりとしたチャペルや、レストランウエディングなどには合いにくい場合も。トレーンの長さで会場が狭く見えてしまったり、物理的に会場内を移動し辛い心配もあります。
荘厳な大聖堂
ロングトレーンのドレスには、神聖な古来からのウエディングドレス、といったイメージが持たれやすいです。そのため、大聖堂などの荘厳な雰囲気の会場には特に相性が良いでしょう。
ロングスリーブデザインのドレスなら、大聖堂ならではの天井の高さや会場の広さに負けない、優雅な雰囲気が作れます。
格式あるホテル
流行り廃りがないロングトレーンのデザインは、格式高いホテルウエディングにも合わせやすいです。王道のエレガントな装いが、ラグジュアリーなホテル空間にとてもよく似合います。
ホテルウエディングらしい豪華で華やかなテーマにする場合にも、ロングトレーンンは映えること間違いなしです。
ロングトレーンとベールはどう合わせる？
ロングトレーンを選んだ場合には、それだけでも十分華やかに見える場合が多いため、ベール選びに悩む人も多いです。ここでは、合わせやすいベールの長さやデザインをご紹介します。
ベールの長さについて
ベールには様々な長さがあり、短いものは腰丈、長いものは3m以上のものもあります。ロングトレーンのドレスは、比較的どんな長さのベールも合わせやすいのが特徴です。
腰丈のベールを合わせると軽やかで清楚な印象になります。一方、ロングベールを合わせるとゴージャスで重厚感あるコーディネートが完成。
どちらにもそれぞれの良さがあるので、好みや会場の雰囲気によって選ぶのがおすすめです。
デザインについて
ベールはシンプルなものから、ビジューやレースで装飾が施されたものまで幅広いデザインが存在します。その中でも、ロングトレーンのドレスには、あまり飾り気のないシンプルなデザインが相性が良いでしょう。
シンプルなベールは、トレーン自体の美しさを引き立て、上品なウエディングスタイルを叶えてくれます。
ロングトレーンに似合う髪型とは
ロングトレーンのドレスに合わせるヘアアレンジは、定番のアップスタイルがおすすめです。長いトレーン部分で縦のラインがすでに強調されているため、スッキリとしたまとめ髪は相性ばっちり。
ティアラやボンネなどのアイテムもとても似合うドレスのため、王道の花嫁スタイルを目指してみるのもいいかもしれません。
ロングトレーンドレスのデザイン
ドレスには、大きく分けると、
といった種類のラインがあります。
どのドレスラインもトレーンの長さは様々ですが、それぞれのラインによって印象は大きく異なります。ラインごとのロングトレーンの違いを、しっかり把握しておきましょう。
Aライン・プリンセスラインのトレーン
Aラインとプリンセスラインのドレスは、ロングトレーンのデザインも多く、定番のデザインともいえます。体型や身長を選ばず、比較的だれでも着こなしやすいデザインです。
ドレス自体にボリュームがあるため、ロングトレーンのデザインになると、さらに華やかな圧巻のデザインになります。
スレンダーライン・エンパイアラインのトレーン
細身のスレンダーラインとエンパイアラインのロングトレーンドレスは、エレガントで女性らしいデザインです。身長などで着る人を選ぶドレスですが、生地感によって雰囲気が大きく変わるので、様々なデザインを着てみてください。
パリッとハリのある生地は凛とした雰囲気を作れます。対象的に、チュールやオーガンジーなどの柔らかい生地は軽やかな優しい雰囲気を楽しめますよ。
マーメイドドレスのトレーン
憧れる人が多いマーメイドドレスにもロングトレーンのデザインがあります。とにかくシルエットが美しく、優雅で品のあるデザインが特徴です。
ロングトレーンのデザインは、トレーン部分に目が行きやすいため、シンプルなデザインよりも着こなしやすいでしょう。
総レースのトレーン
ウエディングドレスの素材にはシルクやチュールなどがありますが、総レースのトレーンが持つ繊細さは他の素材にはありません。美しい模様をまとった花嫁は誰もが見とれてしまう美しさがあるでしょう。
まとめ：ロングトレーンドレスを着こなそう
ロングトレーンのドレスには、会場やコーディネート、ヘアスタイルなど全体的に王道のスタイルが似合います。しかしご紹介してきた通り、一口にロングトレーンといっても、ラインや生地によってデザインは大きく異なるのが特徴です。
自分にはどのようなドレスが似合うのか、会場はどんなスタイルと合わせやすいのかをじっくり考えてみてください。ドレスによって様々な個性があるため、自分らしさを織り交ぜながらコーディネートを見つけましょう。
